ひみつのしつもん

56件の記録
- hiroko@hiro__ys2025年10月9日読み終わった岸本さんのエッセイ2冊目。ずっと現実と夢の混ざりあった空気感のまま進んでく。場所にフォーカスしたエッセイはそれがしっくりきたけど、日常にフォーカスするとちょっと肌に合わなかったかも。
- 汐見@siomi2509272025年10月5日読み終わった翻訳家・岸本佐知子さんのエッセイ。 もうとてつもなく面白かった。funnyな意味で面白い、それ以上でも以下でもない。意味とか教訓とかたぶんない。やけに頭に残る話はある。 不思議な世界への入り口がたくさん並んでいて、その玄関先から漏れてくる香りに次々に触れさせてもらった感じ。 電車でにやけが止まらなくて本で顔を隠しつつ読んだ。 とめどない妄想それ自体が面白いのに、しっかりした文章で真面目に書かれてるシュールさが完全にハマった。 こんなに楽しいものが文庫版800円弱で買えて、軽くて持ち運びもしやすいというのは最高だなと思った。合わない人も(もちろんどんな本でもそうであるように)いるみたいなので、責任は取れないけど激推しです。 絶妙な挿絵もとても好き。イラスト、装丁がクラフト・エヴィング商會さんだそうです。
- h.@32hitomi2025年9月23日読み終わった★★★★☆ 重めの本の合間に息抜きとして読んでみた。 連想ゲームのように繰り広げられる筆者の妄想ワールド。 自分も常に何かを考えることがやめられない、無駄な妄想大好きな人間なので共感しつつ楽しく読めた。
- うねうね@73uneune2025年8月13日読み終わった🥟🥟🥟 岸本ワールド全開。面白いんだけど、頭の中で考えていることを直接流し込まれてるみたいな感じが苦手だった。エッセイからシームレスに妄想が始まるのが凄い。
- Yukinoue@screamoon2023年12月12日旅先の香川県の駅中の本屋さんで、何かしらの力が働いてとって、迷い込んだキシモトワールド。前々から、ねにもつタイプ、なんらかの事情と、読んでみたかったのだけど、その本の著者が岸本佐知子さんであることと、数々の海外文学の翻訳をされてる岸本佐知子さんであること、全てが何一つ繋がってなかったので、驚いた。秘密の質問の岸本佐知子は、あの岸本佐知子さんだったんだ。 そしてそんな岸本佐知子さんの頭の中を垣間見えたかのような気がする、短編集のようなエッセイでした。特に好きだったのは、新しいツボ、海賊の夢、サークルK、ひぎる、友、会員、羊羹、たき火、夏、赤いリボン。 不穏な切ない、なんか思い出せそうな、得体の知れない、見て見ぬふりして、忘れたふりした何かが、ぽおっと見えそうになる、感じそうになる、雰囲気がそこにあるストーリーたちがとても好きだった。今日はほんとにジャックだったけど、なんやかんや、この時間になるともうだめ、あたしねもい、なんてこともきっといつか、こんなこと書いたことを私は覚えていない、キシモトサチコワールドにつれていかれ、訳のわからない言葉を教えられたのを。となるんでしょうか。 あ、そうそう、これがエッセイのようなものだとしたら、筆者は外にあまり出ていかず、色んなものに好まれない人として自分を描いて呟いているけれど、歯医者にいって、話が世界規模の歯センターにまでいけるなんて、本当に素晴らしい、と思った。自分が普段いかに同じような考えをして、変わり映えのしない思考回路を通っているんだろう、と反省。