転落男性論

転落男性論
転落男性論
西井開
金剛出版
2026年3月11日
50件の記録
  • てん(あわ)
    @ten_10
    2026年6月23日
  • amy
    amy
    @note_1581
    2026年6月20日
    私が男性学に興味を持つきっかけとなった『「非モテ」からはじめる男性学』(集英社新書)の著者である西井さん開さんの新刊『転落男性論-孤立、暴力、ホモソーシャル』である。 男性が男性自身を苦しめ、またそれにより女性や性的マイノリティが人権を侵害される原因として男性による“男らしさへのこだわり”というものがある。「男性の生きづらさは社会的に称揚される『男らしさ』へのこだわり―精神的に自立し、十分に稼ぎ、多くの女性と恋愛をし、結婚をして家族を養っていくこと―に起因する」、これを本書で西井さんは“達成モデル”と称した。 この“達成モデル”について私は納得する部分がありながらも、はたしてそれだけだろうかという疑問をうっすらと抱いていた。 イメージされるマッチョな男としての達成や成功、それらを求めている男性ばかりではないだろうとも思っていたし、女性にも様々な人がいるように男性にも様々な人がいるというのは当然のことだからだ。 本書の画期的なところは男性は“達成したい”ばかりではないということを示したことだ。本書内でも示しているが、近年の調査においても男らしくなりたいとは思っていない男性が存在し、または増加もしている。にもかかわらず、男性たちの自殺率は高止まりしており、過労によってメンタルヘルスの不調にいたる男性は数多い。 この事実は“達成モデル”だけでは男性たちの葛藤、男性たちを縛るものを捉えそこねているのではないか、という考えが本書のスタートである。 序章から第1部、第2部ではおもに男性は“達成”だけではなく、むしろ“転落”を恐れているのではないかという指摘と、その“転落”とはいったいどういうものかが西井さんの開催している「非モテ研究会」のメンバーによる個人の経験による語りでもって説明された。 社会から構築された「普通の男性」というイメージがあり、そこから“転落する”ことが何よりの恐怖や不安を与え、そうならないために、自分を苦しめる。この“転落”も男性個々人の生育や環境によってまるで違うもので、単一的なイメージをするのではなく、あくまでそこに存在する構造や社会を考察していく必要がある。 また“転落”を恐れる男性に「男らしさから降りる」というメッセージは崖まで追い詰められている者に落ちることをすすめるのと同じようなもので、この提言は意味をなさない。なぜなら“転落するか、しないか”のギリギリのところまで追い詰められているからだ。 私はこの一連の指摘と説明がすごく腑に落ちた。いわゆる「普通の男性」から“転落”してしまう。その恐怖はきっと私が想像するよりも何倍も切迫したものだろうし、コミュニティが限定されていればいるほどその恐怖や葛藤は大きいだろうと思う。 「有害な男性性」や「男らしさから降りる」という言説はたしかに必要なものであり、間違いではない。それらに固執するがあまり、女性や性的マイノリティの尊厳を踏みにじる振る舞いは枚挙に暇がない。 しかしながらそうではない、少なくとも、本人や他者がそう認識していない男性までもがここまで苦しそうなのは、性差別や偏見を指摘されたときに恐慌状態に陥り、加害にまで転じてしまうのはなぜか考えていた。 そこに正当性や正常性からの“転落の恐怖”があることは私にとって新しい事実だった。 フェミニズムの本もそれなりに読んできたなかで、やはりこの世を構成する属性のひとつとして男性もこの苦しさから逃れることができなければ、真のフェミニズムを達成するのは難しいと考えるようになった。 そこからフェミニズムと男性学を両輪のものとしていかないと、いつまでも私たちへの侵害はなくならない。 「有害な男性性」や「男らしさから降りる」では排除されていた男性たちにも、"転落の恐怖"は確かに存在する。女として生きていると、男性優位社会やそれを変えようとしない人たちへの憤りがどうしても募る。本書はその憤りをより遠くへ届く力に変えてくれる。その苦しさを視野に入れながらフェミニズムと男性学を両輪として持ち続けること。それが今の私にできる誠実な問いの持ち方だと、本書を読んで改めて思った。
  • 人喰い虎
    @okmakita
    2026年6月20日
  • とうみつ
    とうみつ
    @tomitsu34
    2026年6月19日
  • こわこ
    @kowawawawa
    2026年6月8日
  • かんじ
    かんじ
    @kanji
    2026年6月6日
    近頃の自分は、価値観が違う男たちを「有害」とラベリングして孤立化させつつ、自分自身は現代の「理想的な男性像」に同化するよう冷静に、巧妙に立ち回っていただけなのかも? 「褒められる」ように新しい安全圏へ移動して、自らの内奥に深く立ち入ることは回避し続けていた…?そりゃ心地良いわけだ…。 じゃあどうすれば、という困惑に直面してしまうけど、とても重要な指摘を受けた手応えがある。男性学はこの上なく実践的な学問ですね🎯
