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@rio_hon86
読書記録用📚️(2025.01〜) 小説が好き。読むのは遅い方。 遅いけど感想も書きたい。。。ゆるくやります🥞
  • 2026年4月23日
    そういうゲーム
    そういうゲーム
    1ページごとにいろんな人が、考え方が、人生が、ヨシタケシンスケさんの柔らかい絵と言葉で「そういうゲーム」としてギュッと表現されていた。 人がどんな価値観で何を大切にして生きているかは人それぞれで、私にとって譲れないものでも、あの人にとっては選択肢にすら入れていない、「そういう」ことがあって当たり前だよね、と寄り添ってくれるような絵本。ハッとして、反省して、安心できる部分がたくさんあった。 いわた書店さんの一万円選書の1冊目。
  • 2026年4月21日
    一万円選書
    事前に記入した選書カルテをもとに、一万円分の本を選んでもらう「一万円選書」というサービス。 ついこの間、幸運にもいわた書店さんの一万円選書を利用したので、選書いただいた本を読む前に書店主の岩田さんの著書を読もうと決めていた。 一万円選書が生まれた背景、町の本屋の役割や本・読書に対する思い、選書した読者に対する優しさ、温かさ、誠実さが伝わってきた。 「本はいつだって、弱者や少数派の味方ですから。その人の背中を押してくれる言葉や文章が見つかるはずなんです。」 「本の中には、簡単に説明できない複雑な物語、要約できない気持ちなんかが書かれている。実際に読んではじめて動かされる感情があるはず。そういうものが「生の読書体験」なんです。」 この文章を読んだ時のうれしさというか共感というか。自分の読書観に響く部分がたくさんあった。 いわた書店さんに、岩田さんに選書していただいて本当に良かった。紙の本も、読書も、本屋という場所もやっぱり大好きだなと思った。
  • 2026年4月19日
    会社を綴る人
    会社を綴る人
    仕事ができない主人公が、唯一の特技である文章力で、会社に所属する人々と関わり、影響を与え合う物語。 とにかく主人公・紙屋くんが魅力的。壊滅的に仕事ができないんだけど(それはもう本当に…笑)、腐ってなくて、鈍感でもなくて、優秀な兄がいても卑屈にならず、むしろちょっとしたことで相談のメールしちゃうくらいに頼りにしていて。自分の中にしっかり一本芯がある。素直なことって大事だなぁと思わされた。 作中の「言葉は書き手が思っている以上に読み手の心に響くものだと思う。」「たとえ天才的な才能がある人だって書く時は指先にすべての体重が乗っているはずだ。」という紙屋くんの考え方がすごく好き。 登場人物もれなくみんなキャラが良いんだけど、主人公が作品の真ん中にちゃんといて、速度は違っても同じ方向に走ってる一体感があった。 最上製粉という会社自体に温かみがあるのも良かった。みんな、会社と誰かのことを思って動いていたと思う。後半の社長のスピーチはすごく熱かった。 テンポ感も良くて、読んでる間ずっと楽しかった。読み終わった後、働いている全ての人達の背景を想像してしまうような作品。
  • 2026年4月12日
    「好き」を言語化する技術
    せっかくReadsをやっているならと思い、今年から読了投稿に感想も書き始めた。でもいざ書いてみると、なんかふわっとしてるなぁ…と思い悩んでいたところ。もっと自分から出た言葉で表現したいのになぁと。 この本はまさにそんな私にとって、教科書のような、お守りのような本になった。結局どこかで、見えない他者の感想や言葉を勝手に意識していて「自分の言葉って大丈夫ですかね?あってますかね?」って顔色を伺ってたんだと気付いた。読了後からは、他者の感想は自分の感想を書き終わってから読む!自分に特に響いたところを細分化する!を意識するようになった。 『いつかやってくる「好き」じゃなくなる瞬間を見据えて、自分の「好き」を言葉で保存しておく。すると、「好き」の言語化か溜まってゆく。それは気づけば、丸ごと自分の価値観や人生になっているはずです。』という第2章の文章が心に残った。 「好き」だけに限らず、本の感想に限らず、文章に限らず、誰かに何かを伝える時は、まずは自分の言葉で、と今まで以上に思えた。
  • 2026年4月11日
    出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと
