新版 いっぱしの女

新版 いっぱしの女
新版 いっぱしの女
氷室冴子
筑摩書房
2021年7月12日
69件の記録
  • かんぬ
    かんぬ
    @kannu-
    2026年8月4日
  • 紺
    @kon_
    2026年7月30日
    「女が女に憧れ、その憧れが生きる力になってゆく微妙な感情、泣きたくなるような思い──私はそういう感情が好きだし、いくつも経験している。だから、信じている。 幸が不幸か私は肉体的にはカンペキなストレートだけれど、精神的にはかなりの部分、同性愛的な傾向があり、それは断言してよいけれど、決してめずらしい特異なものではない。 女が女に、その社会的成功や美しさだけではなく、その魂において、いきる姿の強さと凛々しさにおいて、心を揺さぶられるほどの感動をもらい、深く愛してゆくということはあるのだ。」 (p.82) 「芸能ニュースを嬉々としてしゃべりあう口の裏に、小姑じみた、あさましい、ホカに話すことのない侘しさ、なぜか芸能ニュースにかぎって良識ある市民になってしまうウサン臭さ──などなどを感じてしまって、いまだにピンとこない。」 「ようするに、芸能ネタが根っから好きなら、好きといえばよいのであって、(世間が許さないよ、こんなこと)と、さも良識ぶって芸能スキャンダルを口にする、こずるさ小心さがイヤだ」 (p.65) とーーっても好きなエッセイ。 自分がぼんやりと考えてもやもやと心の中に滞留させていたことを、明文化してはっきりと輪郭を立ち上がらせてくれるような、それでいて軽やかでリズムのある文章。 根底に、女たちへの、そして時に男たちをも含めた人間への、著者の真摯で愛情深い眼差しを感じていた。 ゴミ出し時間を守らない入居者を取り締まろうと〝自主的に〟夜更けにゴミを漁って犯人をあぶり出すアパートの住人を、自分の中でだけ「羅生門」と呼んでるところなんか、お腹がいたくなるほど笑った。 わたしはフェミニズムって男の人をも解放するものだと思っていて、男の人の〝(女の人のそれとは違った意味での)失敗の許されなさ〟とか、それゆえの〝間違いを認められない、訂正できないという息苦しさ(それが、謝ったら負け、というような本末転倒な思考に追い込まれやすいことも含めて)〟とか、社会構造によってつくられてきたそういう苦しみからみんなを解放するものでもあると思っている。 バブル期に借金までしてクリスマスにジュエリーを買ってシティホテルを予約〝しなくてはならない〟男子たちの苦しさにも、軽やかによりそってみせる彼女の文章を読んでいて、彼女もそんなふうに思っているんじゃないかなと考えていた。
  • 紺
    @kon_
    2026年7月29日
    p.138〜「愕然の日々」 テレビコマーシャルに対する著者の書きぶりのするどさと軽妙な筆致にくすりと笑って、世の中が今もってあまり(というかほとんど)変わっていないことにちょっと泣けた。 それにしても、「ひとは男に生まれない。男になるのだ」なんて、おぞましいコピーを使った生命保険のCMがかつてあったなんて…。 『尻馬乗りのお先棒かつぎというのか、こういうのは時代がかわれば、どんなカッコいいスローガンを打ち出すか知れたもんじゃない。コピーライターなんて、カッコよくいうからよくない。時代スローガン屋といってりゃいいのだ。』(p.144) 『草葉のかげで、ボーヴォワールも愕然として寝返りをうってますよ。思想を骨抜きにして言葉を形骸化させてしまうフシギな国、それがジャポンだと。』(p.146) コロナ禍の吉村大阪府知事の「ガラスの天井を突き抜けた」という(新型コロナ新規感染の過去最多水準突破を指した)誤用を思い出した。 あのとき、言葉を奪われた、という絶望的な怒りがあった。わたしたちのために生み出された言葉を、よりによってあなたが奪うの、という気がした。 一方でまた、高島鈴さんが『布団の中から蜂起せよ』で書いていた〝感情を、言葉を軽く扱わないこと 柔らかく煮込まれて変質してしまったその意味を奪い返すこと〟(うろ覚えなので細部が異なると思います)を思い出す。私もいくつかの言葉において、その意味を軽くする/変質させることに加担している一人かもしれない、と自省。 意志を持って、〝本気で〟言葉を使おう、と気を引き締める。
  • 紺
    @kon_
    2026年7月29日
    ああ、69歳の氷室冴子さんが、今ここにいてくれたら! 51歳で逝去されたことが、寂しくて寂しくてたまらなくなる。 『夢を語ったキングは、おなじ黒人の急進派に弱腰と批判され、もちろん白人からは迫害され、凶弾にたおれた (中略) けれど、時代をこえて生きている言葉は「私には夢がある」の一節だ。これは、この世で一番うつくしい言葉のひとつだ。 私は鋭い批判を理解はしても、感動はしない。私は夢によってしか感動しない。そうして、感動によってしか動かない。』 〈私は〉は〈人々は〉に置き換えられるかもしれない。 ドラマ「銀河の一票」に登場する台詞を思い出した。 きれいごとじゃなく、きれいなこと。
