イラン現代史
53件の記録
- こよなく@funyoi2026年3月26日読み終わった本書は、イラン革命以後の政治・経済・社会の変遷を描いた一冊であり、特に政治制度の構造が興味深かった。 最近、日本の政治制度について、憲法改正の高いハードルや二院制によって意思決定に時間がかかる仕組みなど、拙速な変化を防ぐ点でよくできていると感じている。一方で、憲法解釈の運用や三権分立の実効性に疑問を抱く場面もある。 こうした関心から見ると、イランの政治制度は非常に新鮮で興味深い。大統領や立法府であるイスラーム評議会は国民の選挙によって選ばれ、選出された大統領も国際協調路線やポピュリストだったりと、意外にも民主的なことに驚く。ただ、最高指導者が強い権限を持ち、監督評議会や革命防衛隊といった機関が政治に大きな影響力を持っており、大統領候補は監督評議会の承認を受けなければならず、また同評議会は選挙監督も担うため、選挙の公正性には常に疑念がつきまとう。 さらに、この監督評議会は法律の制定を審議し、それが憲法やイスラームの理念に適合しているかを判断する機関でもある。構成は、最高指導者が任命する6人のイスラーム法学者と、司法府長官の推薦を受けて議会が承認する6人の法律家から成り立っており、宗教と法制度が密接に結び付いている点が特徴的である。 また、宗教的少数派に議席が制度的に保障されていることや、最高指導者に法学者としての資質が求められる点など、日本には見られない特徴も印象的だ。 そもそも、アメリカの介入に対する反発によって生まれた体制であって、権威主義体制の問題は感じるが、その社会の歴史や宗教、価値観と深く結びついて形成されてるものであり、一概に否定できるものではない複雑さを実感した。


トビー@kazeshizu_14392026年3月21日また読みたい中公新書時代に合わせて変わっていくイランの国家体制が図で解りやすく示されている。 中東の歴史は全然分からないが、何十年もアメリカと戦い続ける国家が簡単に倒れるわけがないことだけは分かった。 自分達を苦しめ続ける相手の正義を認められないのは当然か。
Takahiro Hirano@taka_1642026年3月21日読んでる英帝国的権力が弱体化する中で、ソ連などに抵抗するためにアメリカが出張ってくる。それとイラン王政が結びつき、経済成長・近代化が進む。しかし、政治的自由はなく、不満が高まっていたところに、西洋的な近代とは違うあり方を求める動きが生まれる。その流れが1979年の革命に繋がるが、様々な選択肢があり得たという指摘が興味深い。 あと、西洋的な近代以外のあり方を求めたという点について、日本はイスラーム的な文化は共有してないので遠い国というイメージだけど、非西洋圏の国という観点では、共通性があるなと思う。
Takahiro Hirano@taka_1642026年3月20日読んでるアメリカとイランの歴史的関係を知りたくて手に取った。ほぼ前提知識を有していないので、時間を空けると分からなくなる。こういうあまり知識のない本は一気に読まんとあかんな。
- 真心@Rdmk11272026年3月18日読んでる第3章まで読了したが、反王制運動や白色革命、イラン・イラク戦争までの流れを詳しく学べる1冊。今現在の中東情勢が気になっている人は読んで損がないと思う。



みはら丸@Miiihara5552026年3月14日読み終わったイスラームの理解は、日本人には相当難しいものだと思う。 「危険」「何をしでかすか分からない」「怖い」といったイメージばかりが先行しており、実態をあまり知ろうとしていない、あるいは理解できないものとして距離を置いている人が多い気がする。 その背景には、日本社会がイスラーム圏と日常的に接する機会の少なさもあるのだろう。宗教そのものが社会や政治の中心にある国を、日本の感覚の延長で理解することは簡単ではない。断片的なニュースだけでは、その社会の成り立ちや価値観を捉えることは難しいと感じる。 自分自身もそうした認識への反省があり、意識的に中東地域を訪れたり、関連する書籍を読むようにしている。しかし、イスラーム革命後のイランの歴史については、これまでほとんど知識がなかった。本書は、その空白を埋めてくれる一冊だった。 イランとアメリカの関係が緊張し、戦争の可能性などが報じられるたびに、さまざまな言説が飛び交う。しかし、その多くは表面的な情報からの憶測にとどまり、ここに至るまでのイランの歴史や、アメリカ、イスラエルとの関係を踏まえた議論はあまり見られないように思う。SNSという媒体の特性もあり、短い文章で複雑な中東情勢を語り尽くすことはそもそも難しいのだろう。 そうした中で、本書のように体系的にまとめられた本を通してイラン現代史を見通すことで、現在のイランを取り巻く状況への解像度は格段に上がる。断片的なニュースだけでは見えてこない背景や歴史の流れが、少しずつ立体的に理解できるようになる。本書は専門的な内容を扱いながらも、出来事の流れや国際関係の変化を丁寧に整理しており、イランという国を理解するための良い導入書だと感じた。 また、本書の終章で紹介されるイラン文化(食事や音楽、スポーツなど)に関するコラムも良いアクセントになっている。政治や宗教、国際関係といった重いテーマの合間に、イランの人々の日常や文化が垣間見え、イランという社会により具体的なイメージを持つきっかけになる。 当然のことながら、イランという国の中にも多様な人々がおり、宗教との関わり方も一様ではない。国家体制もまた、固定されたものではなく、国民との関係の中で少しずつ変化していくものだろう。外から見ると一枚岩の国家のように映りがちだが、その内側にはさまざまな価値観や生活が存在している。 今後イランがどのような国家になっていくのかは簡単には見通せない。しかし、どの国であっても社会を形作っているのはそこで生きる人々である。政治体制や国際関係に目が向きがちだが、その背後には日常を営む人々の社会がある。本書を通して、ニュースで語られる「国家としてのイラン」だけではなく、その中で生きる人々の存在にも思いを巡らせながら、この国を理解していく必要があるのだと感じた。

- ユ!@yuyu02026年3月11日読み終わった西洋化しても、イスラームに帰っても、指導者や大統領が富を吸い上げるシステムが変わらないのエグい。時代によって表面上やる事変えてるだけで… 映画「アルゴ」はおもろいからオススメ👌


中原メロス@56565656t2026年3月9日読み終わった革命後から一貫した方向性があるわけではなく、政権や国際関係などによって何度も揺れ動いてきたのだという歴史を知ることができた。 私はまだ国際情勢や戦争について物を申せる知識はないが、無関心にだけはならないように心掛けたい。


- ほんよみたい@honyomitai2026年3月8日読み終わった難しい!一冊読んだだけでは腹落ちしきれないほど複雑だけどタイトル通り現代史(革命前から2025年まで)が上手くまとまっている。 権威主義的体制、宗教国家といっても当然に一枚岩ではない。今のイラン体制が良いとは思えないもののアメリカは何回同じ轍を踏むんだろう?とも思う。

ロッタ@rotta_yomu2026年1月20日気になる中東を知りたくて。日本人に足りないのは、宗教と中東の歴史だと聞いたことがあるので。いつだって中東は争っている。世界にとって、日本にとって、中東の役割ってなんなんだろう。



すいかのたね文庫🍉@usamaru_hamham2026年1月5日買ったツイッター見て気になっていたこちら町の本屋さんで発見👀イラン現代史は前ーーにイラン行ったときに学んだけどすっかり忘れてしまった。そういえば「シャーはよかった」とイランの町の人たちが言っていたのが今も印象的。なぜか親が買ってくれた🥹💧感謝




