    作者の花田菜々子さんの実体験を元に書かれた私小説。 Readsで見かけて、タイトルだけで絶対おもしろい!と確信してその日の内に本屋に買いに行った。大正解だった、すごくおもしろかった。 とにかく花田さんの行動力に圧倒される。本への思い、向き合い方に熱量も感じた。一人一人に真摯に選書されてたんだなと思って、本好きとして感動する。 人に本をすすめることって本当に難しいと思っていて。作中の「その人のことがわからないと本はすすめられないし、本のことも知らないとすすめられないし、さらに、その人に対して、この本はこういう本だからあなたに読んでほしいという理由なしではすすめられないんじゃないかとも思う。」という言葉、後半の理由付けの部分がすごく腑に落ちた。押し付けちゃだめなんだよね、すすめる人のことを知り、考えること、思いやることが大切なんだなと思った。 読了後、花田さんがオーナーをされてる高円寺の蟹ブックスさんにも行き、そこでもまた感動。すごくすてきな本屋だった。大型書店では見逃して出会えなかったであろう本とも出会えた。誰かのための、私のための本が絶対ある書店だと思った。購入した本を読み終えたらまた行きたい。 本との出会いも一期一会だと思っているので、目にとまった方にこの本と書店の素晴らしさが届くといいなぁ。
  • 2026年4月5日
    満願
    満願
    ミステリーは長編で一気読みするもの、というイメージがあったけど、短篇でもこんなに引き込まれるなんて…という驚き。6つのミステリー短篇、全てどこか不穏な雰囲気が漂っていて、ぞわぞわして、すごくおもしろかった。 「柘榴」は登場人物全員に不快感を抱いて嫌な気持ちになりつつ、なんだこいつら…と思いながらもさくさく読めた。 「万灯」が特に好き。貧しさ・豊かさについて語る部分が印象的だった。
  • 2026年3月29日
    雨と夢のあとに
    何年も前にドラマ化されて大好きだった作品。 ドラマは雨が中学生か高校生くらいの設定だったなとか、物語の展開、ラストもしっかり覚えていたけれど、小学生の主人公・雨の視点で、雨の心の声として語られて物語が進んでいくのが新鮮でおもしろかった。 小学生だからこその、雨の切実さ、真っ直ぐさが、あの文体によってより際立って伝わってきた。「わたし、車にはねられて死にかけた猫を見て、気持ち悪いって通り過ぎるひとより、かわいそうって通り過ぎるひとのほうがぜったい許せない。だって、関わるか、関わらないかでしょう?」とか、ハッとするような言葉が多くて。 美しいだけではなくて、大人のドロっとした部分も描かれていて、父と娘の感動物語で収まってないところがすごく好き。 ようやく原作を読めてうれしかった…本は紙派なので、もう半分意地になって探してた本だったので…笑 ドラマも見返したい。
  • 2026年3月28日
    凍りのくじら
    凍りのくじら
    「少し・不在」な高校生の女の子が、「少し・不思議」な出来事を通して、自分と向き合う物語。 主人公にここまでシンパシーを感じて読んだ小説は初めてかもしれない。 主人公と別所さんと同じく、2人の言葉を借りるなら私も「父親に捨てられた娘」で。主人公の誰とも深く関わることを避けるような生き方も身に覚えがあって。 「3組に1組は離婚してる」とか、「今時片親家庭はよくある」とか、人からも言われたり、自分にも言い聞かせてきたけれど、そうか、やっぱりあの頃の私は悲しかったし悲しくて良かったんだなと思えて、この物語のおかげで誰にも言えなかった自分の気持ちに折り合いがつけられて、救われた気持ちになった。 作中の「大事なことは、全て、『ドラえもん』と藤子先生から。確かにそうだ。だけど、違う。私はその世界を、あたなを通じて知った。お父さん、私はあの優しい世界をあなたから教わったのだ」という文章に全て詰まっていた。 ドラえもんも、ひみつ道具も、すごく良く効いてる。ドラえもんの存在で、物語がビターになりすぎず、マイルドに優しくなってるように思う。 毎週観てたドラえもんを観なくなって、いろいろ経験して大人になった今だからこそ、読めて良かった作品。
  • 2026年3月8日
    お夜食処おやさいどき 癒やしと出逢いのロールキャベツ
    タイトルの中の「ロールキャベツ」に惹かれて表紙買いした小説。 ごはん系小説はたくさん読んできた。どの小説もそれぞれ味わい深くておもしろい。疲れた時、辛い時においしくてあたたかいごはんに癒される、救われる、人生が前向きになる、こういうのがいい、こういうのが読みたいって日がある。 まさしくそんな時にぴったりな作品だった。ロールキャベツが物語の中で、主人公と店主にとって大切な位置づけがされていたのも良かった。他の登場人物も魅力的で応援したくなる。満腹の時の満足感、シリーズ化してほしいなぁ。
  • 2026年3月3日
    薬指の標本
    薬指の標本
