ポストフェミニズムの夢から醒めて

ポストフェミニズムの夢から醒めて
ポストフェミニズムの夢から醒めて
菊地夏野
青土社
2025年9月11日
24件の記録
  • 女性の高学歴化や職場進出により男女格差はなくなり、フェミニズムは不要になったというポストフェミニズムを批判した論考集。 ポストフェミニズム時代においては、女性性は身体的資産とされるのでより女性性が協調されるという話は意外だったけど納得するものだった。 面白かったのが結婚と家事の分析で、ポストフェミニズム下では、男女の丁寧なコミュニケーションが重視されるコンフルエントラブが重視される。結婚により、女性の無償の家事労働は固定化され、女性の問題は家事と仕事の両立や子育てを楽しみながらできないことに矮小化される。 結婚は本来は異性愛規範に基づいた差別的な制度であることや、フェミニズムの目的は全ての人の平等を求めることが覆い隠される。元ネタのナンシー・フレイザーも読みたい。
  • natu
    natu
    @nantran_
    2025年11月12日
  • はな
    はな
    @hana-hitsuji05
    2025年11月7日
  • .
    .
    @chimdon
    2025年10月29日
  • 非戦時社会であれば、「善」のため「悪」をコントロールすることが標準だが、戦時社会では例外的な「悪」が「善」の内部に堂々と出現し、主流化するという。 “こうした状況においては、人々の信条に異議をとなえようとする批判的知識人は、単純な話、誰にも話を聞いてもらえない。その代わり、自分たちが「本質的に善」であるという、人々のもつ自己観を原則として反復し追認するだけの「追認主義者」とでもいうべき知識人が台頭することになる。(ハージ2008:111)“ (P215)
  • 木村久佳
    木村久佳
    @kuCCakimura
    2025年10月25日
  • utai
    utai
    @amanda_6250
    2025年10月22日
  • okabe
    okabe
    @m_okabe
    2025年10月18日
    既存のフェミニズム観を揺さぶるような本だった。 現在広く認識されているフェミニズムは、ネオリベラリズムに利用されたポストフェミニズムであり、女性は競争を強いられ、エリート女性のみが称賛される。その中で、フェミニズムが本来変革を目指すべき社会構造そのものは不可視化される。 ミクロの変革を飛び越えてマクロの変革を起こすことは可能だろうか。具体的な方法は見えない。
  • Blue moon
    Blue moon
    @mimosamimi
    2025年10月10日
  • 積み本lover
    積み本lover
    @marieeads
    2025年10月5日
    1999年くらいからフェミニズムに触れていて、一時期は団体など入っていたが、今はやめている。最近はフェミニズムを標榜するとしんどいことが多い。女性の極右首相が誕生しつつある中これは読んでおきたい本。
  • Chiico
    Chiico
    @chiiiiico
    2025年10月3日
  • socotsu
    socotsu
    @shelf_soya
    2025年9月22日
  • わ
    @wa_hon
    2025年9月21日
    夢中で読んでる
  • ゆうき
    @yuuuuuuki
    2025年9月18日
  • れお
    @koto914
    2025年9月17日
  • おまめ
    おまめ
    @satcher_n
    2025年9月17日
  • ひょんうく
    ひょんうく
    @nestra23
    2025年9月11日
  • くりこ
    くりこ
    @kurikomone
    2025年9月3日
  • annan
    annan
    @tsundokunoyama
    1900年1月1日
    ワイも「リーン・イン笑」という感じなのでぜひ読みたい。ネオリベオバケもいわゆる名誉男性ももうたくさん…
  • 論文集かと思ってたら、今まで寄稿した本をまとめたものだった。もう一冊のポストフェミニズムの本にすればよかったかも。とりあえず読むけど。
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