君は君の人生の主役になれ

君は君の人生の主役になれ
君は君の人生の主役になれ
鳥羽和久
筑摩書房
2022年10月11日
68件の記録
  • 勉強を通して自分自身が変化することを発見し、それに伴って世界の受容のしかたが変わること、さらにそのことで、あなたを取り巻く人やモノとの関係性さえも変わることを許容できるかということにかかっています。 勉強することの大きな意味のひとつは、それを通してあなたが親をはじめとする身近な大人の思考の影響から距離を取ることができる点です。
  • 勉強をする大きな効用がいったいどこにあるのかと言えば、それは抽象を扱えるようになることです。人間たちは、勉強を通して抽象の扉を開き、具体と抽象の間を往還することで、世の中を見る解像度を高める努力をしてきました。虚数を通してしか見えない世界の広がり、量子力学を通してしか実感にたどり着けない世界の深さは確かに存在するのです。抽象を通して具体を見ることで、目の前に広がるありふれた世界が全く別様になる。それがまさに勉強の醍醐味です。
  • あなたがいま使っている言葉の中にはあなた独自のものはありません。あなたは、親をはじめとする周囲の大人たちが使う言葉を吸収しながら、その言葉を通して自分の思考らしきものを作ってきたのです。一方で、勉強するというのは、あなたが育った日常の中にはなかった言葉と概念を次第に知っていくことです。そのことを通して、あなたは新たな思考のための手札を得て、親密な人たちと共にしてきた世界から自分の人生が切り離されていくことを感じます。
  • 授業が本当に面白い先生は偶然を拾うのが上手で、しかも、それが授業の肝としかいいようがなく、そのスキルは研究授業などではなかなか見えてきません。 近年は、子どもの「自主性を伸ばす」ことがますます大切だと喧伝されていますが、自主性というのは、環境とウマが合ったときに子どもに欲望の火がついた状態のことを言うのでしょう。つまり、教育の「され方」がうまくいっているときに、自主性は生まれやすいのです。
  • 「善き人」とされる人たちの実像は、献身的な行いの中にあるのではなく、迷いと揺らぎの中にしかありません。 だからあなたも、自分や他人をいたずらに「善き人」に見立てることなく、善と悪の間で揺れ続けるしかありません。いつでも「善くありたい」と切望しながら、一方で自分の裡にある悪の手触りをジリジリと感じ続けるしかありません。
  • 大人はその複雑な構造を見ることはせずに、悪を実体化することを通して自分を善の側に置こうとします。だから、私たちが一番に警戒すべきなのは、みずからを善人と確借して悪人を裁く人です。さらに、悪人にも事情があるはずだと悪人を憐れむ人です。
  • こねね
    こねね
    @Konene
    2026年6月28日
  • mimiii
    mimiii
    @mimiii
    2026年6月27日
  • ぽち
    ぽち
    @goomoo
    2026年6月22日
    永年積読してましたがついに読了しました、めっちゃくちゃ面白かった、早く読めばよかったです。 というか内容が高度すぎて、これ読める高校生とか相当頭いいなと思いました、ほんとにちくまプリマーなのか… 大人でも、というか、鳥羽さんの本全体的にそうかもしれませんが、むしろ大人のほうが読んだ方がいい文章かもしれません。 抵抗する力、世界の複雑さ、自分固有のやり方を見つけること… キーワードはそのあたりでしょうか。
  • 金平糖
    @konpeitou
    2026年5月17日
  • 北風
    北風
    @northwind2025
    2026年4月9日
    社会や親の力の行使や欺瞞に直面した10代を励ます本だけど、大切なことが沢山書かれていて大人にも読んでほしい。ずっしり胸に響く表現があちこちにあり、この本は著者が長く子ども達と接する中で考え磨いてきたものが込められているのだと感じさせる
  • yataki
    @yataki
    2026年4月4日
  • MarinaK
    MarinaK
    @goldlion
    2026年3月21日
  • panote
    panote
    @panote
    2026年3月15日
  • 10代の私のそばにも、鳥羽さんみたいな先生がいたらよかったのにな〜!と思わずにはいられなかった。でも救いは、この本を読んだ私が、いま10代の自分の子たちと向き合えること。 親からの逃げ方が書いてある本だけど、子どもたちにもぜひ読んでほしい。 去年息子が高校に入学したばかりのころは、子どもをどこまで手放して、どこまで守ればいいのか、真剣に考えたな〜。そして今は、どこまで理解を示すのか、考えることが多い。 親として、子どもにとっての安全基地でありたいと願いながら、子どもが自分の輪郭をつかむための「壁」の役割も果たす必要があるんだろうなと感じる。私はどうしても前者に気持ちが傾きがちだから、自分の線引きをちゃんと見つめていきたい。 この最高に難しい塩梅について、うんうん考えながら、これからも子どもたちと向き合っていこうと思う。
  • るき
    @ruki_0031
    2026年2月12日
  • るき
    @ruki_0031
    2026年2月12日
  • @akiki
    2026年2月9日
  • 🌙
    @tuki
    2026年2月5日
  • みそしる
    みそしる
    @miso_soup
    2026年2月2日
  • hiro
    hiro
    @CAOR
    2026年2月1日
  • くりこ
    くりこ
    @kurikomone
