ユーモアの鎖国 新版
84件の記録
Rika@ri_books_2025年10月15日読み終わった石垣りんの詩から感じる生活の手触り、戦争が市井の人々に落とした影、そして自由への渇望。 このエッセイを通してその背景を詳しく知れたことで、これからよりいっそう深く彼女の詩を味わえるようになる気がする。 弟の出征時のエピソードに、どうしても「あんぱん」のヒロイン・のぶの姿を重ね合わせてしまう。 国とは、正義とはなんと脆いものだろう。



文箱@hubaco2025年9月7日読み終わった@ 本の読める店fuzkue初台交換読書会で紹介された本。圧倒的に鋭い、強靭な感性。戦中と戦後をこういう言葉で表現し続けた女性がいる、という事実に励まされる。武田百合子さんの文章を読むときの喜びを思い出す。




なかちきか@susie_may41412025年6月25日読み終わった教科書に載っていたエッセイという印象しかなかった石垣りん。結婚しなかった、子どもを産まなかった、ずっと事務員として働いた、と繰り返し書いていたんだなと知る。そしてそれに励まされる。



よしだ@30mm2025年6月25日読んでる“先日取りこわしをはじめた海上ビル旧館が全体白布に覆われているのをみた時はギョッとした。人間を葬送するカタチに似すぎている、と思って。” 全体に死の気配が漂っているのだけど、どこか飄々とした著者の文体が心地よく感じる。 ずっと独身であることを「かわり者」と自分で書きながらもどこか誇らしそうなのも、読んでいて嬉しい。






































































