資本主義は私たちをなぜ幸せにしないのか
35件の記録
みやも@miyamo2025年12月11日読み終わった著者の方が来日されたという新聞記事をSNS経由で見て気になって借りてみた。読みやすい文章ではなかったけど、環境問題、社会構造や格差、ガザのこと、そもそも植民地主義があかんかったのでは…?と最近もやもやと感じてた疑問に納得の行く思考の筋道が。簡単に解決できるはずもないけど、着眼点に救われる思い

はー@hachihot2025年12月4日読み始めた図書館本何でこんなにもしんどいニュースばかり続く、絶望感に苛まれて無力感を覚えていて。読み始めたけど、目も霞むし、疲れるし、暗澹たる今ここが不可避だったことを、精緻に描写されるのもなかなかだなーと序章を読んで怯んでいる。

Sanae@sanaemizushima2025年11月27日読み終わった今まで疑問に思っていたことや、なんとなく感じていたことが明らかにされ、繰り返し読み返したいと思う本だった。図書館で借りてきたのだが、本屋で買ってきた。 資本主義が立ち行かなくなってきているのは誰の目にも明らかだが、それを人種差別(第2章)、ケア労働(第3章)、環境問題(第4章)、政治権力(第5章)から読み解いている。 わたしは今まで「収奪」と「搾取」の意味を混合して考えていたのが、その説明があって今の状況や資本主義の仕組み、2章から5章の意味がよくわかった。 最後の章はコロナについて言及しており、“資本主義の機能不全が引き起こした”と著者は述べている。それまでの論説が実際、コロナで私たちが経験した身近な出来事を思い出すことで回収された感があり、スッキリ読み終えた。新書でこんな天晴れを感じることがあると思わなかった。面白かった!








くりこ@kurikomone2025年9月21日まだ読んでる思ったより難しい…わかるところだけ読んでいこう、、、 128ページに記載されてるような、アメリカで広まる卵子凍結や電動ポンプ搾乳機(!)(赤ん坊に直接母乳を与えず搾乳した母乳を電動ポンプで与える)は、ネオリベラルフェミニズムの功罪。 日本でも卵子凍結をはじめとするフェムテック市場がどんどんネオリベと結びついてるのみると怖いな… p.106 <そういうわけで、一般的に、資本主義社会は社会的再生産を経済的生産から切り離して女性の領域とし、その重要性と価値を漠然としたものにする。ところが逆説的なことに、資本主義社会は、公的経済を社会的再生産のプロセスに依存させておきながら、その価値を否認する。この「切り離い、依存しながら、否認する」という何とも奇妙な関係こそ、不安定化の原因だ。> p.131 <今日の「ケアの危機」の根源には、資本主義に本来備わった社会的矛盾がある。もっと言えば、今日の深刻な矛盾に、現在の金融資本主義にある。もしこの考えが正しいなら、社会政策をあれこれいじったところで危機は解決しない。現在の社会秩序を根本から構造的に変えることでしか、解決へと至る道はない。とりわけ重要なのは、再生産を生産よりも下に位置づける、金融資本主義の強欲な構造を克服することである。だがこのとき、解放も社会の保護も犠牲にしてはならない。つまり、生産と再生産の現在の区分をつくり直し、ジェンダー秩序を新たに思い描くことだ。その結果がはたして資本主義と両立するのか。それについては、いまはまだわからない。>



































