久しぶりの塚崎多聞である。 作者あとがきにて。 あ、そうなんだ。 初めての恩田陸作品ゆえ、初めましての多聞さんでしたが、 不思議な世界に私も踏み込んでいたような気がします。 また別の塚崎多聞登場の回でお会いしたいと思います。

おじさんたちが珈琲屋さんをはしごして怪談話をする。 たまに会う懐かしい顔ぶれとの楽しい催し。 淡々と続くと思っていた珈琲と怪談と仲間との楽しい時間。 だよね？

現代の遠野物語はペダンティックなセッティングと共に。４人の関係性がむしろ怪談的。

喫茶店(僕の場合はジャズ喫茶)でコーヒー飲みながら読んだら、一緒に怪談談義に参加しているような気分になれました。至福の読書体験。 多聞が出てくる「不連続の世界」も勢いで買ってしまったけど、こちらは「夜行列車で怪談を話しながらさぬきうどんを食べにいく」という設定のようで。これはさすがにハードル高すぎて、同じ設定で楽しむのは無理w

夏の暑さが残っているうちに読みたかったので、まさに絶好のタイミングで読み始めた。夏に読んだ一冊として、いつまでも思い出に残るといいな。

不連続の世界が好きだったので続編が読めて嬉しい すごいホラーというわけではなくて日常であるような怪談話は身近に感じられてリアルで良い

数時間で気軽に読めた

この会実際に開きたい…こんな大人たちの時間、最高…。 特に怖さはないです。 どちらかと言えば日常に溶け込んでるちょっとした不思議。 でもこの雰囲気がすごく良い。おしゃれ。 この本読みながら珈琲を飲むと無駄に自分の今の時間もお洒落だな…なんて思ってしまった…（笑）

隣の席の怪談話に聞き耳を立てているようで面白かった。実際の不思議な体験を元に書かれているそう。出てくる喫茶店も実在してそうなので文章内の特徴を頼りに探してみるのも◎ホラーが苦手な人でもおそらく大丈夫なマイルド怪談。あの夢のシーンが私は印象的で少し怖かった。旅先で読んだ良い思い出。また読みたい。

怖いより、ちょっと不思議な話。 男4人だらだら喋ってるのを読んでいて、へぇーと思えば、すっと潜んでいるものが不可思議なものが現れる。 最初は、前回の旅行の話ってなんだっけ？とずっと引っかかってしまった。『不連続の世界』を読んだのは2008年でそりゃあ忘れてる。 その時の感想を見れば、『月の裏側』を読み返したいとあった。そうだね。

怖いというより不思議な話。

ネバーランドで恩田陸さんが紡ぐ男性達の空気感に胸を貫かれ、似たものを求めていたので忘れぬよう記録。

恩田陸が書く男性(少年、青年、それ以上も)好きなので

・各地の喫茶店で怪談 ・(ほぼ実話)