夏と花火と私の死体

夏と花火と私の死体
夏と花火と私の死体
乙一
集英社
2000年5月1日
139件の記録
  • きらた
    きらた
    @kirata
    2026年7月11日
    Jブックス版が発売された当初に読み、なんとも言えない気持ちになった作品 乙一作品は他にも数作読んだ記憶はあるが、やがて読まなくなってしまった 《なんか苦手だな》 そんな印象だけが今もずっと続いている (隙あれば自語り) 様々な筆名を持つ乙一の、デビュー作である本作を、再び買い直してみる気になったのは、ここ数年で読んだ別名義作品が好みに合ったからだった 名義毎に作風を変えているらしいとの噂は聞いていたが、こちらでの名義もホラー作品 何故こちらは好みに合い、何故私は乙一作品を苦手だと感じているのか 年月を経て苦手意識に変化が起きたのだろうか? そんな疑問を抱き、昨年ふらりと買ったのが本作(文庫版)だった 2025年の夏フェア対象にもなっていて入手しやすかった事もあるが、《1番最初に読んだ乙一作品》だった事も手を伸ばす原動力に繋がったのだと思う (自語り、まだ続いてた) “わたし”は9歳の子どもで、花火大会を控えたその夏も、今までと同じように、のどかで平穏に過ぎていく筈だった 友達の家でアイスを食べ、山に行って木に登り、友達のお兄ちゃんの姿を見かけて手を振る けれどそこで、いつもの日常は“わたし”に別れを告げてしまった 泣きながら兄にしがみつく友達と、“わたし”を見下ろす2歳年上の友達の兄 ──その日、“わたし”は友達に殺された そして幼い2人の兄妹は、“わたし”の死を隠す為、“わたし”の身体を隠蔽しようと決断する この話は、殺された“わたし”の視点で語られる、“わたし”の死体を隠そうと行動する幼い兄妹の数日間を追った暗黒の冒険譚── 読み返してみて、昔ほどではないが、作品から漂う《キモチワルサ》は健在なのだと気が付いた そして、自分にとって苦手だと感じるのが、イヤミスにも通じる後味の悪さだとも理解出来た 救いのなさ、と言い換えても良いのかも知れない 話を読み進める毎に強まって行く《キモチワルサ》は兄の存在だろう 素朴で何処か懐かしいようなどこにでもある田舎に暮らす彼は、妹からも“わたし”からも好意を寄せられる素直でしっかりとした優しい少年だ しかし“わたし”が死体となり、妹に泣き付かれて以降、彼の隠された面が顔を覗かせてくる 確実に[そう]だとは明言されないが、端々で覗かせる態度や表情が[その資質]である事を物語っている 明るい光を放っているようだった少年に潜んでいた闇の顔が、何度も繰り返しながら姿を現す しかし、恐ろしいのは、闇の顔を持っていた事ではなく、そんな姿を覗かせても尚、少年の態度は優しい兄のまま変わらない所なのだと思う 罪に怯え恐怖に震え縋り付く妹の姿との対比もあり、兄のその[一般的には受け入れられない資質]は、より異質さを放ち、それが《キモチワルサ》を引き立て、闇暗さを深めていく しかもそれだけでなく、最後の最後に少年の[それ]が霞のような軽さに感じるほどの存在が現れるとのオチが待ち受けているのも居た堪れない 誰も救われず、何も明らかにされず、ただそこには絡みつくような闇と、暗澹たる未来への予感が漂うだけだ 勿論そんな終わり方だから、読後感もスッキリとはいかない けれど《これだから良いんだよ》との感想も抱く自分がいて、嫌いだと突き放す事も出来ない、困った作品なのです また、死体となった“わたし”が語り手となって、起きている事を淡々と語るその奇妙さ故に描けた結末は、恐ろしさとあどけなさとほんの少しの滑稽さを感じ、なんとも居心地が悪いのだ 今回改めて読んで感じたのは、殺された“わたし”が《感情を交えず語る》との表現方法を思い付いた作者への畏怖でした なんでそんな事を思い付けたんだろう‥? 自分が死んだ事に対してさえ“わたし”は感情を動かさない 死とともに感情も抜け落ちたの如く “わたし”の死で“わたし”自体も人ではない何かに変わってしまったのか 読者の理解が及ばない《ナニモノ》かに ‥そう考えていくと、1番恐ろしい存在は、語り手の“わたし”だったのかも知れません あ、同時収録の「優子」は何処となく夢野久作みを感じた気がします 好き嫌いで言ったら「優子」の方が好きだなぁ でも、作品の印象深さでは表題作が勝ってると思いました 結論 やっぱり乙一は苦手かも知れん←アー‥ 切れ味が鋭すぎるのか、嫌なものを持たされた気分になるのがホント‥勘弁してくださいって感じなのでした
  • 読了。 表題作と『優子』の2作品を収録。
  • どうたぬき
    どうたぬき
    @hin-hon
    2026年7月10日
    ナツイチきっかけで初めての乙一 選んだのは水色の栞
  • きらた
    きらた
    @kirata
    2026年7月10日
    去年買ったナツイチ2025対象本(今年も対象でしたね) 夏の終わり?ご当地おみやげブックカバー(こっこ)をかけてもらった‥んだよな?確か 数十年ぶりの再読になります .。oO また乙一を読む気になるとは思わなんだ‥‥ 収録作は2作品 「夏と花火と私の死体」 「優子」
    夏と花火と私の死体
  • MA
    @massy0c0
    2026年7月7日
  • 南極星
    @sps1113sps
    2026年6月29日
