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まろ
@maro_books
  • 2026年5月21日
    くもをさがす
    くもをさがす
  • 2026年5月21日
    風を飼う方法
  • 2026年5月21日
  • 2026年5月10日
    ここで唐揚げ弁当を食べないでください
    1万部を突破した大ヒットエッセイ集の私家版。 先日友達と神保町に行った時に偶然見つけて即購入。 今は商業出版されて売れ続けているけれど、「逆に私家版買えるのレアじゃね!?(レアかどうかは知らない)」と思っているし、そうであってくれ。頼むから。 18歳で八王子から23区内に引っ越した後、日々の生活の中で感じた著者の心の機微が、抜群のユーモアとセンス輝く言葉たちで綴られている。 仲の良い親友が「この前こんなことがあってさ〜」と話してくれてお互い笑い合っているような、くだらないけどあたたかい、そんなふうなエッセイ集。 私たちが普段何気なく生活している日常は、こんなにも面白い事で溢れている。
  • 2026年5月9日
    神様のボート
    神様のボート
    何年も前に交わした夫(あのひと)との約束だけを拠り所に、転々と引っ越しを繰り返す母と着いてゆく娘の旅の物語。 母と娘の視点が交互に描かれる形式で、それぞれの心情にスイッチしながら読むことができる。解説にもあったが、母目線から見ると「恋愛の物語」、娘目線から見ると「成長物語」という2つの側面を持つのが面白い。夫(あのひと)に対しての母と娘それぞれの考え方や母娘間の関係性が時を経るごとに少しずつ変化してゆき、2人が衝突してしまうシーンでは心が揺さぶられてしまった。 愛の重さは当事者間が感じ取ることだと思うので、母のあの人に対する愛が重いかどうかは言及できないが、少なくとも母とあの人が常に愛し合っていた事は紛れも無い真実である。それこそが母にとっての「現実」であり、儚く美しいものだったと思う。 テーマは濃厚だが、文章は水面に浮かぶボートのように軽やかであり、そこにはゆらゆらと揺蕩う彼女らが確かにあった。
  • 2026年5月6日
    告白
    告白
    明治時代の大阪で起こった大量殺人事件「河内十人斬り」をモチーフに描かれた、800ページ超の長編小説。熊太郎の思弁的過ぎる性格ゆえに彼の独白のようなシーンが多々見られるが、リズミカルな河内弁が文章を軽やかにしているためスラスラと読むことができた。 やってしまったことは到底許されることではないが、読み進めるにつれて熊太郎にどんどん感情移入していってしまった。課題図書にしてもいいのでは?と思うくらい、テーマ性に富んだ作品だと思う。 人はなぜ人を殺すのか? 面白いとかタメになったとか、そんな枠で捉えてはいけない作品な気がするな〜。
  • 2026年5月4日
    えーえんとくちから
    静謐だけれどどこかあたたかい、心にそっとしまっておきたくなる言葉たちにたくさん出会えた。 いつまでも色褪せることのない、素敵な歌集。
  • 2026年4月18日
    母という呪縛 娘という牢獄
    本はしばしば「著者との対話」とよく言われるが、本作からはその部分が濃くはっきりと感じ取れた。ノンフィクションだからということもあるかもしれないが、まさしくこれは「著者」そして「獄中の娘」との対話そのものだった。 出所後の人生が、穏やかな光に包まれることを切に願う。
  • 2026年4月4日
    少年と犬
    少年と犬
    第163回直木賞受賞作であり、2025年に映画化もされている本作。『雨降る森の犬(集英社文庫)』で初めて馳さんの作品を読んでから、人と犬の絆を描かせたら右に出る者はいないと思っていた。本作を読んで、その気持ちが確信に変わった。 東日本大震災で飼い主を亡くした1匹の犬(多聞)が様々な人と出会っていく連作短編集。「人間の感情が読み寄り添ってくれる動物」とはよく言われるが、本当にその通りなんだろうなと思う。 読み終わった後、自分の心の中にも多聞がいることに気が付き、心があたたかくなった。
  • 2026年3月24日
    陽気なギャングが地球を回す
    個性溢れる4人の天才達から成る銀行強盗団。いつものように盗みを犯してほな解散…と思っていたある日、予想だにしない出来事が起こったことで彼らの逆襲(?)劇が幕を開ける!坂本裕二作品のような会話劇かと思えば、『地面師たち』の前身のような雰囲気もあり、だけどサスペンスとしての骨子がちゃんとある…すごい小説だ。 ロマンはここだ。
  • 2026年3月12日
    百貨の魔法
    百貨の魔法
