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はすみ
はすみ
@usagibooks
  • 2026年1月25日
    スター
    スター
  • 2026年1月24日
    東京都同情塔
    東京都同情塔
  • 2026年1月12日
    正欲
    正欲
    人間の基本的欲求には食欲、睡眠欲、性欲の3つがあると言われている。食欲と睡眠欲は裏切らないが、性欲は裏切るというか、そこに正しさが求められてしまう。 この小説には、水フェチという非常に変わった性欲を持つ男女が数名登場する。彼らは自分の欲求が世の中で認められないことを知っている。彼らはその欲望を誰かと共有したい、つながりたいと思って生きている。正しくないとされる欲を持つ人たちだって、つながりたいのだ。しかし、そんなつながりがそもそも成立しにくい世界で、彼らは絶望しながら生きている。 私は、「多様性」という言葉の思いもよらない薄っぺらさに気づかされた。近藤八重子という大学生は、自分の容姿コンプレックスと男性恐怖を恥だと感じつつ、みんながそれぞれ生きづらさを抱えているのだと訴え始める。だが水フェチの人たちと決定的に違うのは、八重子の生きづらさは社会的に通訳できる生きづらさだという点だ。理解できる生きづらさだけが、多様性として話を聞いてもらえるのだ。水フェチである諸橋大也と繋がれるはずもないのにそれに気が付かず、つながろう、話し合おうと、善意を無自覚に押し付けてくる。 一方で、圧倒的なマジョリティ側の存在として、啓喜と矢田部が登場する。彼らは水フェチのような存在を想像すること自体が難しく、仮に話しても決して理解しないだろう。一方で、マジョリティ側である啓喜も家族から「あなたには理解できない」と拒絶されてしまっている。マジョリティだからといって繋がりたい人と繋がれるわけではないのだ。理解できないものを排除する側の人間もまた、息子から排除されているという皮肉な構造からは人間の普遍的な断絶というものを感じた。 結局、登場人物それぞれに、自分なりの欲望と向き合う必死さ、理解してもらえない辛さがある。全員の立場が違い、信じていることも違う。そしてそれは、話し合ったりつながったりすることで簡単に埋まるものではないのだと思った。多様性、理解し合う、という言葉は簡単に言えるが、想像できないレベルの差異は、理解ではなく不快で処理される。人は結局、自分とある程度似た人、自分の理解できる範囲の人としか、つながり合うことも理解し合うこともできないのではないか。
  • 2026年1月3日
    イン・ザ・メガチャーチ
    人は、コミュニティーとストーリーによってこうも簡単に何かに偏屈的にまで熱狂してしまうものなのかと怖くなった。情報の断片から、想像し、共有し、物語を作るまであっという間だ。 私も中年になり、また海外に住んでいると言うこともあり、家族はいるとはいえ孤独を感じることがある。私も何か刺激されるような物語があると、クラっとしてしまいそうだ。 それにしても、浅井リョウの現代社会を観察し、小説に編み直す、その言語能力の高さには驚くばかりだ。本当にこの人はすごい。まだ未読の作品もたくさんあるので今年は色々読んでいきたい。
  • 2026年1月1日
    プロジェクト・ヘイル・メアリー 上
    プロジェクト・ヘイル・メアリー 上
  • 2026年1月1日
    夜と霧
    夜と霧
  • 2026年1月1日
    BUTTER
    BUTTER
  • 2025年12月17日
    スピノザの診察室
  • 2025年12月13日
    殺人出産
    殺人出産
  • 2025年12月4日
    生殖記
    生殖記
  • 2025年12月1日
    世界99 下
    世界99 下
  • 2025年12月1日
    世界99 上
    世界99 上
  • 2025年11月1日
  • 2025年11月1日
    国宝 下 花道篇
  • 2025年11月1日
    国宝 上 青春篇
  • 2025年11月1日
    火車
    火車
  • 2025年11月1日
    奪われた集中力
    奪われた集中力
  • 2025年11月1日
  • 2025年11月1日
    コンビニ人間
    コンビニ人間
  • 2025年11月1日
    正体
    正体
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