虚弱と歩く

虚弱と歩く
ヒオカ
トミヤマユキコ
中井治郎
伊藤亜和
安藤裕子
宮崎智之
暮田真名
清水友佳子
済東鉄腸
渡辺優
絶対に終電を逃さない女
藤野可織
雁屋優
扶桑社
2026年9月2日
123件の記録
いちのべ@ichinobe32026年10月24日読み終わった「あなたが子どもを産むのは無茶だ」と看護師に言われた、虚弱な母のもとに生まれた。幼稚園から大学まで、無遅刻無欠席とは無縁だった。常にかかりつけ医がいた。幼稚園や小学校は風邪を引いてしょっちゅう休み、中学時代は慢性貧血で疲れやすく、高校では週の後半になるとしんどくて保健室で寝ていた。それでも一応、ブラック企業で奮闘していた20代までは「平均より少し体力がない」程度だったのかもな、と、本書に登場する方々を見て思う。あるいは当時、気力だけで無茶をしたツケが、30代後半からの不調に繋がっているのかもしれない。 虚弱であるが故に外で働くことを諦めざるを得なかった母は、「自分で自分を養えるようになりなさい」と子どもたちに言い聞かせ続けた。大学に合格した時、「ここがゴールではない」と言われた。固定給を失うことが何より恐ろしかった。週5日8時間勤務に耐えられる人間でい続けなければいけない、と、自分をチューニングし続けてきた。でも別にそんなの、必然でもなんでもないんだよな〜!と、読み進めるにつれ、肩の力が抜けた。 > もし、あなたが誰かを「まともな人」だと思うのであれば、それはあなたがその人のことをよく知らない、ただそれだけのことなのである。もし、この世界が「まともな人」たちで埋め尽くされているように見えるのであれば、それは我々を隔てる距離と互いの無関心の結果に過ぎない。それは虚像である。その虚像と自分自身との隙間を埋めるために、ジムに通い、プロテインやサプリを飲み、いくつもの病院に通い、たくさんの薬を服用する。 > われわれは「まともな人」になりたがっている。かつてないほどに。(中井治郎「明るい時間に、風呂に入る——虚弱エッセイ試論」p149) 特に響いたのがこちらの一節だった。自分の中にある「まともな人」の虚像を、そろそろ解体しても良いのかもしれない。以前に少し学んだ「ポジティヴ・ヘルス」の概念も役に立ちそうだな、と、己の虚弱さと前向きに向き合えそうな気がしてきた。

海辺で読書@seasidehotel2026年10月17日読み終わった虚弱といってもそれぞれで 皆自分なりの付き合い方を見つけ出していた そして共通して書いて表現する場を持っていた 先日読んだ本にもあったが 自分を表現するプラットフォームを持っているということは生きやすくなるのかと 改めて感じた 完璧な人なんていないわけで 何処かしら、皆虚弱な部分を持っているのではないかと思う その虚弱な部分とどう折り合いをつけていくか 自分と上手く付き合っていきたい
あわい雪@awaiyuki22902026年10月3日読み終わっためちゃくちゃおもしろかった。まさに三者三様。当たり前だけれど、虚弱と一口に言っても本当にグラデーションがあるのだと思う。そしてこのアンソロジーが成立することに、時代を感じる。



みぞグミ@mizogumi2026年9月28日読み終わった自分が虚弱であるということを受け入れられず、この類の文章を読んでみたいと思いつつもこれまで読むことができなかった。 でも読んでみてよかった。 過眠の話がたくさん出てきたのもうれしかった。 あと、鼻うがいがよさそうな描写がたびたび出てきており、気になった。 伊藤亜和さんと渡辺優さんと中井治郎さんの文章が特に好きだった。 他の著作も読んでみたい。新しい楽しみができた。

アンサンブル@reads_suginaminami2026年9月23日買った読み始めた読み終わった@ あゆみBOOKS杉並店 supported by ほんたす9月2日購入 9月5日読み始め 9月23日 読了 大変読みやすい本でした。電車の中で読んでいたので読み切ってしまうと困ると思い、最後の方の少しだけ残して少し時間が経ってしまいました。 それぞれの著者が「虚弱 」でありながら、しなやかに生活している様子を読み「虚弱ではない」身体の者たちは無神経なこともあるのではないか、と思いました。 私も歳をとるにつれ、あちこち不調も生じるようになり、ようやくそのように感じるようになったようです。 最後の安藤裕子さんの「丁寧に優しく生きれば大丈夫ですよ」というお言葉がとても温かい。
ブックスエコーロケーション@books-echolocation2026年9月17日新刊入荷@ ブックスエコーロケーションブックスエコーロケーション、9月17日(木)open。11‐19時。 『虚弱と歩く』扶桑社 人には人の“虚弱”がある。虚弱とともに生きてきた、豪華書き手が集結!虚弱体質がテーマのエッセイ13編を収録した史上初のアンソロジー。



