階級と「私たち」のゆくえ
49件の記録
片刃@kataha4622026年8月18日買った読み終わったケン・ローチ作品のイメージからだろうか、階級と社会を意識した映画と聞いて思い浮かぶのが労働者階級にフォーカスした映画中心になっていた。 そういうイメージの湧いていなかった『キングスマン』『ハリー・ポッター』などの作品から読み取れる階級と英国社会との関わり、またそれらが一方でどんな問題を取りこぼしているかも見えてくる。 そんな英映画を通して見えてくる社会背景をどうやって日本に反映させてくるのかなと思ったところ、最後の章で「インターセクショナリティ」が提示される。希望は残るが、その概念を重んじるに当たって、他者との間に雑な線引きをしない慎重さや、共通点を見出す想像力は今欠けてる人間が多すぎやしないだろうか。
Michika@0610shun2026年8月10日読み終わった借りてきたかつてのイギリスの労働者階級は連帯していた。 連帯感があるということは 他者への敵対心も芽生える可能性がある。 でも労働者階級が持っていた助け合いの基盤が失われて、 分断された個が孤立し、 社会の外へ追いやられる恐怖にも直面している。 (と、解釈した) "差異"と"共通"、 どちらかの考えだけに偏ってしまうことは 分断や排除を生む一因であるのかも。 「共通性の中の差異、 差異の中の共通性」 仲間か敵かに分類して攻撃することは 現代社会においても確実に見られる。 「同じである」ということに溺れず、 「異なる」という関係性を断つのでもない 「私たち」というあり方について、 イギリス映画の"階級"という視点から 可能性を示してもらえた気がする。








amy@note_15812026年8月1日読み終わった感想排外主義連帯階級話題の(?)河野真太郎さんの新著。やっと読んだ。 いや~おもしろかった。やっぱりいまの社会の情勢を「階級」を抜きにして語るのは無理があるし、そこを抜きにしたままで連帯はできない。 それは生きることと密接に結びついていて、逃れることはできないから。 そしてこれはマジで個人的なものなのだが河野真太郎さんの著書はいつもテーマが興味深くて、今までも何冊か読んだけど難しくて眉間にしわを出現させながら読んでいたんだけど、今回はもともとがWeb連載だったということもあってか、すごく読みやすかった。 著作内で取り上げられていた映画もおもしろそうで、いくつか配信サービスで見られそうだったのでマイリストに追加しておいた。 イギリスにおいて排外主義者が労働者階級というイメージで語られがちだけれど、かつて労働者階級はコミュニティとしての機能も有しており、むしろ連帯していた歴史からなるというのは知らなかった。 日本の作品だと『あのこは貴族』と『プリテンド・ファーザー』を取り上げていて、そのどちらも私は知っていたこともあり、そこに描かれていた横たわる階級を横断するように連帯する内容はイメージがつきやすかったし、河野氏が提言した共通のなかの差異と差異のなかの共通こそが階級によって分断されがちな我々が連帯するための重要なポイントであるということは納得したし、やっぱり私はこの社会情勢のなかで連帯を諦めたくはない


吉田真哉@yancy_752026年6月12日読み終わったとかく友か敵かに分類して徹底的に潰し合う現代社会において、「差異の中に共通性を、共通性の中に差異を同時に見出す」ような新たな連帯の形はほんとうに作れるのか? 映画批評・映画ガイドとしても面白かった。


yt@yt2026年5月27日読み終わった「「上昇」の単純な物語こそが、現在苛烈になりつつある階級の分化と貧困の問題の遠因になっている」(p72) 多数の映画から階級について考える。 日本では階級は上げられなくとも格差は軽減できるのか。 メリトクラシーを考えなければならない。 「そしてなんといっても私たちにとっての困難は、現在の新自由主義的成長物語が、労働者階級であれなんであれ、階級コミュニティを背景にするものではなく、徹底的に個人化されてしまっていることだろう」(p105) 家族が贅沢品となってしまっているし、女同士を分断する家父長制も残っている。 インターセクショナルな連帯ができるのか。 事例は積み上がっている。









もぐもぐ羊@sleep_sheep2026年5月11日読みたい最近見た『ピーキー・ブラインダーズ』で英国の階級社会への興味が再燃したので読みたい。 扱われている作品も観たことのある映画が多いので復習したくなりそう。 - - - - - - - 以下公式HPより引用- - - - - - - 分断された社会で、「私たち」は成り立つのか? イギリス映画が描く階級の物語から、新しい連帯のかたちを探る。 排外主義、新自由主義、ケア労働……。それらと結びつく、令和の日本ではもはや他人事でなくなった「階級」や「サッチャリズム」の問題を、映画や文学から学べる必読書。冴えわたる批評に刮目した。——小川公代(英米文学者) 階級ではなく格差という言葉が選ばれることの多い日本社会。格差という言葉が選ばれるとき、何が隠蔽されているのか? 「階級先進国」イギリスの映画および文学を読み解いていくことで、格差が隠すもの、そして階級のまだ見ぬ可能性を探る。 本書は階級を軸に、イギリスの近・現代史や、現在の新自由主義経済下の社会を批判的に捉え、労働や家族、成長(観)、ギグ・エコノミーなどさまざまな変化や問題を浮き彫りにする。そして、日本の作品や社会状況とも比較しながら論を展開することによって、現在日本において「私たち」を作り出す萌芽を見出していく。 ケン・ローチ作品をはじめとするイギリス映画だけでなく、19世紀の古典『大いなる遺産』や作者の死後発表された『モーリス』など、多彩なイギリス文学も扱う本書。階級についての思考を深めるだけでなく、新しい視点からイギリス映画や文学を楽しむための一冊となっている。 【本書で扱う主な作品】 『キングスマン』『わたしは、ダニエル・ブレイク』『ジェイン・エア』『大いなる遺産』『リトル・ダンサー』『さらば青春の光』『モーリス』『トレインスポッティング』『ケス』『家族を想うとき』『サンドラの小さな家』『パレードへようこそ』『オールド・オーク』『万引き家族』『あのこは貴族』『パラサイト 半地下の家族』『バーニング 劇場版』『ノマドランド』『パブリック 図書館の奇跡』ほか









ころっぺパン@andbook-562026年5月6日買った読み始めたケンローチの『オールドオーク』を観て、本書を読み始めたところ。 勢い『パレードへようこそ』を観て、他の映画とか本も読みたくなってきてしまった













































