丸の内魔法少女ミラクリーナ

30件の記録
- すみ@ylxfg2025年8月10日読み終わった私には【なもむ】と【まみまぬんでら】という感情はまだわからなかった。けれど私が小学校低学年では聞かなかった【映える】がもう今はあまり聞かないように、いつかなもむ日が来るのだろうと思った。
- こんじょー@konjo_note2025年8月8日読み終わったどの短編も面白かったが、『変容』は刺さった。 自分はどのようにして出来上がったのか、、、そもそも自分ってなんだ?と考えさせられた。 藤野可織さんの解説も、村田沙耶香ワールドの真髄を言語化していて面白かった。、
- もん@_mom_n2025年7月19日読み終わった心に残る一節@ 図書館ここ最近集中力がなくてなかなか小説を読み進められないなあと思っていたが、一ヶ月ぶりに村田さんの作品を読んだらエンジンがかかったように一気に読めた。 “一気読み=よい作品”だとは思っていないが、この本はページをめくる手が止められないほど面白かったので確実によい作品。 『秘密の花園』は村田さんの短編の中でも特に好きかもしれない(まだ読めていない短編がいくつもあるけれど)。 『変容』も喜怒哀楽の“怒”を最も大事にしている自分にとても刺さって好きだった。 p.194 「大丈夫。僕たちは、容易くて、安易で、浅はかで、自分の意思などなくあっという間に周囲に染まり、あっさりと変容しながら生きていくんだ。自分の容易さを信じるんだ。僕たちが生まれる前からずっと、僕たちの遺伝子はそれを繰り返して生きてきたじゃないか」
- 夏しい子@natusiiko2025年3月20日かつて読んだミラクリーナは怒りから解放する魔法少女なのかもしれない。 終わりは中々に良かったな。 この単行本では、無性教室が1番良かった。 村田さんの作品の「性」はクリーンで、でも時に濃厚で超越してる。そこが読んでいて個人的には心地いい。 ミラクリーナのリナも変容の真琴も意外なほど怒るところに、少し呆気に取られる。 村田さんの作品の主人公にしてはヒステリックだなと。 けれど怒る人こそが「普通」だからこそ、おっとりの周りに不気味さを感じて村田ワールドを堪能出来る。