美しい夏

32件の記録
- asuka@ask_5102025年8月22日読んでる借りてきた@ シネスイッチ銀座ラジオを聴いていたら、映画化されたと知って。 映画、読む前ではイメージが固定されてしまうし、読んだ後ではイメージと違う!となってしまうので、読んでいる途中で観た。 観た後また読み始めたら、面白いくらい世界に色がついていた。
- アル子@yamanbalcohol2025年8月19日読み終わった今年の夏の思い出です。 映画に行って、とっても素晴らしくって、勢いで購入。 映画とはまた違う雰囲気。 流れるような文章が心地いいけど、美しい瞬間を逃したくなくて、踏ん張りながら読んだ。 解説はとても勉強になった。 自然主義についてちゃんと学びたい。
- まにまに@-bookmark4502025年8月4日読み終わったかつて読んだ虚空も掴みたくなる衝動が、何度足掻いても、込み上げて来て、それでいて玻璃のように脆い感情は砕けても砕けても砕ききれない季節が、 誰のこころにもあった。 十代の夏ってどこか永遠で、どこまでも続く気がするけど、背伸びして恋をしたり、少し年上の同性に憧れたり。 顧みればそれは美しい季節。だけど、当時には当時なりの葛藤や嫉妬や涙なんかあって、その頃、苦しんでいた自分を放っておく訳にはいかない。 性に対する好奇心や、初めて体感する愛という疼きから吐き出される息はもう白く染まって、季節の移り変わりを突きつけてしまう。 そしてその残酷な傷跡に気付かぬまま、人は彼女を時に少女と呼び、時に女性と呼ぶ。 流血は甘い痺れを模倣して。
- 匙@sajisann2025年7月27日かつて読んだ映画公開が近いけどあまり期待してなくて気になりつつ距離を置いている。 感想でシスターフッドという言葉を見かけるが私はちょっと違うなと思ってる。 無垢は必ず汚されるという作者が動かしがたく感じている真理が、湿った香水のようにずっしりとこの短い小説には焚き込められている。 必ず汚され失われる無垢の反復としての少女たち。 とても陰惨な小説だと思う。
- 傘@umbrella__um2025年5月19日読み終わった都会の片隅で少女から大人になろうとした女性たちのお話。未来が予想できてしまうからこそ、一足跳びに大人になろうとする姿は虚しく、痛々しい。それらは、鬱屈した世界を抜け出すために必要なステップだと、彼女たちは思ったのかもしれない。 映画化すると知って、楽しみにしている。