理解はできないが受け容れる、見守る、共鳴する、というコウコの姿勢が『家守綺譚』と共通する。　 後悔と赦し。　確かに神が『私が、悪かったねぇ』と言ってくれたら、くれていたら。 タイトルにエンジェルが３回。強い祈りと赦しを求める呟きに思えて、読了後タイトルを声に出して読んでみる。 短いがとても心に強く残る作品だった。読んでよかった。

神様と悪魔と天使 犠牲と排除

惹き込まれていっきに読んでしまったけれど、再読したらこの小説に仕掛けられた「からくり」（神田橋條治の解説より）にもっとたくさん気づけるのだろうな。少女と祖母、少女と少女の出会いと、そこからはじまる赦しのお話

なにこれ…すごい…… 天使か悪魔か。天使なんかいないと思う。 良い悪魔か良くない悪魔かではないだろうか。人間は。