  • こたか
    こたか
    @kotaka
    2026年6月20日
  • @mfmf0207
    2026年6月18日
  • 🍋🍋🍋
    🍋🍋🍋
    @lemon_bomb
    2026年6月10日
  • akiko
    @reads1224
    2026年6月9日
  • Kuroda
    Kuroda
    @96da_1050
    2026年6月9日
    「優子」読了。 面白かった〜!! オチに至るまでに伏線?というか、確かにそんなこと言ってたな、言ってなかったな、みたいなのが結構あって読んでいて楽しかった。 ちっちゃい粒の木の実、小さい頃見かけたけど食べたことはなかったな。 この話読んだ後だと食べなくてよかった……とさえ思う。
  • ふるぬん
    ふるぬん
    @hurunun
    2026年5月28日
  • 愛奈
    愛奈
    @mf04mf
    2026年5月28日
    まだ解説を読み終えてないけど、表題作と併録作は読了。 ヒヤヒヤしながらも続きが気になってさくさく読み進めてた。面白かった。 結末もそうなるのかーーと心が2つ3つありつつもこういうオチも作品として嫌いじゃないので楽しめた。
  • yu.
    @nahcakuy7
    2026年5月26日
    軽く読めた。 サイコパスっぽい話と、虚しい系の話だけど、特に共感できる人物がいないからこそ、さらりと読める。 世にも奇妙な物語とかそういう面白さです。
  • 仲居正広
    仲居正広
    @kamado
    2026年5月26日
    んだこの兄妹
  • はり
    はり
    @hari_sumikko
    2026年5月26日
  • vguda
    @vguda
    2026年5月25日
  • あすか
    あすか
    @riasu0815
    2026年5月25日
    乙一のデビュー作。傑作すぎて是非読んでいただきたい。乙一でしか味わえない魅力満載。
  • ゆゆゆ
    @yu20260521
    2026年5月21日
  • 友達のオススメ 出会ったことないタイプの一人称小説 乙一ワールドへようこそされました
  • Kuroda
    Kuroda
    @96da_1050
    2026年5月19日
    表題作のみ読了。 オチに関してはあ〜という感じだったけど、とにかくこの作品の語り?がすごく気に入ってしまった……。 死体の視点(のわりに神視点?幽霊視点?もあったけど)で話が進むの、すごく面白い。 語りが淡々としているのが特にいい。死んだ瞬間でさえ他人事みたいだったし、なんだか惹き込まれてしまった。 「わたし」のブラックジョークもなかなかイカしてた。状況的に笑えなかったけど……。
  • Kuroda
    Kuroda
    @96da_1050
    2026年5月18日
    怖い話が苦手だけど、評判がいいので読んでみたい。
  • 愛奈
    愛奈
    @mf04mf
    2026年5月16日
  • vguda
    @vguda
    2026年5月3日
  • Jon
    Jon
    @read_yusuke
    2026年4月27日
  • やすな
    やすな
    @yasuna-cvb33
    2026年4月26日
  • 読了〜!!! 読む指が止まらなかった! 途中早くこいつらの悪事がバレてくれ!と何度も願っていた。ヒリヒリする箇所が多くて情緒がジェットコースターだった… 伏線がかなり綺麗に回収されていて気持ちよかった。 まさかの緑さんも別で一枚噛んでいたとは…… 総合的に胸糞悪かったわ………! 優子の方はミスリードが面白かった。
  • maaa
    maaa
    @asa111000666
    2026年4月19日
    狂ってるの一言 早く結末知りたくて夢中で読んだ 気持ち悪い余韻が残った けど悪くない 良いのだ
  • 読み始め〜
  • ぺと
    ぺと
    @peto
    2026年4月18日
    無邪気な殺人者とあるがさすがに無邪気すぎるし、お兄さんは冷静で少し不思議で不気味な雰囲気を感じ、あまり物語に入り込めず淡々と読了してしまった。楽しい、面白いという感情を抱くというより、フワフワした気持ちなる。 そう来るのねというラストは予想外で良かった。 個人的には表題作よりも併録作の「優子」が面白かった。叙述トリックにまんまとはまってしまい悔しくもあり愉しくもある。謎解き要素があるわけではないのでフェアでなくても純粋に面白いと思えた物語。何となく読み進めていたが伏線も分かりやすく書かれてた。いい。
  • maaa
    maaa
    @asa111000666
    2026年4月18日
  • おくた
    おくた
    @shuma
    2026年4月12日
  • wat
    @wat
    2026年4月10日
  • ヒビ
    @ampm_1221
    2026年4月4日
  • 谷
    @nsdn0303
    2026年4月2日
  • ごるん
    ごるん
    @fireflower