    2018年本屋大賞ノミネート作。華やかな装丁に一目惚れした1冊。 収録されているお話はどれも心があたたかくなるものばかり。内容はきっと素晴らしいんだろうけど、どうしても文体が合わなかった…。 上手く言語化できないのがもどかしいけど、とにかくその1点に尽きる。 あと、猫全然出てこなくてびっくりした。
  • 2026年3月6日
    ついでにジェントルメン
    目黒区美術館行こ~と思って目黒駅で下車。途中の権之助坂商店街にある「弘南堂書店」にて発見し購入。昭和レトロな古本屋さんで中々よかった。 柚木さん初の単独短編集となる本作。ジェンダー間で時々議論になる問題を7つの短編から問いかける。 個人的には「エルゴと不倫鮨」と「立っている者は舅でも使え」の2編が好きだった。 「エルゴと不倫鮨」 お店に登場するパワフルシンママがとにかく最高。男性たちに気持ち悪さを感じていたから、とにかくスカッとした。 「立っている者は舅でも使え」 人は必要なタイミングに必要な人と出会う、とはよく言われるものだけど、まさしくこのことだなと思った。
  • 2026年3月1日
    百年と一日
    百年と一日
    『帰れない探偵』(講談社)で第77回読売文学賞を受賞されたニュースを見て以来、気になっていた柴崎友香さん。先日友達のススメでブックオフに行ったら本作がお手頃価格になっていた…! 本作のテーマは「時の経過」。ショートショート形式なのですごく読みやすい。「時の経過」に焦点を当てて描かれた、様々な人たちの心情の移ろいに思いを馳せることができる。世界のどこかに住んでいる、顔も知らない誰かの思い出話をそっと聞いている感じ。だけどどこか他人ごとではなく、自分の記憶に不思議とリンクする瞬間が多かった。 自分に直接関係した出来事はもちろんだけど、間接的に起こった出来事や、一見関係のない出来事も、ふとした瞬間に別のかたちで自分の中に現れてくるのだろう。 著者のインタビューもすごくよかった。 https://book.asahi.com/article/13675099 より  「『なにげない日常』と片付けられてしまうことの積み重ねこそ、その人を形づくっているのでは。『決定的なこと』だけで出来てはいない人生を書きたい、と思っています」 一気読みというよりは、毎日少しずつ、ゆっくりと読むのがおすすめ。
  • 2026年2月22日
    言語化するための小説思考
    ララチューンの動画内で、ニシダが面白いと言っていた本。小川さんの作品は『君のクイズ』(友達は『君クイ』と略していた)しか読んだことがない。あまり面白くはなかったけど、1つの作品だけ読んで自分に合う/合わないの判断はしたくなかったし、タイトルにも惹かれたので手に取った。 この本には、「面白い小説とは何か」という問いに対する小川さんの解が、小説への愛と情熱と共に書かれている。あまりにも分かりやすいので、もし自分が小説家だったら、「これ以上書かないで小川さん!お願い!仕事が無くなる!!」と思うかもしれない。それぐらい、小説を科学している本だなと感じた。朝井リョウさんの帯コメントと被ってしまう部分もあるが、「へ~なるほど~!!勉強になるな~!!」という内容の後に「そんな常人離れの所業、アンタ(敬称略)にしかできねえよ!!!」と思わずにはいられない内容がサラッと書いてあって、ジェットコースターに乗っているみたいだった。 「小説はコミュニケーションである」と小川さんは何度も主張する。いかに他者(読み手)を意識して、「何を書くか」と「どのように書くか」を考えられるかどうか。小説に向き合う小川さんの姿勢に感動すら覚えた。 半面、これまで自分は作品(著者)とのコミュニケーションを疎かにしていたと思う。書いてある文章を読み、(一方的に)解釈する。読み方に正解はな無いと思っているけど、勿体ないことをしていたなとも思う。膨大な時間をかけて作り上げられた血と汗と涙の結晶である作品。読み手を意識し、緻密に練り上げられた文章の数々。これからは文章を通して著者と対話する、双方向的な読書をしていきたい。
  • 2026年2月14日
    名もなき毒
    名もなき毒
    吉川英治文学賞(07年)受賞作。シリーズものとは知らず、本作が2作目だということに解説を読んで気づく。 主人公のもとで働いていたトラブルメーカー・原田いずみを発端として起こる出来事と連続毒殺事件の2つが同時進行していく中、主人公が事件の真相に(半ば強引に)近づいていくというストーリー。ミステリーの側面よりも、柚木麻子さんの『BUTTER』や姫野カオルコさんの『彼女は頭が悪いから』のような社会派小説の側面が強い。 本書の中には様々な毒が出てくる。原田いずみの心の毒、連続殺人事件の凶器としての毒、土壌から検出される成分としての毒。 人間は誰しも毒を持っている。そして、悲しいことにその毒に蝕まれ、自分が毒されていることに気づかず、コントロールできなくなる人がいることも事実。しかも、見た目からはその毒をかぎ分けることもできないし、その人の前では我々は無力であり、対抗する術がない。 そんな中でも、宮部氏は希望を見い出そうとする。 この小説が、そんな社会への静かなる反撃の狼煙となればよいと思う。
