歴史修正ミュージアム
35件の記録
- 糸太@itota-tboyt52025年11月17日読み終わった私にとってミュージアムは美術品を鑑賞しにいく場所でしかなかった。展示されているのは世にも貴重な芸術品で、だからこそ敷居が高く、足を向けるのには多少の緊張が伴った。 でもそれは違う、と本書は教えてくれる。 そもそもコレクションは恣意的な視線を通じて行われたものであるし、展示にはその時代の空気による編集を加えたものにしかならない。そして、そのような「歴史修正」は絶えず更新され続けており、私のようなアートに気後れするような人々の手にも、ひろく委ねられている。 もちろん無視しようとすればできるけれど、その態度はけっして、未来の社会に好ましい結果を導きはしないだろう。 色眼鏡をはずしてみる。案外、ミュージアムの側からは、手を伸ばしてくれているのかも。


- むこうやま@65yama_kana2025年10月22日読み始めた「本来、"歴史を修正する"という行為そのものは、学問の根幹にあるべき営みである。新たな資料や証言が発見され、視点が拡張されるたびに、歴史はより多層的なものとして描き直されていく。そのような修正こそが、真に誠実な歴史実践である」


本屋lighthouse@books-lighthouse2025年9月5日読んでるインタビューしますバリューブックス運営の「本チャンネル」にて著者インタビューをするため、ゲラにて読み進めています。歴史修正という言葉を適切な意味=意図のもとで取り戻す、そのためのありかたを博物館や美術館などのミュージアムにおける実践から見つけていく1冊、ととりあえずまとめていいと思います。言い方は適切ではないのだけど、読みながらとてもわくわくしています。 本書であげられている事例を読むと、本屋でもできることがあるな、本屋をミュージアムとして捉えたらいいじゃないの、という思いがふつふつとわいてきています。などと思っていたら、文化資本へのアクセスに階級格差があることとその解決のための移動博物館の事例を紹介する章で「公園でのサッカー帰りにたまたま入ってきた家族」が出てきて、この風景は本屋的でもあるな、と。本好きからすると泥で汚れた服でサッカーボールを抱えながら本を見るなんて行為は嫌なものかもしれないけど、本屋lighthouseとしてはそうありたいと思っていて、実際に公園とお店を往復している子どもたちも時折現れます。かれらは本を買うどころか本に触れることすらしないことがほとんどだけど、本屋という場所には足を踏み入れている。そのことが意味を持つようになるときがくるのが待ち遠しい。 9月末刊行予定。予約も受け付けております٩( ᐛ )و https://books-lighthouse.stores.jp/items/68a27ec2925366428de7d995
















































