アイドルだった君へ
89件の記録
まいご@maigo2025年10月27日読み終わった最初から最後まで楽しく読んだ。アイドルが主人公の話には焦りを感じ、ファンが主人公の話になると途端に世界がゆっくりになった。 へいせいさんじゅうねん……? 価値観がなんにも変わってないかもしれない。 ・くたばれ地下アイドル 斜に構えた高校一年生女子が、アイドルにサブカルを仕込む話。 つっっよ。さすが「女による女のための〜」……。さっき読んでた檸檬のころに近いものを感じたり感じなかったり(双方に失礼)。 ・犬は吠えるがアイドルは続く アイドルに興味のなかったかっこいい(かわいい)希と、アイドルだけを目指してきたかわいい(かっこいい)蘭の、ノンシャラン。淡々とした展開がめちゃくちゃ早い。 面白かった。永遠に読める。時間が進まないでほしかった。 ・君の好きな顔 文学サークルでキャメルを吸っていた晶、に憧れていた夏子。大学時代の晶はアイドルなんか嫌いだったはずなのに、五人組国民的アイドルの赤色・瀬尾くんが、営業職の晶の生きがいになってしまっていて。 変わってしまった晶に覚える疎外感、あるいは自分のアイドルだった晶を疎外している、みたいな。わっかり〜。そんな経験はないけど。 ・アイドルの子どもたち アイドルだった母親の娘、アイドルだった母親の息子たち。実際に芸能活動をしている井澤秀平がほとんど一切出てこないのが印象的。脚の太さが気になるお年頃、の描写が最高のスパイスだった。恵まれた環境だなと思う。運命であってほしかった。 ・寄る辺なくはない私たちの日常にアイドルがあるということ エッセイ……?? 「お腹は空かないけどアイドルは空いた。さっさと補充して早く寝たい」
紙村@kamimura_2025年9月13日読み終わったクラスメイトの地下アイドル男子に恋とも嗜虐ともつかない執着を向ける女子、アイドルになりたくて仕方なかった女の子と、アイドルに憧れたことがない相方の女の子、親友の推しの顔真似をすることで関係を保とうとする女子。ぜんぶおもしろい。小林さん、『私たち一生最強』もそうだったけど、女性同士の関係性を書くのが最強に上手い〜最強です

橙@daidai2025年8月28日読み終わったアイドルとはなにか。 ファンとはなにか。 推し活とはなにか。 考え直すきっかけになりそう。 アイドル自身の話、アイドルの子どもの話、アイドルを推すファンの話。 最後の『寄る辺なくはない私たちの日常にアイドルがあるということ』が特に好き。
猫@mao10122025年6月30日読み終わった『推し』や『アイドル』にまつわる短編集。消費的な『推し活』は不誠実なのだろうか?見る側と見られる側の対比が描かれており、現代らしい悩みをサブカル的な文章でまとめている。そもそも"消費的"って何なのだろうか。

あべ@abe2025年5月28日読み終わったアイドル、偶像、推し、祈り、消費、愛。 言葉を変えて、姿を変えて、他者を理解することの難しさを表した5作。それはある種の無駄だとも書いてて清々しい。 虚構のなかに時々混じる、鏡を見ているような日常加減が“アイドル”を感じさせて何故か辛くなった。 『寄る辺なくはない私たちの日常にアイドルがあるということ』が読んでてズーンときた。
あのね@inu_daifuku_2025年5月20日読み終わったどんどんわたしのすきなアイドルが若くなっていくのはその "目の離せなさ" に取り憑かれているんだなと気付かされた。 わたしもいわゆる推しがたくさんいるタイプのオタクだけれど、推し方は神谷さんの言うところの「祈り」が一番近いと思った。お金を使うことで、わたしと推しがなにか少しでも好転しますようにという祈りを込めている。 「強い憧れを持ってアイドルを志してる子が圧倒的多数の女子ドルたちと比べて、男性アイドルは熱意のばらつきが激しいんです。親類や知人の勧めでオーディション受けて合格しちゃったのがきっかけでアイドルやってるっていう子が男性アイドルには結構多いんですよね。(中略)そういう子には、だんだんとアイドルという職業へのプライドや執着が芽生えていく過程があって、それを見守るのも醍醐味のひとつですね。男の子のアイドルのごった煮で歪なところ、面白いですよ。」わかりすぎる。 20年以上活動してる国民的アイドルグループのことを「良くも悪くも大団円感が強くて、漫画で言ったら第五部くらいまで完結してるだろっていう落ち着きっぷり」「アイドルっていう職業への覚悟とか、満足感とか、諦念とかが綯い交ぜになった貫禄」と表しているのを読んで、わたしもここまでの語彙でアイドルを語れたらたのしいだろなと思った。 短編集なのでオタク視点の話と非オタの一般人視点の話とアイドル視点の話、アイドルの子ども視点の話、いろいろある。結構ハードなので全アイドル好きには勧められないな〜… 「アイドルはさー、娯楽として即効性があるんだよね。小説も映画も、労働ですり減った頭にはまわりくどいんだよ。良い作品でも、気が滅入ることも多いしさ。アイドルはこう、血管に無理やりぶち込むみたいに効くから。」
あのね@inu_daifuku_2025年5月19日読み始めた「私は原宿が好きだ。みんなして明日のことなんて考えたことないような顔して思い思いの服を楽しんで着ていて、歩きづらそうな厚底で闊歩している原宿が好きだ。あそこを歩いている人間は、もしかしたらほとんど東京の人じゃないのかもしれない。東京の人は、わざわざ人の多い竹下通りなんて歩かないのかもしれない。埼玉から東京までの通学定期を握りしめ、それでも私は、東京と地続きの県に生まれて良かったと思う。」

おんあす@0O0Onars__2025年5月2日読み終わった読みやすさ☆5 光と闇をえがきたかったのかな アイドルは娯楽として即効性があるんだよね 小説も映画も、労働ですり減った頭にはまわりくどいんだよ ってフレーズがほんとうによかった
🍻@far_away_2025年4月16日読み終わったやっぱり「推し活」って日本語、きもちわり〜〜〜〜〜‼️と思った後に、そういう自分のオタク行為を正当化するような気持ちを捨てられない自分も気持ちわるいな…と猛省した 二つの気持ちの相反を行ったり来たりする、アイドルオタクとしてはなかなかキツい小説だった 私にとってアイドルを応援することは結構ちゃんと祈りだな…とも思いました


奈落の底@niku_tabetai2025年3月15日読み終わった色んな形のアイドル、色んな形の推し方があって面白かった( ˇωˇ )推しって生活を豊かにすることもあるけど推しの所為で病んだり同担拒否とか色々あるんだなあ……推し活って大変だ( ◜ω◝ )
































































