千年の祈り
43件の記録
もぐもぐ羊@sleep_sheep2026年5月17日読み始めた読みたい本が多過ぎて途方に暮れていた時に、以前買ってさしておいたこの本を見つけた。 イーユン・リーが『自然のものはただ育つ』でピューリッツァー賞を受賞したと知って河出から出ている『さすらう者たち』の文庫を買おうといろいろ手を尽くしたけど、どこも在庫がなくて買えなかった悲しみがぶり返したので読みはじめた。 文庫は増刷されますか? このご時世なので紙やインクやその他の印刷にまつわるいろいろが足りなくて増刷できないとか? などと勝手に想像している。 そんなことしている暇があったら図書館で借りればいいのはわかってる。 そんなわけで読みはじめたのだけど、一話めからとてもよく、短編集なので林ばあさんのその後が気になる終わり方をしていて、余韻が残る。 タイトルの「あまりもの」に感じたのは、林ばあさんは普通なら不幸な身の上で行く先々で不遇なのだけど、それを全く不幸だと思ってなくて淡々としているしたまに幸せそうなこともある。 よく「残り物には福がある」というが、林ばあさん自身が「福」なのかもしれない。









Ayako@aya_rb2026年5月12日読み終わったまた読みたいイーユン・リーの他の作品もぜひ読みたい。 韓国文学もそうだけど、歴史というものを背負って書かれる物語って力強い。 その歴史というのは、改竄された歴史ではきっと書き割りのような薄っぺらになってしまうだろうと思う。 その時代を生きた名もなき人の声を聞いて紡いでいくような短編集だった。



Ayako@aya_rb2026年5月10日読んでる『息子』の一節。 「母親のことは愛しているが、自分のことはもっと愛している。母親の人生によけいな苦しみを持ちこみたくないが、かといって親孝行のために犠牲をはらうのもご免だ。」 なんかいい。 親だから、子だから、そういう社会が押しつける義務感や、”あなたのために”の暴走で苦しまないために、誰かを苦しめないために、自分の中にインストールしておきたい。


うゆ@otameshi_8302026年5月3日読み終わった初イーユン・リー。普通に読みやすかった。 どんな状況下にあっても親子関係というのは厄介なものだし、「恋」という一語に括ることのできないその人とその人唯一固有の関係がある。そういう短篇は好きだ。 だがやはり自由に物が言えないということ、常に抑圧され何かからはみ出せば命の危険があるということ、そういう世界で人々が失うもの、遠い世界のSFのようで現実に隣にあるその世界、あるいは近い将来やってくるかもしれないその世界を思わずにいられない。 新しい言語を手に入れなければ、新しい自分にならなければ、自分のことを自由に語ることもできないというのは重く壮絶なことではないだろうか。そしてそれは中国という国の、その言葉や歴史の重さ、深さでもある。その歴史を言語を愛しつつもときにそれらから解放されて軽やかな新しい言葉で喋ってみたいというのも少しライトな意味だがわかる気がする。 イーユン・リーの作品はもう少し読んでみたいです。




















































