細長い場所
35件の記録
阿部義彦@xtc1961ymo2026年1月25日読み終わった素晴らしい読み心地でした。意識と魂、脳と心に関する寓話ともSFとも、インナースペースの表出ともとれる『水の物語』、筒井康隆の「エロチック街道」あたりの諸作品や川上弘美の「大きな鳥にさらわれないよう」もしくは最近では柴崎友香の「帰れない探偵」との類似を感じさせました。訪れる心象風景の町、生きてるのか死んでるのか分からない出来事。ユングの言うところの集合的無意識の世界。個としての全体が醸し出す気配や残像。ファンタジー嫌いな自分でもそうと知らずに夢中になりましたがこれはある種のファンタジー小説としても成り立っています。キーワードは『飛行船』か。これは後々国際的な賞を貰ってもおかしくないと私は思いました。斬新なブックカバー含めて河出書房新社140周年記念出版に相応しい風格のある一冊です。








orange.m@orange102026年1月23日読み終わった@ 自宅不思議で不穏な空気をまとう短編集。描かれているのが死と生のあわいの場所なのか、わからないけれどひきこまれ、時々ドキリとさせられる言葉があり…気づいたら最後まで読み進めていた。 絲山さんの作品はたくさん読んでいるわけではないけれど、読むたびに新しい印象を受ける。すごい作家さん。

あるる@aru_booklog2026年1月18日読み終わった初めて絲山さんの作品読んだけどめっちゃ良かった〜不気味な世界観で自己、自我をぐらぐら揺さぶってくる短編集でした。ノスタルジーもあるし、犬が出てくるお話がつかの間の癒しだった。それぞれのお話も緩やかに繋がっていて、幻想小説とSFの間ぐらいでとても好みな作品でした。河出書房140周年記念という帯に惹かれて購入したんだけど、とっても良かった。こういう不気味だけど心がぐらつくお話好きです。




ヒヨドリスキー@hiyodorisuki2026年1月2日読み終わった2026年1冊目。筋らしい筋は無い。記憶を無くしたあの世の人達がさまよう世界。死者の存在が自然に感じられるのが心地よい。不思議な読後感。


橋本亮二@hashi_shi2025年12月10日読み終わったひさしぶりに読んだ絲山秋子さんの創作。ここまでの言葉の強度に至るのは才覚と鍛錬によるものなのか。建築物や構造、樹々にはじまる植物、多種多彩な水の流れなど、名称や表現を会得できれば世界の見え方は変わるだろう。圧倒された。








圏外の青空@yokocean2025年12月4日買った読み始めたまず装丁がたまらない。 紙質も字の配置も手がかかっていて。 自分への少しはやいクリスマスプレゼント。 もうやんなっちゃうな。 っていう気分のときに読み始めた。 人生が買える麺街。 思わず飛んで行きたくなる。 すべてを受け止めて生きていくしかない。 今朝読み終わった絲山さんの「まっとうな人生」から学んだばかりなのに。 受け止められず。 そしてこの「細長い場所」に誘われて。 絲山さんの「リアルすぎるストーリー」も 好きだけれど 扉がなくなっていた「末裔」のような 「ここではない異次元&ファンタジーな物語」も 大好物。 リアルがA面ならば 異次元はB面か。 (確かどちらかの文庫本のあとがきで 書店員さんが同じようなことを綴っていた) 余談ですが 絲山さんの文庫本へのあとがきもどれも好き。 絲山愛しかない書店員さんからラブレターが多い。 「まっとうな人生」は武田砂鉄さんだった。 そうそうそうだよねーと まずは文庫本の絲山さんへのラブレターを読んでから作品に進むこともあるくらい。 細長い場所に絲山さんのナビで入り込んで 絲山ワールドを楽しもう。 なんて思ったらいやになっちゃうなんて気持ちは どこかへ。 絲山さん 今回もすてきな場所へ連れて行ってくださり感謝。































