エレンディラ

19件の記録
- 帆@_honnomemo2025年7月23日読み終わった「百年の孤独」と「族長の秋」の間に書かれた短編集とのことで、緊張して挑んだら、かなりマイルドで読みやすかった。 グロテスクな描写が上記二作品と比べてかなり少なくて、マジックリアリズムと言われる虚構と現実が入り混ざったふしぎな世界も楽しめるので、すごくいいなと思った。 独特の面白い描写がたくさんある。 ーーー「なにより医者を驚かしたのは、天使の翼の合理性だった。全く人間的なこの肉体に極めて自然に取り付けられており、他の人間が同じように翼を持たぬ理由が納得しかねたほどだった。」(大きな翼のある、ひどく年取った男) この一文が、全く普通の世界に極めて自然に超常現象が取り付けられているガルシアマルケスの作品を象徴しているようで、とても印象に残った。
- 雨の夜@asatoyoru2025年5月3日読み終わった「彼は自分に代わって死がいっさいを解決してくれるだろうと考えた」 こんな狡さを描きながら 「砂漠で死んだ人間は天国じゃなくて、海に行くんだ」 という瑞々しい台詞を言わせる。何度読んでも楽しい。
- 鈴木宣尚| 本を拾う@honhiroi901252025年3月6日再読中かつてTBSラジオ「菊地成孔の粋な夜電波」番組内で朗読劇として放送された鼓直訳版「大きな翼のある、ひどく年取った男」を収録した短編集。あっという間の13ページだが、ガルシア=マルケスにしか出せない味わいがある。
- 盆太郎@andymizuki2025年2月11日買った読み始めた@ ポラン堂古書店百年の孤独を読みはじめたものの、ヘヴィすぎて足取りが重くなってきたので、本屋の店主さんにおすすめしてもらった短編集からはじめることにした