  • 紺
    @kon_
    2026年7月28日
    Readsに投稿しようとスマートフォンを触って、地震のことを知った。九州にいる方、どうか安全に。余震にもお気をつけて。 ずっと迷っていて〝満を持して〟という感じで手に取った本って、今の自分にするするしみこむことが多い気がする。 今のところ、 p.20「夢の家で暮らすために」 p.45「一番とおい他人について」 が好き。✍🏻
  • 紺
    @kon_
    2026年7月27日
    クラリッセ・リスペクトル『星の時』を買おう!と思い立ってSPBSに行ったのですが、売れてしまっていた! かわりに、ずっと気になっていた本を今日ふと手に取って、ようやく購入。
  • にこ
    @nico_bookstore
    2026年7月25日
  • ももか
    ももか
    @peach129
    2026年7月20日
    ちびちびと数ヶ月かけて読んだよ〜楽しかった
  • momiji
    momiji
    @momiji_book
    2026年6月17日
  • 春音
    @spring_tone
    2026年6月6日
    読みたい こういうのが
  • 美砂
    @misa_
    2026年6月6日
    藤花忌というそうだ。
  • おさかな
    おさかな
    @syakeg
    2026年6月6日
  • 雪の日
    @yukinohi_
    2026年6月4日
    面白かった〜! しかし、女性の立場や男性からの眼差しにほとんど変化がないことにも気付かされた。 氷室さんが、今、同じ時代を生きながら社会に怒っているように感じられた。 氷室さんのこと大好きになった。
  • アネモネ
    アネモネ
    @ebi1202
    2026年6月3日
  • アネモネ
    アネモネ
    @ebi1202
    2026年6月2日
  • aquarius
    aquarius
    @_kabochasoup
    2026年5月24日
  • aquarius
    aquarius
    @_kabochasoup
    2026年5月6日
    かなり面白い、自分の中にあるモヤモヤが綺麗に言語化されていて次々と読み進めてしまう
  • さめ
    さめ
    @Latte
    2026年5月6日
  • アキ
    アキ
    @akira_8629
    2026年5月3日
  • emu
    emu
    @emu___0h1s
    2026年4月1日
  • ぽす
    @pos2026
    2026年3月12日
  • ま
    @okamo12
    2026年3月8日
  • 栞
    @avarage9519
    2026年3月7日
  • ピグもん
    @pgmnn
    2026年3月4日
  • もも
    @momochi05
    2026年2月22日
  • ha
    ha
    @yomu-Brachyura
    2026年2月15日
  • おまめ
    おまめ
    @omame_123
    2026年2月12日
  • まりも
    まりも
    @marimo14
    2026年1月12日
  • かの
    @kano_3110
    2026年1月12日
  • 火星
    @achimumi
    2026年1月4日
  • munum
    munum
    @munum
    2025年12月31日
  • ピヨまる
    ピヨまる
    @machiawa
    2025年12月7日
  • たにこ
    たにこ
    @chico75_11427
    2025年12月3日
  • aida
    aida
    @9mor1
    2025年12月3日
  • さく
    さく
    @hisaku818
    2025年10月24日
  • まるわれい
    まるわれい
    @maruwarei
    2025年10月24日
    「女」であることに逃げも隠れも卑下もしない 氷室冴子が大好きだ!