    2026年1月30日
    鳥羽和弘さんの「身体が沈黙する学校」がとても読みごたえのある論考で、著者の本を読んでみたくなった https://daiwa-log.com/magazine/toba2/gakko4/ 学校の「管理する」体制で自己のコントロール感を植え付けられ、身体の脆弱性をそぎ落とされている感覚があったから、めちゃヒントもらえた!これってフーコーの生権力にも繋がりそう。 「自分の違和感、苦しさが個人的失敗でなく、構造と結びついている。その受動性こそが政治的自覚である」By鳥羽さん
  • ☔
    @i_m_o_o_n
    2026年1月25日
  • わきうし
    わきうし
    @wakiushi800
    2026年1月18日
  • りなみ
    りなみ
    @rinamintea7
    2026年1月17日
  • posichiki
    @posichiki
    2026年1月14日
  • soi
    soi
    @soi_i22
    2026年1月12日
    10代の若者へ向けた本ではあるけれど 中年にとっても面白い内容だった。 第3章 親からの逃走線を確保する  は特に自分が子供だった時にも感じていたようなことが書いてあり、今さらではあるけれどかつて子供だった頃を思い出してその時の自分と出会い直した感じになれた。
  • σικακο
    σικακο
    @33
    2026年1月12日
  • soi
    soi
    @soi_i22
    2026年1月11日
  • munum
    munum
    @munum
    2026年1月1日
  • muu
    muu
    @mu_book_um
    2025年11月20日
  • 谷→山
    谷→山
    @reads_mm
    2025年11月15日
  • 445
    445
    @00labo
    2025年11月15日
    みんなと同じように生きているつもりなだけで、足並みが揃わぬまま36歳になりました。
  • Book Worms
    Book Worms
    @bimhim
    2025年9月30日
  • 井上マサキ
    井上マサキ
    @inomsk
    2025年9月20日
  • うめぼし
    うめぼし
    @ume
    2025年9月13日
  • りん
    りん
    @rika-t-rin
    2025年9月6日
  • よる
    よる
    @yoru_0
    2025年8月4日
  • わか
    わか
    @waka
    2025年7月23日
  • いま読み終わった本。尻上がりに面白くなる。
  • チャイカ
    チャイカ
    @cnacu6o
    2025年7月22日
  • 汀子
    汀子
    @teiko
    2025年7月4日
  • bob
    bob
    @1280
    2025年4月26日
    本に出てきて面白そうと思った
  • sayu
    sayu
    @lumicy13
    2025年4月25日
  • こーれちくまプリマーなので読み易くていいぞー プリマーは学生向けとされているが、どの年代が読んでも面白いと思う。
  • お水
    お水
    @mizubasira
    2025年4月1日
  • 水
    @en_sui_
    2025年3月30日
    子どもを取り巻く世界の本質について、つまびらかにしている。著者の子どもに対する誠実さが伝わってくる。全ての大人に読んでほしい。
  • H_O
    @H_O
    2025年3月27日
    世の中には、業界でちょっとした人が、業界内に居続ければ得れる知識をひけらかして本にし、その人の周りやその知識に辿り着けない人にばら撒いて小銭を得るために出版される本が腐るほどある中、多くの人がその輪郭さえ見ることがおぼつかない世の中の理が書かれた数少ない良著。
  • はぎやま
    はぎやま
    @ww_llllL
    2025年3月27日
  • 水
    @en_sui_
    2025年3月13日
  • こいさん
    こいさん
    @koi
    2025年3月13日
  • 추봉선
    추봉선
    @pongseon
    2025年3月10日
  • aya
    aya
    @ayatonton1129
    2025年3月8日
  • しおみん
    しおみん
    @eriko_cc
    2022年10月15日
    子どもの背中を支える本であり、かつて子どもだった今の大人にも、かつて子どもだったことを忘れてしまった大人にも受け取ってもらいたい一冊
  • 「あなたには、「優しい」世界にも差別があるということに気づいてほしいし、逆に「差別がある」にもかかわらず優しい世界があるという逆説的な世界とも出会ってほしい」 (p.96) 差別をしないで生きることがいかに難しいか、むしろデフォルトで差別しながら人は生きているということを自覚して生きなければならない。そんな鳥羽先生の言葉に何度も胸が締め付けられるけれど、いくつになっても読み返したい本。
  • なおどん
    なおどん
    @naodon
    1900年1月1日
  • Ash
    Ash
    @ash_
    1900年1月1日
読書のSNS&記録アプリ
hero-image
詳しく見る
©fuzkue 2025, All rights reserved