小名浜ピープルズ

28件の記録
- ryoya@ryoya07072025年7月18日買った妙蓮寺の本屋 生活綴方で開催された小松理研さんと安達茉莉子さんのトークイベントに行ってきた。小松さんは地元福島を拠点に活躍する書き手であり、働き手の方である。彼の活動はどこか遠目に眺めていた。10年くらい前から知っているけど、お会いする機会が今までなかった。今回の綴方のイベントでお会いできて良かった。いまの自分が出会いたいと思う方だった。トークでは文体の話、場所について語ること、ケアとデザインについて、など書くことを中心に安達さんと話してくれた。彼らの考え方が好きだ。それは今までの自分に足りなかったもの、、、足りなかったというか、出会えてこなかったものだからだと思う。彼らはきっと「足りなさ」という言葉を使わない。 「ピープルズ」という連関の中で、小松さんが変化しながら書き留めた言葉に触れていきたい。読み終えたとき、また自分も少し変われているといいな。それが楽しみ。
- JUMPEI AMANO@Amanong22025年7月3日読み終わった就寝前読書お風呂読書10年を経た「震災後」を地元の人々はどう暮らしてきたのか。まさにそれぞれの暮らしが感情ののった言葉で綴られていた。 「ここから逃げられないのに、いつでも外に出られるんだって気持ちになれる。その感じ、小名浜っぽくないですか? 港って海に対して開かれてるから」(158頁) 「離れた数だけ、ふるさとができるっていうか」(197頁) ハッとする言葉がたくさんあったし、読み手によってハッとするくだりは違うんだろうな、とも思った。帯にある 〈ぼくらはみな、だれかの悲しみのよそ者だ。〉 という印象的な言葉と、本文で出会い直す。そういうことかと思う。読み終わったあとには、ぜひカバーを取り外してみてほしい。細部まで良い本だった。
- JUMPEI AMANO@Amanong22025年7月2日読み始めた就寝前読書お風呂読書「はじめに」を読んだ時点で、良いエッセイ集を買えたなあ、という手応えを感じる。88頁まで読む。 二つ目のエッセイ「処理水放出と海辺のまちの生業」に出てくる「生業訴訟」の訴状は、言葉が適切かはわからないけど、すごい文章。 四つ目のエッセイ「老舗温泉旅館に生まれた原子力災害考証館」は安田菜津紀さん『遺骨と祈り』ともリンクする内容だった。またこのエッセイは、「まちづくり」に関心のある人が読むときっといい。「まちづくりは失敗したなあ。まちづくりは本当に難しいね」(83頁)、「新しい国をつくるのも難しいと思うから、村づくりからもう一度やらないとダメだと思って」(84頁)。ある方の言葉。噛み締めたい。
- 榎本@enomotocas2025年6月3日読み終わった中途半端に悶えているが、中途半端ではない。2011年3月11日、いわき市は津波の被害が甚大であった。それは相対的なことではない。私は見た。しかし、著者の中途半端さが問いを生み、問いをさらに問う。ふつうによいエッセイだった。
- まふゆ@mafuyu_uuuuu2025年5月24日買った@ 紀伊國屋書店 札幌本店里山社さんのほかの本を買おうと調べているときに知った一冊 発売したらかならず買おうと思っていたので手元にむかえることができてうれしい◎
- ゆべし太郎@skikzy2025年5月24日気になる読みたい小名浜。子供の頃からずっと身近にあった地名。福島に生まれ育ち、震災時に(そしてその後も)そこに居合わせなかった者としても読まねばと思う。装丁を目にした瞬間泣けてきたのははなぜだろうか。