風に吹きはらわれてしまわないように
69件の記録
彼らは読みつづけた@findareading2026年2月15日読み終わった*読書で見つけた「読書(する人)」* 《図書館に行って、本に埋もれる。まるでバンズにはさまれたケチャップみたいにハンバーガーの情報をどんどん吸収する。 ハンバーガー情報に対する熱意は、驚くほどにぼくの読解力を上げていく。やがてひとりの教師が、これに気づく。母が呼び出されて、ぼくの知能が飛躍的に伸びた原因を探ろうとする。 母は、読書が好きなんでしょうとしか答えられない。》 — リチャード・ブローティガン著/松本淳訳『風に吹きはらわれてしまわないように』(2025年12月、ちくま文庫)


- m@8_Rs2026年1月27日読み終わった著者が自分の少年時代(1940年代のアメリカの田舎)を回想する話。 どこまでが事実なのか不明だが、自伝的な物語。 少年の身に起こる大事件までのカウントダウンを軸に、不思議な大人たちとの交流の日々を描いている。



ないとうなみ@eheheno_he2026年1月6日読み終わった物語られているような、まさに今話しかけられているような、朗読されている詩に耳を傾けているような。自由な文章なのに淡々と静か。これは何? 「ガソリンスタンドは口実で、単にみみずを売りたかったのかもしれない」不意に現れる、笑ってしまう一節。「いま『中国でできる茶葉を全部もらえるとしてもごめんだ』みたいなことを言ったら、不審な顔をされるだろう。けれど、当時はそれで意味があった。コミュニケーションが成立していた」まなざしは40年以上の歳月を経ても(とてつもない変化があったというのに)古びない。 「あの時代、人は自分の想像力を自分でつくりあげていた。自分が食べるものを自分で料理するのと同じだ」


ビスケットアパート@powerfulfranny2026年1月3日読み終わった小さな本。読み終えた夜に猫が隣にやってきて(珍しい)、自分の左側に生物の存在を感じながらページをめくっていた。ひとりだったら寂しくしくて仕方なかったような気がする。つちぼこり、戦争の傷跡、池、ハンバーガー、ハンバーガー、銃、風。「…ぼくの親といえば、せいぜいぼくという存在をがまんしている、という程度だった。いようがいまいが、かまわなかった。」「…だるかった太陽は傾くとともに姿を変えた。沈みゆくとともにおもしろくなっていく。」「…不思議なひとたちだったな。なんで猫をみて思い出したんだろ」




- Jutaro@jkdrunkard2026年1月1日読み始めた新年最初の小説は年末に新訳が出たこちら。ブローティガンが好きな理由がいまだ漠然としたままで彼の遺した全てを読み尽くしてしまう、それに近づいていくことは少しばかり恐ろしいが

波@namireads2025年12月22日読み終わったテニスシューズのところが好きというか切なくて、この人を読むといつもこういう気にさせられる。何十年も昔の、こどもの頃のことをついこの前みたいに話す。今どこかで幸せならいいなと思うのにもうどこにもいない。 池のほとりに家具を持ち込む二人はすごくいいな。外でいつものソファに寝そべって日が暮れていくなんて。絶対やらないけどちょっと羨ましいかも。


ぜち@zechl232025年12月20日読み終わった駆けぬけるように読まないといけない気がして、一昨日買って、読みおえた。飲み込まれるんじゃないかと思ったからか、お話の中に置き去りされる感じが怖かったからか。「愛のゆくえ」の時も。








ジクロロ@jirowcrew2025年12月15日ちょっと開いた「ママ、パパはどこ?」 「星を見てるのよ」 「ママもパパが嫌い?」 「そうよ。私も嫌い」 「ママ、大好き。どうしてだかわかる?」 「どうしてなの?」 「ママもパパが嫌いだから。パパが嫌いって、すてきじゃない」 「そうよ」 「どうしてパパはいつも星ばかり見てるの、ママ」 「ろくでなしだからよ」 「ろくでなしって、星を見るの、ママ」 「パパをごらんなさい」 いまや父親となったあの子は屋根裏に望遠鏡を設置していた。いつも星座をまちがえていた。オリオンがどれで北斗七星がどれだか、いつまでたってもおぼえられなかった。 p.107 こんな父親になりたい。 星ばかり見ているだけで、息子が母親との絆を深めゆく、そんな父親に。 「パパが嫌いって、すてきじゃない」 父のいない日常に、そんな詩が吐ける息子に。


























































