「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を。

61件の記録
- 北村有(きたむらゆう)@yuu_uu_2025年5月25日読み終わった@ トムネコゴどれだけ頑張っても社会なんて良くならないんじゃないかと思うし気力をなくすけど、女性の乳首を箸でつまむ広告が公に掲出されていた時代があったんだと思うと、多少なりとも良くなっているのかな、という気にはなるかな
- きよ@kiyomune2025年5月4日読み終わった私は女で、だからこそ世の中で起こる「女であるために押し付けられている不利」に関心がある(というか、あると思いたい)わけだが、それでもこの本を読んでいると、ある問題について何も感じずに生きていたことにハッとさせられたり、論点のズレた世論の怒りに流されていたことを恥ずかしく思ったりする瞬間がある。 あるいは、あの時ひとりで怒っていたことは(ついで、まわりが無関心そうに見えてだんだん不安になったことは)変じゃなかったんだ、と思えてホッとする瞬間もあり、だからといって、「正しい怒り」の側にいたことにホッとするのもダメだなとも思う。 まるで、わたしが双六のコマになって、マス目ごと書いてあることに一喜一憂したり、振り回されたり、前進させてもらったりしているみたい。 不思議な本。大切にしたい。
- 佐藤ジュンコ@sato_junko2025年5月2日読み終わったあのときどうしたらよかったのか、これからどうしたらいいのか。復習もできたし予習もできた。自分に起きることだけでなく、他の誰か、身近なひとにも遠くのひとにも、なかったことにせず、見なかったことにせず、何かできるだろうか。自分の存在がちっぽけすぎて、自信がないけれど、迷ったり悩んだりしたら、またこの本を手にとれば、力がわくかもしれない。大きな一歩は踏み出せなくても、せめて妨げにならないように、ささやかにでも応援だけでもできるようになりたい。
- ひなこ@hnk9272025年4月13日読み終わった@ 喫茶と読書 ひとつぶうぐぐぐぐぐぐ。今日はずっと信田さんが書かれていた「自分が悪いということにした方が世界は合理性を保てる」の話を読んでいる気がする。社会のあり方を選べるなら、生まれてきた者を歓迎する社会がいい。こんなどうしようもない残酷な社会だが、あなたがあなたとして生きていくことを歓迎します、という社会が。 SNSという、マーケティングによって作られた蛸壺の中で生きられるようになったからこそ、「痴漢OK子」なんていう存在するかも怪しい存在を当たり前に信じてしまい、「痴漢冤罪」の話の中で「痴漢した当人」は透明化され、差別に対して本当ならば連帯できるはずの人たちがいがみ合い、無関心の人からはさらに煙たがられる。なんと、ぐったりがっかりする世界だが、何度脱力しても、立てた中指を心に留めて、少しでもマシな世の中をと書き連ねる著者の語りには勇気づけられる。
- 萌生@moet-17152025年3月23日読みたい概要を見て、これは読むべき本だと思った。ほとんどなかったことにされてきた立場にある人たちが声を上げている、その意味を私たちは「その側」であろうとなかろうと考えなければならないと思う。
- aiko@aiko-02025年3月20日読み終わったエッセイの形式なので読みやすかった。 日ごろモヤモヤしているけど言葉にならなかったことが、なぜそうなってしまっているのか、何がおかしかったのか、やっぱりあれはおかしい、と頭の中で整理されてスッキリした。 弱い側や少数派ばかりが考えさせられ、加害する側は意識すらしていない。 「認める」じゃなくて「見る」「知る」ことや対話が必要