  • 餮
    @sukuna
    2026年6月3日
  • hiro
    hiro
    @CAOR
    2026年5月29日
  • 生涯一学徒
    生涯一学徒
    @omuo
    2026年5月27日
  • mossan
    mossan
    @mossan
    2026年5月27日
    達成を求める欲求ではなく、転落に対する恐怖 150ページ 誰もがマジョリティ性とマイノリティ性をもっている。 164ページ 私たちの周りには意外とできることがある。 199ページ 加害者たちが応答責任を果たしていくナラティヴが、まだまだ足りていないのかもしれない。
  • door
    door
    @door
    2026年5月25日
  • 2526
    2526
    @aquarexitgyo
    2026年5月18日
  • Ami
    @Ami593
    2026年5月16日
  • 毎日新聞書評から。 書評を読んで、本の内容に興味を持つ事がある。加えてこの書評は書評自体に真摯さ誠実さを感じました。
  • どんま
    @donma
    2026年5月12日
  • やっか
    やっか
    @gokigen_diary
    2026年5月10日
  • おちこ
    @ochiko
    2026年5月10日
  • れい
    れい
    @rrr3
    2026年5月7日
  • JUMPEI AMANO
    JUMPEI AMANO
    @Amanong2
    2026年4月25日
  • Takahiro Hirano
    Takahiro Hirano
    @taka_164
    2026年4月25日
  • 木村久佳
    木村久佳
    @kuCCakimura
    2026年4月14日
  • Blue moon
    Blue moon
    @mimosamimi
    2026年4月8日
  • wanu
    wanu
    @wanu
    2026年4月5日
  • ririyeye
    ririyeye
    @ririyeye
    2026年3月31日
  • わきうし
    わきうし
    @wakiushi800
    2026年3月31日
  • @_angelicbe_
    2026年3月31日
  • 1013thGen
    1013thGen
    @solaris2187
    2026年3月30日
  • @mizuumi670
    2026年3月29日
  • nyannyaway
    nyannyaway
    @nyannyaway
    2026年3月29日
  • 慶雲
    慶雲
    @dante-amons
    2026年3月25日
  • ゆう
    ゆう
    @yu_0515
    2026年3月23日
  • J
    J
    @book27018
    2026年3月22日
  • ホモソサエティからの転落を恐れ男性優位社会を維持しようとすることについて。貧困、非モテ等ホモソサエティの中で劣位に置かれている人が女性に敵意を向けやすいだけでなく、上位にいる人は自分のアイデンティティを男性から他の何かに自由自在に移動させたりジェンダーに理解あるふりをしたりして問題のもとになっている社会構造の欠陥は不問にしたままその特権を維持しようとする話はよく腑に落ちた。 男性にも生きづらさはあると思うけど(という前置きをしなければ女性が女性の権利ばかり主張していると非難されその後の主張にまともに取り合ってもらえないことを意識している女性がいることにも触れられていて良かった)、マイノリティが生きやすい社会ではマジョリティも生きやすくなることがどうすれば伝わるだろうか。
  • saiki
    saiki
    @lighthouse_
    2026年3月20日
  • 権化
    権化
    @-ohu_ro-
    2026年3月20日
  • ソナチネ
    ソナチネ
    @sonatine
    2026年3月20日
  • 双子の山羊
    双子の山羊
    @yagiigay
    2026年3月19日
  • ゆうき
    @yuuuuuuki
    2026年3月15日
  • かくり
    かくり
    @kakuri000
    1900年1月1日
  • H1k4m1
    H1k4m1
    @jnch9921
    1900年1月1日
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