キラキラ共和国

36件の記録
- 宮子@miyako2025年4月8日読み終わった🕊️読了。『ツバキ文具店』の続編。結婚し家族が増えた雨宮鳩子改め守景鳩子の代書屋生活。 読んでいる間は前妻の心境ばかりを考えてしまった。名字を変え、夫と娘との幸せな日々が突然終わり、いつかお店を開こうと約束した地で夫が別の女性と再婚し、今では自分の故郷や血の繋がった家族から遠く離れた土地(おそらく)のお墓に眠る美雪さん……。フィクションだというのは置いておいて、死人に口無しだし育ってきた環境もわからないから当人がどう感じるのかはわからないけど。私だったら血の繋がらない我が子を慈しみ、子持ちである夫と再婚してくれた鳩子さんには感謝すると思うけど夫には謝りつつも一言物申したくなるかもしれない……。私が『春太の毎日』の春太のような大きくて深い愛を持てるのはまだまだ先のようだ。 代書に関しては離縁状のやり取りに思わず笑ってしまった。最終的にどう着地したのだろうか。依頼人の中では「やすなりさん」を愛する富士額さんに共感するが、結婚せずに心に決めた相手を愛し続けてきた人生を、暗いもの、寂しいものだとは思わないでほしいなと思った。令和の今ではそういう人もきっと増えていますよ。 私自身大人になった今でも自分の母親が嫌いなので、先代の愛を感じてあげられる鳩子は偉いしすごいなと思う。私だったら当時の相手の内面を知ったとてカーネーションのくだりは一生許してあげられない……。 恋愛小説や親視点の家族小説にはあまり興味がないが、ここまで来たら鳩子の行く末を見届けるか? という気持ちにもなってきた。そのうち三作目の『椿ノ恋文』も読もうと思う。
- 怜香…♡@flower_a2025年3月18日なんて温かな物語なんだろう(⁎ᴗ͈ˬᴗ͈⁎) 盲目の少年、タカヒコくんのお話しが好き 新しく家族になったQPちゃんが可愛いくてたまらないしミツローさんは理想の旦那様! でもレディー・ババの出現には驚いた… 最後のミツローさんの言葉も 柔らかく、優しく心に残ります 椿ノ恋文に続いて行くのかな 続編も楽しみ!
- oto@sakana__books2025年3月6日読み終わった『ツバキ文具店』の続編 やっぱり優しさで溢れていてあったかい作品 鳩子が代書屋としてではなく自分自身の想いを伝えるために書いた手紙がとってもよかった 毎度手書きのお手紙のページがとっても素敵 文字って人となりや思いが伝わるものだなと改めて感じた 小川作品らしい美味しいものたちもたくさん登場して、美味しいものと神社仏閣を巡りに鎌倉に行きたくなった キラキラのおまじない、私も試してみようかな