おとみ@otomi03082026年9月13日読み終わった虚弱な人のアンソロジー。 「虚弱に生きる」を興味深く読んだのでこれも読みたかった。 想像以上の虚弱エピソード満載。一定数おられる虚弱な体質の方は相当苦労されてるんだなと思うけど、それでも日々自分の体をを受け入れて逞しく生きておられることがすごい。

はろ@book_dragon05032026年9月13日買った読み終わった@ 大盛堂書店虚弱を生きるは未読ですが、こちらを手にしました。 語られる虚弱エピソードが、ものすごくリアルに伝わってきます。 眠さとの共存を語る人も多く、私も高校から学生時代はまさにそうだったし、怠け者みたいな目で家族からも見られていたので、仲間を見つけられたようで嬉しかったです。 なんとなく不調というのは誰にでもあることだし、それは本人が一番なんとかしたいのだから、やっぱり私は受け止められる人でありたい。 誰かに厳しくすると、自分にも返ってくるんだから。
クヱチアピン@syouyu772026年9月7日買ったちょっと開いたなんとなく駅で購入したが、気が滅入って読むのをやめた。四十代半ばで体がヤバいという話は、私もこうなるのかと思わせられ、悲しくなった。 私も健康ではないほうだが、読んでいるうちに悪い影響を受けそうで中断。 --- 2026/09/19追記 売るにも少し勿体無い気がして、半ばくらいまで読んだのだが、やはりあまり面白くないような気がしている… アンソロジーであるし、たまに文章力が光っているな!と思う人もいたのだが…

みー@mi_no_novel2026年9月6日読み終わった@ 自宅終電さんの「虚弱に生きる」がとても良かったので、こちらも拝読した。 色々な種類の虚弱な人が筆をとっていて、なんというか、私と同じような人がこんなにいるんだと安心した。 胃が弱くても、パニック症でも、低血圧でも、不眠でも、こうして文章を書いて生計を立てている人がいる。それだけでも、私にとっては救いだった。 「異常なし」というのがつらいと書いてあった。私も「異常なし」だ。なので、医師からも治療の仕方が分からないと言われるし、実際に何を試しても効かない。私は終電さんのようにたくさん努力をしているわけではないので、本当は努力すれば少しは良くなるのかもしれないけど……。でも、1日8時間働きながらでは、これ以上努力できません。これも言い訳になってしまうかもしれないね。 昨日、友達から「フランス人の彼氏と婚約したので、来年からフランスに行く」という報告があった。彼女はいわゆるタフなタイプで、学生時代から色々な国に留学に行ったり、社会人になってからも各国を飛び回って仕事をしていたりするくらい体力があった。私も海外に行ってみたいな、と彼女を見て憧れたことがあったけれど、この身体ではそんなことは叶わなかった。私の身体が虚弱なせいで、行動範囲が狭まっていることを実感した日だった。 健康になれば解決する問題がたくさんある。例えば妊活。私は体重が足りないので、妊活治療の適応外だそうだ。そもそも母体に危険が及ぶそう。そりゃそうだな。病院に受け入れてさえもらえないことが私にとっては当たり前のことになりつつあるけれど、寂しかった。 健康になれさえすれば、私は毎日家事をこなし、寝込むことなく、もっと簡単に夫と幸せな家庭を築いていけるのかもしれない。病院代だって、もっと抑えられると思う。健康になりたい。自由になりたい。そんな気持ちを奮い立たせることができる、珠玉のエッセイ集だった。

みー@mi_no_novel2026年9月6日読み終わった@ 自宅p45 自分は変温動物なんじゃないか、と思う。 p134 不調が多くて食べられないとき、気遣ってくれた人のやさしさを、私は一生忘れない。 「冷たい飲み物より、温かい飲み物がいいですか」「とりあえずお皿だけ置きますね。食べられるものだけ食べてください」「元気になったらおいしいものをたくさん食べてください」そんなさりげない言葉、その裏にあるやさしさの塊は、私の心に残り続ける。 そんなやさしさに触れるから、この世で健やかに生きることを諦められずにいる。 p169 虚弱は生きていることが罪らしい。この国の制度設計を見れば嫌でもわかる。 健康で体力があって一日8時間以上働けて、もちろん稼ぎがあって、人間関係を維持するのが苦ではなくて、余暇を楽しむ余裕もある人間でないと社会から取り残されていく。 p185 日本は今若い人が少なくなってしまって、半数以上は大人、ないしシニア。だからどこか不調って人も多いのではないかな?元気だった人は身体のバランスが崩れて驚いたり不安にもなると思うけれど、丁寧に優しく生きれば大丈夫ですよと伝えたい。明日はちょっと、今日より自分に優しく生きていこう。正直身体とメンタルは直結です。慣れない人は鬱症状にも驚くでしょう。でも大丈夫。ゆっくり生きましょう。ここに居ますよ。だって私、そんな気がして君を待っていたのだから。




































































