    2026年3月31日
    最後委ねられた。
  • 離乳食
    離乳食
    @munimuni
    2026年3月30日
    おもろいらしい②
  • @n_misaki_0614
    2026年3月29日
  • ごるん
    ごるん
    @fireflower
    2026年3月28日
    死体になった私視点で話が進められる。 50ページほど読んだ。
  • ごるん
    ごるん
    @fireflower
    2026年3月28日
    『夏と花火と私の死体』 最後ゾッとした。
  • 四日目
  • ばかお
    ばかお
    @bakao0806
    2026年3月23日
  • だいふく
    だいふく
    @mm_difk_108
    2026年3月19日
    死体となった女の子の語りで進んでいく感じが斬新だった
  • sazana
    sazana
    @underthesea
    2026年3月19日
    昔読んだ気がしたけど結末こんなだったか~~夏の湿度を感じる
  • 白黒パンダ
    白黒パンダ
    @bw-panda
    2026年3月10日
  • ヨヨヨ
    @yoyoyo444
    2026年3月9日
  • いね
    いね
    @edywa01
    2026年3月8日
  • 泡沫
    @utakata
    2026年3月5日
  • ツカ吉
    ツカ吉
    @yuji0266
    2026年2月22日
  • うはぎ
    うはぎ
    @uhauhagi
    2026年2月11日
  • 抹茶
    抹茶
    @green_teaa
    2026年1月20日
  • たわし
    たわし
    @tawashi_325
    2026年1月9日
    中学の頃に読んだけど、内容忘れてたので読んだやつ。主人公の視点が面白い~読みやすかった。 ハラハラドキドキするし、最後にそうくるか…と伏線回収もあってとても面白かった。健くんの妙な落ち着きようとか、無邪気な狂気も怖かった。 「優子」の話もまたそうくるか…となって面白かった。
  • A子
    A子
    @a_chan
    2026年1月2日
    読んでる途中で、絶対この後こうなるじゃん!って思うのにそれが二転三転していく感じが乙一を浴びてるなーって思えて楽しい。 優子は切なかった。
  • ころん
    ころん
    @_ha4lolo
    2025年12月18日
  • 結月
    結月
    @yudu_no_hondana
    2025年12月10日
    いつか読みたいと思っていた、乙一さんのデビュー作。 ブックオフで見つけた。
  • Gift man
    Gift man
    @Giftman_Reads
    2025年12月1日
  • なえ
    @naekko
    2025年11月28日
  • あ。
    @gotchi
    2025年11月6日
  • しおり
    @shioleeknow
    2025年10月29日
  • touno
    touno
    @to_u__no___
    2025年9月29日
  • おじさん
    おじさん
    @ojisanhappy
    2025年9月28日
  • @thank_yuu
    2025年9月12日
  • fari
    fari
    @milkannin_
    2025年9月11日
  • ふにこ
    ふにこ
    @funico_bisco
    2025年8月31日
  • ゆうか
    ゆうか
    @akrknyuk
    2025年8月28日
  • sunny
    sunny
    @mscbkct
    2025年8月26日
  • kdkxididis
    kdkxididis
    @kdkxididis
    2025年8月25日
    花火のシーン綺麗過ぎました。
  • Soy
    Soy
    @soyneko
    2025年8月22日
    死体の少女が語りで視点が斬新 作者が16歳の時に書かれたデビュー作だそうで衝撃
  • bijou
    bijou
    @reads_0623_
    2025年8月17日
  • sunny
    sunny
    @akahoppe37
    2025年8月11日
    死んだ女の子が「わたし」として語り手になってすすんでいくストーリーが斬新で面白かった! いつバレるのか終始ハラハラしながら読み進めた 最後の描写がゾッとした
  • わ
    @wata
    2025年8月10日
  • わ
    @wata
    2025年8月10日
  • sunny
    sunny
    @akahoppe37
    2025年8月10日
  • sunny
    sunny
    @akahoppe37
    2025年8月9日
  • sunny
    sunny
    @akahoppe37
    2025年7月24日
