私とは何かーー「個人」から「分人」へ

102件の記録
- ゆうき@madoromi_y2025年9月25日読み終わった(☆☆☆☆) 分人:いち個人の中に同時に存在する、あるコミュニティに対するそれぞれの顔のようなもの。仕事仲間であったり、家族であったり、TPOと相手によって流動的に変化する性格など。 お互いの存在がお互いの分人に相互作用をもたらすということに興味が湧いた。自分と相性が合わない人とのコミュニケーションには、自分にも相手にも原因があるということ、良くも悪くも。私は肯定的に捉えたし、その方が楽だと思う。 「自分が心地よく感じる、好きだと思える分人の比率をできるだけ大きくしたような人生を送ることができれば良い」という部分が好きだった。そうでありたい。
- からだとこころと暮らす棚@kalacorokula2025年9月8日読み終わったずっと気になっていながらも今更。10年以上も前の本で驚いたけど、この考えがもう少し浸透してたら今どうなってたのだろう、と考えてしまった
- rina@r_1_n2025年8月28日読み終わった『世界99』の中で、主人公の空子が自分の中に新しい人格を作り上げることを分裂と言っているのをみて、この本を積んでいることを思い出したので寄り道。結果、とても面白く、学生の頃に読みたかったと思った。 小学生の頃から自分とはなんぞやということを考えているような子どもだった。友達と親の前で態度が違う自分、友達は友達でも優先度が高い順から微妙に態度を変える自分、昨日と今日で態度が違う自分…いろんな自分を使い分ける中で、どれが本当の自分なのか、あるいは全部偽物の自分なのかと考えては眠れなくなったりしていた。 あのときの答えがこの本の中に詰まっていたとは。そもそも自分に本当も偽も嘘もなくて、どれもが自分てことでよかったんだと思うと、自分は多重人格なんじゃないか、最悪な性格なんじゃないかと悩んでいたあの頃の私が救われたし、これからの自分を観察するヒントになる本だった。 対人関係に悩んでいたり、自分探しの旅で迷子になってる人に読んでほしいし、息子が思春期に入ったら手渡したいと思う。
- 小池陽慈@koike_yoji2025年8月12日かつて読んだ再読中いま企画を練っている本の執筆準備として、もう一度読み返してみようと紐解く。以前も思っていたが、この本は、現代思想的なものの考え(関係論的な思考、脱構築的な観点、同一性への懐疑)をイメージとしてつかむうえで、かなり良質な入門書なのではないか。
- 葉@leaf_litter2025年7月24日まだ読んでる今日のお供いい本だな、出会えてよかったなと思いながら読み進めている。 読んでいると長年“わからなかったもの”に名前が与えられたような、言葉として著者が表現してくれるおかげで対象をようやく理解できたような安堵感。
- miho@otsukim___i2025年6月21日読み終わった気になっていた新書、読めた! 新書は180ページでも内容ガッツリでなかなかに手強かった!でも内容が興味深く最後まで読めました。 AさんBさんCさんといる自分 それぞれ違う自分になっていることに違和感があって「本当の自分は?」て思うけど、そもそも自分は「個人」という一つではなくて「分人」というあらゆる自分の集合体であるって考えかた。 だから「本当の自分」なんてなくて、ってこと。 すごく納得がいった。 「どの分人の自分が好きか」という点から、人付き合いを考えるのが良さそう。
- なつ@kanaread06242025年6月20日読み終わった人付き合いの中で起きる苦しさや悩みを少し和らげてくれる本。 本当の自分である個人が1人いるのではなく、他者との交流の中で沢山の分人が生まれ、そのどれもが自分であるという捉え方は興味深かった。個人の由来にも遡りつつ、現代社会に沿った自分との向き合い方を教えてくれる。
- 葉@leaf_litter2025年6月3日まだ読んでる“孤独だけが、存在の真理へといたる次元を開く” 本にはいっていた栞が良。今月は試験に向けて勉強の日々なので本を読む時間を削るしかないので、読書の時間を大切に過ごす六月になりそう。
