機械ぎらい 機械音痴のテクノロジー史
33件の記録
yomitaos@chsy71882026年5月1日読み終わった@ 自宅多感な時期にインターネット黎明期を迎えたこともあり、とかく機械への順応を求められた自覚がある。ついていけないと取り残されてしまうという心配もあり、なんとか食らいついてきたが、根底には機械への不信がずっとあった。なんか、機械に使われてきた気がするのだ。 本書を読んでみて、本題とは少しズレてしまったが、自分が機械ぎらいなのではなく、サービスぎらいなことに気がついた。 運営元の利益のために行われるサービスが、いかにも公共のツラをして、「私たちはこれだけ有用なサービスをあなたに提供してるんです。だからウチのやり方に従ってくださいね」と、機械のインターフェースを介して、笑顔でカツアゲしてくるのがきらいなのだ。何様だよ。 高齢者に機械ぎらいが多いと一般的に言われるが、これは厳密には違うのではないか。複雑な操作への理解を強制されるが、こっちは別に求めていない。でも使えないとまわりの人に迷惑がかかってしまう。それは本意ではない。だから何とか順応しようとするが、その官僚主義的に従うようなふるまいを求められることへの嫌悪は残る。機械ぎらいとは、官僚主義への抵抗者とも言える。 もしそう言い換えられるのであれば、私は機械ぎらいでいい。機械やサービスは消費者にかしずくべきもので、命令される筋合いはない。そんな偏屈な生き方を貫きたいと思った。
もくせいそう@mokuseisou_972026年4月24日読み終わった最先端の技術を苦もなく使いこなしている人はともかく、何とか順応している人、疑心暗鬼になりがちの人には「あるある」かもしれない。テクノロジーに関する歴史やエピソードが興味深いし、デヴィッド・グレーバーに繋げてくるところが著者の面白いところ。
杉野ひこ@suginohiko2026年4月17日読み終わった機械の画面や操作の手順の問題は、実は役所の仕組みの問題そのものだ。郵便制度がかつての国のモデルであったように、現代のマイナンバーもまた、単なる手続きの道具ではなく、この国の形そのものと言える。 (p179-180. 第6章) 新しいテクノロジーを生み出すのは天才の仕事かもしれないが、その普及には、凡人でも使えるかどうかが意味を持つ。彼らこそが、本書でいう「機械音痴」と重なる存在だ。 (p184. あとがき)
- Ariga N.@platypus19822026年3月26日読んでるタイトルと目次を見て「これはぜったい面白い」と思って買ったけれども、実際面白い。テクノロジーの歴史というより、テクノロジーを通したライトな文明批評。
まつもと@mats30032026年3月24日読み終わったおもしろかった。第2章の予約型社会の到来は今、自分の仕事上での関心事とも重なっていて、非常に興味深かった。このテーマだけでも1冊やれるんじゃないだろうか。みんな不満を持ってるけど、意外と誰も分析していない領域だと思ってる。
何かの化石@kaseki_san2026年3月22日読み終わった@ 書院 SHOIN 近鉄奈良駅すぐのブックカフェ他のレビューを見ると高評価なのだが、個人的には期待していたのと方向性が違って、そんなに面白くなかった。

Takahiro Hirano@taka_1642026年3月20日読んでる速水さんはテックに強いというイメージなので、企業への入館などで結構手間取ると書いておられるのが意外だった。 あと、予約型社会という捉え方は鋭い。便利だなぁとしか思ってなかったけど、確かに窮屈なのかもしれん。コロナ禍でその流れはさらに加速している。
saeko@saekyh2026年3月17日HCIの話なのだが、専門家ではなくて利用者の目線で書かれているのが新鮮でおもしろかった。 モバイルオーダー、飲食店予約システム、セルフレジ、予約しないと並ぶことすらできない万博、情報戦になったディズニーランド…などなど身近な事例を紐とき、技術は発展しているけど必ずしも便利とはいえないインターフェースが蔓延る状況を嘆いている。 なぜ使いにくいデザインが生き残るのか?という問いについて、実は我々は官僚制に魅力を感じているからだというデヴィッド・グレーバーの考え方が興味深かった。明確に守るべきルールがある役所的な仕事を律儀に貫徹させることに快楽があるという主張。 明らかにデザインのルールに反している、使いづらいだろうというインターフェースでも、「慣れてるから変えないでほしい」という声があがる一端はこういう性質にあるのかもしれない。 デザイン改善が難しいのは、そういうユーザからのハレーションを避けるためだったり、事業のリターンが語りづらいから、という理由が主だけど、インターフェースのデザインの社会的責任を考えたときにそんなこと言ってられるんかという気持ちになる。 作り手の視点に凝り固まった自分にいい刺激になった。































