死にたくなったら電話して
45件の記録
歯@zettaigokakuc2026年5月27日読み終わった『あなたが私を竹槍で突き殺す前に』に備えて、同著者の有名書を読みました。 2000年代のニヒリズムの極地 現代の男女の心中物語 初美の、「魔女裁判で魔女を好きに裁いて殺した裁判官も、何も罰されることなく死んだ」という話に悶々とする。世の中には、クズみたいな人間が何人も生きている、という考えには同意する。そこで無気力になるのも分かる。 読者は、文章から主人公の身体に入り込み、初美の価値観に吸い寄せられる感覚(恐らく、作中の登場人物達と同じように)を、味わう。次第に性欲も食欲もなくなっていく。初美の台詞は基本的に長いのが特徴であるが、その文法は淀みなく端正で、的確な語彙に、関西弁のリズムが心地良い。そうして彼女が作中の人物たちに伝える言葉は、読者の私たちに伝わる。初美の彼氏、彼氏の友達、キャバクラの客、同僚、そして、私が、全員、初美に傾いていく。大きな引力を持ちながら、初美の生命力は尽きていく。 ①どうして?と思うこと。終盤の、「車を買ったのに」という台詞がすごく気になる。諦めてなかったんだ、と思った。社員に送ったメールの内容を読んで察する通り、初美は生きたくて、徳山に近付いた?この人となら、生きたいと思えるかもと。でも、虚無感に勝てなかった。というか徳山が負けた。どんな人間が、初美の虚無に打ち勝てたのか? ②読み始め当初は、主人公の男を初対面からいきなり気に入る美しい若い女性の初美に対して、(またマニックピクシードリームガールもの?)と思った。読み進めていくと初美の底知れなさに好奇心がそそられて、次第に怖くなる。単純なヒロインでないことに気付く。 ③2人とも外見が優れているという設定だったので、完全に没入は出来ず、やっぱりどこか冷めた目でいた。かたちが綺麗な人間の苦悩、縁が無さすぎる。腑抜け共、と思ったりもする。ここに書かれていることは、全く私の苦しみではないし、遠く離れた人間の話すぎて、そうですか、と、思う。2人とも壮絶な過去を送っている訳ではないというのが余計虚無感を増長させる。 ニヒリズムに負けてなるものかって思いました。絶望は美しくないです。- 浅葱@asagi_97842025年3月27日読み終わった再読。初めて読んだのは確か10年近く前。図書館で借りた本だった。文庫本になっているのを本屋さんで見かけて、懐かしい気持ちになった。内容はほとんど覚えていなかったけれど、結構な衝撃を受けた記憶はあって、強く印象に残っていた一冊。こうやって読むとなかなか掴みどころのないおはなしだな、と思った。主人公の男がとにかく嫌な男で好きになれない。けれど、また10年後に読み返しそう、懐かしさで。
文音こずむ@ayanekozumu2025年3月6日読み終わった難しかった!今までにない読後感。私は別に初美が変とは思わないタイプ。普通では? こう、いつも考えてしまうのだけど、分かり合えない人同士が出会ったらどうしたらいいいいのだろう うーん、なんか、この物語の言いたいこともわかる。けど、どうしたらいいのだろう。好きな人にはすごい刺さる

曖昧模糊@sukonbu_uo_ou_2021年9月21日かつて読んだ落ちるとこまでとことん落ちていく2人の男女の話。 本当に大好きな話。 落ちていくのは本当に楽で、ある種、快楽とも取れる。 のかもと思った。






























