生類の思想
31件の記録
- 糸太@itota-tboyt52025年10月29日読み終わった生類から描きだされる世界に頷きつつも、この視点に立ったとき、実際にどう行動していけるかを、考えながら読み進めた。結局私には分からずじまいだったが、最後の章に朧げながらの道標があるように思えた。 たとえば「すでにその効力を失いつつある「人権宣言」をつくりなおすことはできないだろうか」とある。そして、作りなおすための始点は「お互いの微生物を食べ合うこと、リスクを顧みず意識的に微生物を共有しようとすることへの執念だけ」と言い切る。 フランス革命から200余年、理想に近づこうと人類は歩みを進めてきた。三歩進んで二歩下がりながらも、たえず次の一歩を踏み出してきた力は執念とも言えるだろう。 いま、ここで一度、立ち止まること。 人とは何かを改めて捉えなおし、その上で人としての在り方を世界に謳いあげること。 百年単位の未来へ。 大きな課題が突きつけられている。

Rica@rica_bibliotheca2025年10月21日買った読み始めた藤原さんの前著『植物考』がとても良かったのと、「本書をまとめるうえで、もっとも意識されているのは石牟礼道子」との文章に触れ、お迎えすることに. そういえば宇野常寛さん著『庭の話』では藤原さんの前著についての批評がされていて興味深く読んだ. いろんな意味で楽しみな一冊. 読み始めたところだが、早速思考をぐらりと揺さぶらされている.




犬山俊之@inuyamanihongo2025年10月7日買った読み始めた読んでるまだ前半ですが。 頭の中をすっと風が通り抜けるかのような読み心地。すごい書き手。 装幀(須山悠里)も装画(エレナ・トゥタッチコワ)も美しい。 あと、どうしたって言及されている石牟礼道子の著作を読みたくなります。手元にあってよかった、と。休日の朝2時間ほどこの2冊で過ごしました。大切に読み進めたいたいです。













































