統合失調症の一族

58件の記録
- たま子@tama_co_co2025年4月15日読み終わった@ 自宅家族がそれぞれの内に秘め忘れようとした出来事の数々は年月を経て語られはじめ、ページが進むにつれて、次々に新しい事実が明らかになっていく。まるでサイコミステリー小説を読んでいるようで、ついさっきまで信じていたことが無になり、別の可能性の浮上、でもそれも確かではなく、憶測をなんども重ねながら、一進一退の研究成果にじりじりしながら、わずかずつ真実に近づいていく怖さと、知りたさがずっと続く。ロバート・コルカーの並外れた調査力とストーリーテラーさに慄きながら、抗いがたく一気に読んでしまった。 この物語は、統合失調症とともに生きてきた家族の物語であり、その原因や対処を見つけることに一生をかけた不屈の研究者たちの物語でもある。
- たま子@tama_co_co2025年4月13日読んでる@ 自宅「自分のことを心から大切に思ってくれている人が、自分がどんな目に遭ってきたかを一つ残らず知っていながら、それでも強さを見て取り、敬意を払い、人となりを理解してくれるという、そんなことがありうるのがわかったのは、これが初めてだった。」ーp289 12人の子供の末娘リンジーがシルヴァーンという存在についに出会えたことにほんのわずかな希望を見る。ずっと張り詰めた状態でもしかして何もかも手遅れで解決策など一つもなく、どんな専門家にもお手上げなのではないかと憤りながら、先を急ぐように読み進めるなかで。
- ふく@fukunatsu2025年4月12日買った読み始めた兄弟が次々と統合失調症を発症していく家族の話。 統合失調症と言えば遺伝で発症すると言われているが、必ず発症するわけではないし、メカニズムが良く分かっていない精神疾患。 めちゃくちゃ分厚くて読めるか心配ではあるけど、専門用語はほとんどなく小説なので、がんばって読み終わりたい。
- ゆい奈@tu1_book2025年4月11日読み始めた図書館で借りてきた。学生時代、精神科の実習で統合失調症の患者さんを2ヶ月担当したことがあり、そのときに疾患について膨大な資料を読み漁ったことを思い出す。読むぞ。
- たま子@tama_co_co2025年4月10日読み始めた@ 自宅こんなにぐんぐん読み進めてしまうノンフィクションは久しぶり。12人の子どものうち6人が統合失調症に。第一次大戦直後に生まれた親のミミとドン。世界恐慌時に出会い、第二次大戦中に結婚し、冷戦時代に子どもたちを育てる。アメリカの世紀を生きた家族の記録と、フロイトやユングをはじめとする精神分析家・理論家による議論。統合失調症は遺伝か、環境か。事実は小説より奇なり。…さあそろそろ仕事をはじめよう。
- パピアニューピピア@papiopa56562025年3月6日読んでる読むとすごい気落ちするので気力がある時にじわじわ読んでいる、興味深いがなぜか落ち込む わたしが10年来精神科に通っている現役の患者だから、作中の一昔前の病院でロボトミー手術などで"治される"人々と自分を重ね合わせて参ってしまうのかな
- たま子@tama_co_co2025年3月1日気になる@ 電車今まで本の話をしたことがなかった友人と最近読んだ本の話などをして、嬉しくてすこし食い気味に話してしまったような気がする。気になる本や漫画、映画、ドラマがたんまり増えた。よき日。次はお花見で。
- おふね@ofune2025年2月8日読み終わった借りてきためちゃくちゃ面白かった。こんなに面白いノンフィクションは久しぶり。 母として子を思いながら、どんどん家庭と子どもたちがどうしようもなくなっていく様子や、当時、社会的に精神疾患が「育て方」のせい(特に母親に起因するもの)と思われていた中、完全ワンオペ育児で日常を守ろうとする母に感情移入してしまい読んでいて辛かった。 兄たちに半生を蹂躙されながらも自分の生き方を見つけている子どももいて、希望が持てる。 とにかく面白かった。久しぶりに電車で本を読んでいて、集中し過ぎて駅で降りそびれた。(ハリーポッター以来2回目)