差別はたいてい悪意のない人がする

80件の記録
- 3am_sp@3am_sp2025年6月19日読み終わった最近のカジュアルな排外主義の蔓延を危惧して、ずっと見かけてはいたタイトルだったので手に取った。 「相対的剥奪感」、「能力主義のパラドックス」、「正義の範囲 scope of justice」、「市民的不服従」など、これから差別を語る/見つめるにあたっめ大切な概念を知れたと思う。
- つばめ@swallow32025年6月16日読み終わったこの本を読むまでは"差別"とは一部の過激な人によるものっていうイメージがあった。 例で挙げられていたようなデモで衝突があったというニュースを見ると、「わざわざもめるようなことをしなければいいのになあ」と思っていて、でもそれって差別されている人たちにこれまで通りで我慢すべきって思ってるのと一緒なんだなと気づいた。 "無知のためにしてしまった差別について、「そんなつもりはなかった」「知らなかった」「あなたが敏感すぎるだけ」と言いわけするよりは、きちんと理解する努力をすべきだったのに考えがおよばなかったことを、省察するきっかけにすることを提案する。" "私たちが生涯にわたって努力し磨かれなければならない内容を、「差別されないための努力」から「差別しないための努力」に変えるのだ。"
- 🌜🫖@gn8tea2025年6月14日読み終わった「私たちはそれぞれ違う位置に立っているので、おたがいに差別の経験を語りあい、傾聴を実践することで、いままで隠蔽され、あるいは慣れすぎていて見えていなかった不平等を知覚して、一緒に闘うことができる。私たちが生涯にわたって努力し磨かなければならない内容を、「差別されないための努力」から「差別しないための努力」に変えるのだ。これらすべての変化は、市民の自発的な努力によって、一種の文化的な革命としておこなうこともできる。平等な社会をつくる責任のある市民としての生きる方法を、市民運動に学ぶのだ。」 身近にあるけれど気づきにくい差別について、わかりやすく丁寧に解きほぐす。ただ、"悪意"なく"素朴"に差別発言をしてしまう方々が、この本を読むだろうか、読んで納得するだろうか、反省するだろうかと考えると……。
- nao@naosak2025年6月13日読み始めた積読だったけどようやく読み始めた。人権教育がほとんどなされていない日本においてこの本を義務教育の教科書にしてほしいと強く思った。時間をかけてじっくり丁寧に読み進めたい。 「だれかに対して「真に平等」に接し、その人を尊重するのであれば、それは自分の無意識にまで目を向ける作業を経た上でなければならない。いわば、自分が認めたくない恥ずかしい自分を発見することである。」
- shiho@kitano2025年6月3日読み終わった友人との会話で、非常にモヤモヤすることがあったのをきっかけに再読。 教育と差別の悲しい関係性も感じた。 p.84 教育とは本来、すべての人に成長の機会を与えるために存在するはずなのに、その本質的な機能が歪曲され、ある人には優越感を、ある人には劣等感を植えつけるシステムとなった。
- 本を閉じた。地球だった。@rousoku2025年5月22日読み終わったいい本でした。お隣韓国の本というのもいいかもです。国は違うけど状況は似てる部分もあり。自分のことだと既得権益を擁護する方向に倒れがちだけど、他国を通して自国を見ることで冷静に自国の状況を眺められそうな。 インターネットでよく見る差別を助長する言説に、直感では間違っていると思いながらも具体的になにが間違っているのか、どうすればいいのかが分からなかったんですけど、かなり整理できました。 差別をする側の事情にもある程度寄り添う姿勢もよかった。相互理解もだいじ。ある程度は。
- むとーり@inemuri2025年5月8日読み終わった「いい本」と思ったけど、この内容だと「一般的な日本人」が読むには難しすぎるな……という気持ちになってしまうのが、なかなか……しんどい。これがちゃんと読める人は既に気をつけているように思う。
- hina@hina13f2025年3月23日読み終わった@ 一乗寺BOOK APARTMENT「私はどこに立って、どんな風景を見ているのか」 韓国文学に必ずと言っていいほど登場する「広場」という概念の理解が深まった気がする