- sayu@lumicy132025年5月20日読み終わった自分を1という整数として"個人"と考える場合、分数のように相手との関係や社会で現れるそれぞれのパーソナリティを"分人"と捉える。 自傷行為や引きこもりはその分人を消したいという思いからくるものという考えに、結局苦しめてるのは自分なんだだから、落ち込んだ時はとことん落ち込むだけではなく、楽しいことをしようと誘ってくる人を受け入れて、自分を苦しめる分人と離れてみようと新たな発見を得た。
- emi@emi2025年4月15日読み終わったすごくおもしろかった。小学生ぐらいの頃から友達や先生といるときの自分が本当の自分じゃないような気がして居心地が悪く感じていたけど、その頃にこの考え方に出会えていたらもっと気楽に生きられていたかもなーと思いました。
- こんた@konta2025年4月2日読み終わった人間が対人関係ごとにいろんな自分を持っている、という「分人」の考え方を心に留めておくことで、自己のあり方や人との関わりに悩む時、助けになってくれると思った。 私の分人はいくつだろう?またその比率はどれくらいだろうか?一緒にいて心地よい、この人といる自分が好きという感覚を振り返りたい。
- いずみ@moritaizumi2025年3月26日読み終わった2025年3月読了本❤️分人という概念はあちこちで聞くので、ずっと気になっていた本。10年以上前の本なので、新鮮味は薄れているが、今日でも非常に考えさせられる内容だったと思う。
- 猫@mao10122025年3月8日かつて読んだこの本では分かりやすく『分人』という概念について説明している。色々な人と関わり合い、様々な顔を持つ自分達個人を『分ける』のではなく、『全て同じ個人』だと考える。他人が自分に見せている顔だけが全てでは無いが、どの顔もその人であり、偽りなどないということ。『個人』の生き方が重要視されている現代社会においては需要のありそうなテーマだと感じた。非常に興味深く、面白かった。
- yam 2@moon_99hak2023年10月7日読み終わった若林本の中で平野さんの言及があったので読んでみた。 常々、自分は考えがふらふらしていて人によって態度をがんがん変えるしすぐ毒づくし、こんな本当の自分のことは誰にも知られたくないしでも知ってもらいたいしって悩んでいたけど、この本を読んで納得?安心?できた。 自分は自分が嫌いだなと思う人に読んでほしいです。いくらか気持ちが落ち着くと思います。 「その人のことが好きかどうかは、その人といるときの自分が好きかどうかを考えれば良い」ってくだりにはなるほど!なるほどね~~!!!と目から鱗でした。
- すずめ@akairocoupy1900年1月1日読み終わった@ 自宅最初は当たり前のことが書いてあると思いながら読み始めたが、日常の見方が根本的に変わるし、納得感のある良い考え方だなと思った。 分人のひとつだけがうつになるということも確かにある気がする。 "愛とは、相手の存在が、あなた自身を愛させてくれることだ"という一文に思わず心を動かされた。その逆も然りで、そちらに関しては日頃よく感じていたのだが、相手のおかげで、一緒にいる自分を好きでいられるという気持ちは忘れかけていた。思い出せてとてもよかった。
- なきりけい@nakirikei1900年1月1日かつて読んだ評価 ★★★★☆ 分人の概念は画期的だった。実際にはペルソナの概念とほぼほぼ被ってはいるのだろうけど、よりわかりやすい言葉として提示したことに価値があるし、すごいなと。 私は趣味で占いをやっているけど「ほんとうの自分」を探すために占いを求める人が多い。そういう方々には、まずこの本を薦めたい。たとえば恋愛をしている自分と仕事をしている自分が同一である必要はない、と知れば、心が軽くなる人が増えるに違いない。 自分のなかの多様性を育むための一冊。