  • まるわれい
    まるわれい
    @maruwarei
    2025年10月22日
    「女性はどうして簡単に“わかる”って言えるのだろう?」 という氷室冴子の問いかけにドキッとする人多いと思う これ別に“女”に限らないと思うんだけどどうかしらん?
  • ピヨまる
    ピヨまる
    @machiawa
    2025年10月18日
  • monami
    monami
    @kiroku_library
    2025年10月17日
  • 🌾
    @rds_rds_rlly___
    2025年9月15日
  • さいと
    さいと
    @sight0126
    2025年8月30日
  • あさだ
    あさだ
    @asadadane
    2025年8月30日
    著者と私は40程歳が離れているが、当時の社会の価値観に対し生ずる違和感を自分なりに掴み、確かな核を持って(そしてユーモアを忘れず)サバイブしてきた氷室さんのような女性がきっと沢山いて、その方たちの血脈を受け継ぎ今の私がいるのだとしみじみ感じ入った。次世代の人たちにつらい思いをさせない社会を作る一員で在らねばと改めて思う。
  • 白湯
    白湯
    @katie_sayu
    2025年8月21日
  • さや
    さや
    @saya_shoten
    2025年7月5日
    北海道出身の著者。 似合うかなーと思って持ってきた。
  • 新名
    新名
    @niiina
    2025年6月30日
  • ゆらゆら
    ゆらゆら
    @yuurayurari
    2025年6月25日
    何となく気になり買って積読にしてあったのを読む(過去の自分えらい!)。文章がめちゃくちゃ上手くてユーモアもあり、感情の奥の奥まで明晰に言葉にされてて自分の人生としても今読めてよかった。この時代に復刊されたというのもすごくよくわかるなあと思った。 (23.7.17読了)
  • きょん
    @kyoka_s
    2025年6月24日
    私は、ひとりでいたいけど、ずっと不安だ。そんな時、氷室冴子を思い出す。本作は、今よりも独身女性の肩身が狭かった時代にいろいろな しがらみを受けながら、文壇を生きた氷室冴子の人柄が詰まっていた。ありがとう氷室冴子。今日も強く生きます。
  • tomika
    @to_mi_ka
    2025年6月7日
  • Blue moon
    Blue moon
    @mimosamimi
    2025年4月23日
  • 涼元風花
    涼元風花
    @suzu_fuuka
    2025年4月23日
  • ゆずこ
    @yuzuemon
    2025年4月9日
  • 緑の杜
    緑の杜
    @araki_0527
    2025年3月29日
  • ゆーき
    ゆーき
    @noahsark
    2025年3月13日
  • madobe
    madobe
    @ztrnprtzl
    2025年3月5日
  • もぐら
    もぐら
    @mogu_
    2025年3月5日
  • 村崎
    @mrskntk
    2023年7月11日
  • らこ
    らこ
    @rakosuki
    2022年5月3日
  • Er
    @qwer_
    1900年1月1日
  • お茶の子
    お茶の子
    @teacup
    1900年1月1日
  • くわがた
    @violet_21
    1900年1月1日
    なんとなく女性としての老いを意識するようになってきて、タイトルに惹かれて読んでいる。 あと、好きな作家さんがこちらの著者が好きだと言っていたので。 結果とても好みでした! 朝井リョウの『風と共にゆとりぬ』と、お風呂で一編ずつ読んでる。
  • Er
    @qwer_
    1900年1月1日
  • pom
    pom
    @aki_pomme
    1900年1月1日
  • みかこ
    @mkk_713
    1900年1月1日
  • 竹
    @take_kaki
    1900年1月1日
  • santon
    @santon
    1900年1月1日
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