  • ばば
    ばば
    @bababa
    2025年7月14日
  • 再読。 相変わらず無邪気は恐ろしい…(ラストはまじか!?となりました
  • SU
    SU
    @real_ding_01
    2025年6月27日
  • ❔
    @COCO
    2025年6月23日
  • 乙一作品ZOOまでは読んでた…はず。 『GOTH』は文庫で2冊になったんだなあ。
  • 💊
    💊
    @Cannabi_Shabu
    2025年5月24日
  • 鬱ちゃん
    鬱ちゃん
    @utu_002
    2025年4月18日
    表紙が意味がわかると怖い絵すぎる
  • 碧の書架
    碧の書架
    @Vimy
    2025年3月23日
    この視点は衝撃でしたよねー…あくまでも純粋、恨みつらみもなく綺麗な…幽霊譚?死体というとゾンビっぽいけどゾンビではないし。 ちゃんと表紙がフジリュー版で出て来て嬉しいw
  • ちみ
    ちみ
    @book_09
    2025年3月16日
  • 風鈴ビンカ
    風鈴ビンカ
    @windbell
    2025年3月12日
  • Cota
    Cota
    @Cota-CAT4rd
    2025年3月9日
  • 詩海
    詩海
    @shiumi73
    2025年3月9日
  • 水面
    水面
    @minamo
    2025年3月6日
  • おもち
    おもち
    @mochimochi
    2025年3月6日
  • さとう
    さとう
    @ast__310
    2025年3月5日
  • あまね
    あまね
    @Ama_lily_ne
    2025年2月16日
    2/16〜2/18
  • 乙一さんの小説。 1人称が死体というなんともおぞましい書き手。
  • ゆきだるま
    ゆきだるま
    @daruma726
    2024年10月12日
  • わさび
    わさび
    @komeo_618
    2024年9月23日
  • minto
    minto
    @minto_o01
    2023年9月26日
  • 読みやすかった 驚いた 個人的には2作目の『優子』が結構効いた
  • しろ
    しろ
    @bruckner_organ
    2015年12月1日
  • 10年前に読んだ。感想は覚えていない。
  • 蝉
    @mi_nnminnminn
    1900年1月1日
    星4 この作者様の作品は読みやすくて好きです 子供ながらの無邪気さが不気味で良かった。視点が殺された側っていうのも斬新で面白いね
  • mao
    mao
    @maobooks3730
    1900年1月1日
    なかなか狂ったホラー小説でした。
  • Was
    @1244842
    1900年1月1日
  • はちや
    はちや
    @hachiya83
    1900年1月1日
  • 雨宮 雨音
    @amane_a
    1900年1月1日
  • 本読子
    本読子
    @booksuki
    1900年1月1日
    姉と母から勧められて読んだ。 短くて読みやすかった。これがデビュー作ってびっくらこいた。情景描写がとても上手く、二人と一緒にハラハラドキドキできて、だんだん自分が三人目の共犯者のようにも感じられました。 でも二人(特に兄)はかなり肝が据わっていてノミの心臓の私には到底着いて行けそうにないです
  • 不詳Y
    @Fusyo-Y
    1900年1月1日
  • み〜
    @suya_mi
    1900年1月1日
  • 来栖
    来栖
    @ekusuy
    1900年1月1日
  • やまも
    @ymm_ym
    1900年1月1日
  • コウペン
    @koupen870
    1900年1月1日
  • しむしむ
    @simsim
    1900年1月1日
  • 読ヲ
    読ヲ
    @dook
    1900年1月1日
  • こまち
    @fumikoma
    1900年1月1日
  • 穂
    @minormidor
    1900年1月1日
  • ガテル
    ガテル
    @gatel
    1900年1月1日
    姉の本棚に置かれていたこの本を読んだのは小学生のときだったか、中学生のときだったか。「私の死体」が見つかりそうになるたびにハラハラとさせられたものだ。歪でゾッとする描写も含めて、夏になると読み返したくなる作品。でも一番ゾッとしたのは、これを執筆した乙一氏が当時16歳だったということ。
  • おくた
    おくた
    @shuma
    1900年1月1日
  • amy
    @amy_83
    1900年1月1日
  • カワウチ
    カワウチ
    @gnnglv
    1900年1月1日
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