    「薬指の標本」は、抜け出せなくなる、逃げられなくなる恋愛の危うさ・怖さを感じた。弟子丸氏の言動がいちいち怖い。ヒトコワ系とも読めるけど、読み終わるとやっぱりこれは恋愛小説だと思った。 「六角形の小部屋」の方が好み。自分と向き合うこと、自分の気持ち・考えを言葉にして口に出すことは、語り相手が自分であってもすごく体力がいることだと思う。自分が今、あの語り小部屋に入ったら何を語るかなと考えてみる。
  • 2026年2月28日
    レイモンさん 函館ソーセージマイスター
    函館が大好きで、昨年の函館旅行中に函館栄好堂 丸井今井店さんで購入した小説。 函館の有名なソーセージを作ったカール・レイモンさんと、妻のコウさんの物語。 訪れたことのある函館名所、知っていた歴史の見え方が広がって、すごく良い読書体験だった。 日本ハムとの関わりも初めて知ることばかり、今後シャウエッセンを食べる時は、きっとレイモンさんが思い浮かぶんだろうな。 今年も函館旅行の予定があるので、レイモンハウスは絶対行きたい。函館がまた好きになった。素敵な小説でした。
  • 2026年2月24日
    愉楽の園
    愉楽の園
    序盤はなかなか物語に入り込めなくて苦戦した。 恵子にあまり感情移入出来なかったけれど、最後の1ページの決断には震えた。 タイの風景と、登場人物達の思惑、感情、生き方を濃密に感じられた作品。 作中の「私が恵子へ求めた私への感情は、静かな好意が、いつか深い愛情に変わることだった」というサンスーンの言葉がいいなと思った。
  • 2026年2月7日
    ガーデン
    ガーデン
    終始ひんやりとした空気が漂ってるような作品だった。 主人公にあまり感情移入はできなかったけど、主人公の「自分の庭、自分の世界を誰とも共有しようとしない」、「理解してほしいとも思わないし理解されなくても良い」的な頑固な部分は少しだけわかるかも…と思った。 好きなもの、大切にしてるものは、話して否定的な返答があると「言わなきゃ良かった」と後悔するんだけど、それでもやっぱり誰かと分かち合いたいのは自分が女性だからなのかな。 最後の最後、主人公が変化しようとしているところ、自分の庭を壊そうとしているところで物語が終わるのも良かった。尾崎世界観さんの解説も素晴らしいです。
  • 2026年1月31日
    ランチ酒
    ランチ酒
    どんな時でもお腹はすくし、食べないと生きていけない。食事は生命維持のためだけじゃない、生きる上で大切な役割を持っていて、悲しみを癒したり喜びを増やしたりすることを身を持って知っているからこそ、こういう小説が心に響く。続編も読もう。
  • 2026年1月28日
    新宿の猫
    新宿の猫
    終盤の主人公と夢ちゃんがお互いに宛てた詩が美しくて温かくて、薄暗かった過去も迷ったことも会えなかった歳月もすべて無駄ではなかったんだよねと思えた。人に傷つけられても、その傷を癒やすのも人なんだなとしみじみ。
  • 2026年1月25日
    やさしいがつづかない
    やさしい=性格が良い、ではなくて、やさしい在り方だったり、やさしくなれない時、やさしくない言動を受けた時の状況と環境を整理するための考え方が大切なんだなと思った。
  • 2026年1月25日
    喜嶋先生の静かな世界 The Silent World of Dr.Kishima
    自分とは縁がない、やりたいことに夢中になれてる人達の話だと思って読んでいたけど、向こう側だと思っていた主人公に対して途中から共感できていることに気づいた。おもしろかった。終わり方がすごく好き。
  • 2026年1月13日
    時ひらく
    時ひらく
    三越が舞台のアンソロジー。 どの短編もそれぞれの作家らしさが出ていて、それこそ三越のお子さまランチプレートのような満足感。ファンタジーもタイムスリップもミステリーも家族も友情も成立する三越の大きさ・温かさ、すごい…! 伊坂幸太郎さんの「Have a nice day!」と柚木麻子さんの「七階から愛をこめて」が特に好き。
  • 2025年12月31日
    僕の神さま
    芦沢央作品の後ろ暗さの描き方が本当に好き。 主人公が小学生だからこそ、無力感、罪悪感がより素直に伝わってきた。 誰にも言えない、嘘をついて物事から逃れようとした時の心の重さ、自業自得だけど誰かのせいにしてしまいたい狡さ、そんな自分に失望する気持ち、どれも身に覚えがある。子供の頃も大人になった今も。
  • 2025年12月30日
    薬屋のひとりごと 16
    薬屋のひとりごと 16
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