氷柱の声
66件の記録
おもち@omochi____s2026年2月22日読み終わった東日本大地震から10年の時間をたどる中編小説。震災当時高校2年生だった主人公伊智花の自分の立場に対する葛藤などが描かれている。 「忘れてしまったことはもう同じ温度で抱きしめることはできない」 という言葉が刺さった。大切なことを忘れないために言葉にしたいなと思った。

吹@ojamimi2026年1月25日読み終わった「うまいものをたべる。人と会う。それが生きるってことよ」 もしかしたらこの十年間、この炎はずっと私の中で静かに燃えていたのではないか。 p.143 この風景を見ていない人が何を言ってもにせものだと思ったし、ここに波が来るのを見ていないわたしが何を言ってもにせものだと思った。 あとがきに綴られた文章を読み、れいんさんに会ったことも、目の前でお声を聞いたこともないのに、まるで同じ空間でお話してくれているみたいな感覚になった。れいんさんの声だ、と。 わたしが震災当時から今まで、15年間抱え、どうしようもできなかった思いや、記憶や、武装しようのない脆い部分が何度も揺さぶられて、それなのに、決して傷つきはしなかった。 わたしはわたしの感じたこと、いま現在感じていることを否定せず、そのまま持っていて良いのだなと心からそう思えて、れいんさんのたましいを目に見える形でこの世に遺してくれてありがとうございますとお伝えしたい。

emu@emu___0h1s2026年1月22日読み終わった震災のこと。今でも思い出すと、胸が押しつぶされる。何も失わなかった側の私。今回くどうさんのこの本を読んで、内心身構えていたけど、あまりにもまっすぐで誠実な人だと思った。東日本大震災のあとの、その地続きにいる世界線で生きていくことの意味をずっと、これからも考えていく。

まいける@Michaelharuka2026年1月19日読み終わった小説エッセイを読んで、くどうれいんさんの書く文章が好きになった。 音声を言葉で描写するのが、抜群に上手だと感じている。 わたしのそばに寄り添いながら、ページを捲らせてくれるような、柔らかな力強さがある。 本編はもちろん、あとがき、文庫版あとがき、安達奈緒子さんの解説まで、全てが素敵な作品だった。 2011年3月のわたしは、福岡県に住む小学2年生だった。学校が終わって家に帰り、いつものようにテレビを付けたら、茶色い濁流のなかに転々と浮かぶ家屋が映し出されたと記憶している。 伊智花よりも、葵さんよりも、ずっとずっと遠くにいる自分。そんな自分が、読み進めるなかで、目を潤ませたとき、自分自身を責めたいような気持ちになった。 伊智花の、トーミの、中鵜の、小原の、葵さんの、松田の、くどうれいんの、安達奈緒子の、声を聞いて、放り投げられた「マイボール」を受け止めようとした、わたしの日常。



もち米@mochimochi222026年1月3日読み終わったくどうれいんさん、エッセイ何冊か読んで、スノードームの捨てかたも読んで、ようやくこの本を読んだ。本当は最初に読むべきでは?と思ってたけど、震災ものか…と思って手が伸びなかったとこはあるんだよな…。私は東北の中でも被害がほとんどなかったところの人間だから、「語るべき人間ではない」側というか…実際なにも分からないのよな。メディアでの感動の押し売りに涙することもあれば、憤ることもあり、自分でもよく分からない感情の中、その渦中にいた人に何を言えばいいのか正解は分からないけど…。くどうれいんさんの文章読むと、この人すごくひねくれててすごく正直でものすっごく誠意があって大好きだな~と私はいつも思ってしまうよ。くどうさんは私みたいな人、好きじゃないだろうな~と思いながら、読んでます。被害は無くても、私にも震災はあったんだよな、と思う。何かを思うこと、それが正しくないこと、それでもいいことを改めて感じて2026年最初の読書とします。




かず@kazu-m2025年12月11日買った読み終わったとても読みやすいしストレートに登場人物の感情がやってくる物語だと思う。 自分のなかで東日本大震災の出来事を全然消化しきれてないんだな、と読みながら考えていたので、読了はちょっぴりキツかった小説だった。






harami@msk4062025年11月11日報道されにくい個人の想いを小説という形で真摯に届けている印象。これを読んでわかった気になってはならないという戒めもありつつ、知らないままの自分じゃなくてよかったと思えた。
ゆずりは@setsu03122025年9月26日買った読み終わったBooksMandeville読書会初『くどうれいん』 よく選んで削ぎ落とした言葉で書かれた、潔い文章が印象的。大きな悲劇の後で連呼された「がんばろう」や「かわいそう」の嘘っぽさ…書くまでに時間が必要だったというあとがきを読み、納得。


m@kyri2025年6月29日読み終わった@ 図書館誰しもに「書かずにはいられないこと」があって、それが良いか悪いかはとりあえず置いておいて、くどうれいんにとってはそれが東日本大震災のことだったのだろう 小説に出てくる人たちの語りを聞いて、わたしもかつてこの震災を、被災者の人たちをめぐって、今となってはそのときわたしの倫理はどこを向いていたのかわからないけれど、いろんな人と話したことを思い出した 「このくらいの被害で済んだ人間がこのくらいの被害で震災のことについて語るのは烏滸がましいという理由で口をつぐんでしまったら結局いちばんつらい経験をした人に語り部の役目を全部押し付けることになってしまう」という記述にたしかにそうだと思った 語りづらさはどの人にもあって、だけど、いざ語ろうと決めたとき、それはなにものにも阻まれないであってほしいと思う



















































