ガルヴェイアスの犬

17件の記録
- Anna福@reads--2503092025年9月26日かつて読んだまた読みたい群像劇、連作短編好きな方におすすめ。 ポルトガルの田舎町に、ある日宇宙から隕石が。全編にその「名もない物」から発せられる硫黄臭が漂うなか、人々はただ己の生を生きている。 人間は大事件でも自分に無関係ならばすぐ忘れるよ、だってこの人への恨みやあの人への愛で、我が人生目一杯なのだから。 80年代のポルトガルの田舎町。 日本、恐らくその頃は田舎の中学生でもウォークマン持っていたよね、とふと思う。 70年代まで軍事政権、アフリカ独立戦争従軍。ECに加盟する迄の過渡期、1984年。
- 縞 まれ@shiroginu_mare2025年4月29日読み終わったある日落ちてきた「それ」がずっと脇に置かれたまま村の人たちの心温まる話やろくでもない話(大抵ろくでもない話)を聞いていると 正直「それ」ってそんなに重要じゃないのかも、と思い始めてからの終盤、村人たちと全く同じ心の動きをした そりゃほっといていいわけないよな!?
- kasa@tool2025年4月1日かつて読んだ「誰にだって、運命の場所ってもんがあるのさ。誰の世界にも中心がある。」 ポルトガルの小さな村が舞台、たくさんの人々のそれぞれの人生。 その土地に生きた記憶を読みながら想像する景色が楽しかった。