渚にて
67件の記録
鳩原@biscuit79952026年5月24日読み終わった核戦争で北半球が壊滅。そこに住む人々も死に絶えたと思われたが、途切れがちに無線通信が送られてくる。オーストラリア海軍は潜水艦スコーピオンを派遣して、放射能に汚染された地への接近を試みる ……というあらすじだけ読んで、もっと冒険小説的な内容だと思っていたけれど、実際はものすごく濃い人間ドラマだった。潜水艦に乗って危険な北半球に向かう部分は全体の3分の1もなかったんじゃないだろうか。 だけど人物描写の厚みが凄くて読み応えが半端ない。後半は「えぇ……この人たち本当にあと100ページ足らずで皆死んじゃうの……??」とやるせない気持ちになりながら読み進めたし、やるせないまま締めくくられたのもよかった。 個人的に、潜水艦から逃げ出した乗組員が釣り人たちの冗談の種にされていた場面がしんどかった。何でかはうまく説明できないけども。

ノレイ@norey2026年5月23日読み終わった皆が死を受け入れ、来たるべき日に向けて生きている様がなんとも言えず良かった ワイン飲みまくったり来年の庭を考えたり、浮気しなかったり、矜持を見せてくれた 自分は今死んだら後悔するな…
Moonflower@Moonflower02262026年4月17日読み終わった第五章 〜 第九章 【感想】 映画は新旧ともにかなり前に見ていたものの、原作は未読のままだった。 じっくり、丹念に登場人物とその周りの状況を描いていくあたり、同著者の『パイド・パイパー』とまったく同じ呼吸で何だか嬉しくなった。その分、物語の速度はゆっくりになるものの、だからこそ会話の妙や描写の簡潔さ的確さに唸らされる。 終末SFながらも、阿鼻叫喚の地獄絵図は一切ない。それこそ、気持いいほどまったくないのだ。その代わり、「確実な死を前にした」人びとが如何にしてその時まで生きた/生きようとしたのか、実に丁寧に描いている。読んでいて、時に胸が潰れそうにくらいに。 それなのに、あるいはそれゆえに、語りはカラッとしていて重さはひとかけらもなく、全般にわたって何とも言い難い「明るさ」が、それこそ、ある種の開き直りゆえの「明るい終末」が描かれている。 死の直前までいつも通りの生活を送ろうとする市井の人びとが、「さもありなん」という説得力でもってこの小説世界を生きている。その生活人としての「真っ当さ」は、終末でもないのにこの世の終わりの如く日々右往左往させられている現代人にこそ、より大きく響くのではないだろうか。
ココナッツ@hello_gen_10312026年4月15日読み終わった始終淡々とした描写が確実に迫ってくる終末を感じさせつつ、その中で流れる時間は詳細に描かれるのがとても良かった。 それぞれが最悪な運命を受け入れ、またそれまでを精一杯「キチンと」生きる過程にリアリティと、希望すら感じた。
wakaba@wakaba1012026年3月8日読み終わった終末世界物やポストアポカリプス物が好きな私にとって、核戦争直後の終わり行く世界を描いたこの作品は最近特に気になっている名作SFの一つだった。 劇的な展開は本当にまったくと言って良いほどなく、放射性降下物による終焉が来るまでの人々の生活が淡々と描写されている印象。 あと数ヶ月で皆等しく死に絶える、つまり生きる意味がなくなるという時、人はどうするべきなのかという問いを投げかけられているようにも感じた。 序盤はあまりにも何も起こらないので退屈すら感じるほどだったが、徐々にゆるやかな終末世界観にも慣れ、面白く読み進めることができた。 じわじわと尻上がり的に面白くなって行くタイプの小説
流浪の読書太郎@tavern-bird01482026年2月11日読み終わったディストピアネビルシュートネビルシュートのディストピア小説。 核戦争後の世界が舞台の話。 徐々に核汚染されていく世界で、残された時間何をして過ごすのか。 最期をどう迎えるのか。 ドワイトとモイラの関係は、歯痒くもやもやしたけどそういう付き合い方もあるんだな、と思ったり。 オズボーンのように好きなことに没頭して過ごしてみたり。 ホームズのように家族と過ごす時間を大切にしたり。 さまざまな登場人物の思いがありありと感じ取れて滅び行く世界の中で、平穏さの大切さも感じた。
siika@ska-no0022025年4月14日かつて読んだこの人生が終わる日まで、時々思い出しては噛み締める一冊。 「人として」生きて死ぬとはどういうことか考えさせられる。 どんなことがあろうとも、誇り高くありたいものです。
まと@limbus_992025年1月11日読み終わった見えないけれど確実に迫ってくる死……シチュエーションがとても恐ろしい。世界が終わるとき、自分ならどう生きるだろうと本気で考えさせられる。年のはじめに読むにはかなり重厚。しばらく引きずったが読んだ甲斐がありました。















