  • 2026年2月11日
    ロイヤルホストで夜まで語りたい
    ロイヤルホストで夜まで語りたい
    ロイヤルホスト愛にあふれた、17名によるエッセイアンソロジー。 学生時代にファミレスでバイトをしていた経験(ロイホではない)や、源さんが某ファミレスでラジオをやる回が大好きなこともあって、ファミレスは自分にとって身近な空間だ。だけど、ことロイホにおいては、「他のファミレスより値段設定がちょっぴり(?)高めなお店」ぐらいの印象しか無かった。最後に行ったのも6年ぐらい前だし。 そんな中で読んだ本作だったけど、もうロイホ行きたい。なんなら読んでる途中から行きたくなって、近所にロイホがないかググった。あった。まだ行けてはない。 メニューの豊富さやホスピタリティ、創業時からの想いやロイホとの思い出を、17名の執筆者が時にアツく時にしんみり、かと思いきやクイズ形式で語ってくれている。個人的には、織守きょうやさん、似鳥鶏さん、朝井リョウさんのエッセイが特に好きだ。織守さんは『花束は毒』で気になっていた作家さんだし、朝井さんのエッセイに至っては各方面で話題になっていたから、読めて良かった。これもアンソロジーの魅力のひとつ。 ちょっと脱線してしまった。ロイホでもいいし、別のファミレス、別の飲食店でもいい。自分にとってのロイホを探してみるのも面白いかもしれない。
  • 2026年2月8日
    旅の断片
    旅の断片
    この世界は優しさと思いやりで溢れている。 そして、いつも、どこかで、つながっている。 日常の一瞬を静かに掬い取る観察眼と溜息がでるほどの美しい文章。 いつまでに家に置いておきたい本になったし、今後も若菜さんの作品を読んでいくだろう。 若菜さんが世界を旅する中で、見て、聞いて、触れて、感じたことが凝縮されている。有名観光地でのお話はほとんどなく、現地の人たちの日常や風景がメインなのがすごい良い。実際に旅をしたのは若菜さんだけど、彼女の体験がそのまま自分の中に溶けて入ってくる感覚。世界一周をすることはなかなか難しいけれど、文章で追体験ができるし、それが紀行文の良さだなと改めて実感した。 エッセイはなんとなく苦手だったけど、『旅の断片』を読んでエッセイが好きになった。第1弾も、旅の3部作も、読もう。 昨年末、地元の『ツバメコーヒーブックス』さんで購入した本作。 入った瞬間から良い書店だ~と思っていたけど、ますます好きになった。地元に帰る度にお邪魔したい。
  • 2026年2月1日
    団地のふたり
    団地のふたり
    50歳で独り身の奈津子とノエチによる、日常ゆるゆる系なお話。 50歳という年齢になっても、毎日のように会って、一緒にご飯を食べる2人。時には些細なことで喧嘩になるときもあるけれど、相手の良いところも悪いところもお互い知り尽くしているから、絶対に仲を違うことはない。そんな関係性な2人を読んでいて、心がすごく落ち着く。団地ならではの人との繋がりや出来事も描かれていて、自分もそのご近所さんになったような気持ちで物語に入ることができる。改めて、友情はいいなと思う。
  • 2026年1月24日
    インドでわしも考えた
    インドでわしも考えた
    シーナ氏による、ハードボイルドインド冒険譚。「ヨガで3メートル浮揚するインド人」を探すためにインド内の各地を巡り、そこで出会った個性豊かなキャラクターたちとの面白おかしいエピソードがふんだんに書かれている。インド旅行記であるのは間違いないんだけど、調べれば出てくるような「インドっぽい情報」ではなく、事前情報無しのシーナ氏が実際に肌で感じたことがメインで綴られているから、インドの実情がすごくリアルに伝わってくる。旅をする時は、あえて事前情報を入れずに過ごすことも大事なんだな! カバーは深夜特急でお馴染み平野甲賀さん😌
  • 2026年1月18日
    十戒
    十戒
    『方舟』で話題沸騰となった夕木先生による本作。とある島内で殺人事件が起こった直後、「殺人犯を見つけてはならない」という戒律が登場人物たちに課せられる。ページをめくるたび、見えない恐怖に対する彼らの緊迫感が増していき、クライマックスで衝撃の事実が明らかになる。前代未聞のミステリー小説!(ただし、個人的には『方舟』の方が衝撃が強かったかも)
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