君は永遠にそいつらより若い

君は永遠にそいつらより若い
君は永遠にそいつらより若い
津村記久子
筑摩書房
2009年5月13日
85件の記録
  • 河本理絵
    @rienbooow
    2026年5月22日
  • Taka.K
    Taka.K
    @Taka43
    2026年5月21日
  • 鷹緒
    鷹緒
    @takao_tanka
    2026年5月21日
    久しぶりにザ・文学作品を読んだ
  • chan.
    chan.
    @chan-to-hon
    2026年5月18日
  • Apple
    @Apple
    2026年5月14日
    答えはない、想起させる、希望はある 出会えて幸運だ
  • さか
    @saka__
    2026年5月13日
  • @endforend0008
    2026年5月10日
  • 円環
    円環
    @nnnneat
    2026年5月9日
  • Daidaigo
    Daidaigo
    @df2179
    2026年5月5日
    若い人が若さを愛おしく思う、骨太で痛々しい小説。半年の違いが大きい年代だよなと思う。 そんななかで京都の緩さが絶妙。インバウンドがいない四条通を歩きたくなった。
  • プカオ
    プカオ
    @panshg_0118
    2026年5月4日
  • 私の大学時代となんだか似ていて、ぐだぐだした懐かしい日常のにおいを思い出す鮮明な文章だなと読み進めるが、唐突にそれぞれの孤独や痛みが襲ってくる。だけど嫌な感じはせず読後はさっぱり。付録のインタビューも良かった。
  • O
    O
    @46_96
    2026年4月30日
  • ゆきの
    @2270_
    2026年4月22日
  • うおざ
    うおざ
    @030405coco
    2026年4月22日
  • 綾鷹
    綾鷹
    @ayataka
    2026年4月17日
    だるい日常その裏に潜む悪意―― 大学卒業を間近に控え、就職も決まり、単位もばっちり。 ある意味、手持ちぶさたな日々を送る主人公ホリガイは、身長175センチ、22歳、処女。 バイトと学校と下宿を行き来し、友人とぐだぐだした日常をすごしている。 そして、ふとした拍子に、そんな日常の裏に潜む「暴力」と「哀しみ」が顔を見せる…。 よかった。 主人公のホリガイのゆるさ、生真面目さ、極端さ、歪さ、情けなさ、優しさがシニカルに、ユーモアたっぷりに書かれていて、すごく好きだった。 日常のだるっとした中に、ふと出てくる苦しみにホリガイが巻き込まれる様子が淡々と語られつつも、最後は希望が見える。 「この世にたやすい仕事はない」のときも感じたが、生きてると気が滅入ることもあるけど、それでもなんとか頑張っていこうと、少しだけ心を照らしてくれるような温かさがある小説だった。 ・わたしは二十二歳のいまだ処女だ。しかし処女という言葉にはもはや罵倒としての機能しかないような気もするので、よろしければ童貞の女ということにしておいてほしい。やる気と根気と心意気と色気に父ける童貞の女ということに。だれでもいいから何か別の言葉を発見して流行らせて、辞書に載るまで半永久的に定着させてほしいと思う。「不良在庫」とか、「劣等品種」とか。「ヒャダルコ」とか、「ポチョムキン」とか、そういうのでもいい。何か名乗りやすいやつを。「堀貝佐世でえす、東谷大学文学部社会学科四回生の陽気なポチョムキンでええす。どなたか暇な方、五千円でよろしく」などと無駄に元気に言って、そこそこのさめた笑いをとりたい。十人その場にいたらそのうち七人は、へらり、ぐらいの笑いはくれるはずだ。とりあえずわたしが手の届く範囲の世の中は、へらり、もくれないほど冷たいところではないと思う。基本的にはぬるま湯だ。いやほんといい意味で。このゼミもそうだった。 ・穂峰君のことはとても印象に残っていた。なにしろ、その日彼は管察の取り調べから帰ってきたところだったのだ。下の階の子供がどうもネグレクトされているようだったので、自分の部屋にしばらく住まわせていたら、誘拐の疑いを掛けられてしょっぴかれたんだそうだ。なんとか事情を説明して事なきは得たけど、あの子が心配だ、と穂峰君は険しい顔で言っていた。その顔が、あまりにも見ていて息の詰まった苦しげな感じだったので、わたしは、人がいいってのはその人自身にはあんまりよくないことだよね、自分は地下鉄で席譲ったばあさんに、立ち方がだらしないって説教されたことがある、と場をほぐすためにくだらないことを言ってしまった。すると穂峰君は、表情を一変させて、怒り出すどころか声をたてて笑った。全然関係ない話じゃないか。そう穂峰君は言いながらも、わたしがしょうもない話をした意図をわかってくれたようだった。 まあでもねえ、おれはそういう損しちゃう人が好きだ、なんていうか、なんに対してってわけじゃないけど、うまい人よりへたな人のほうがおもしろいよ、と穂峰君は手酌で焼酎を注ぎ足しながら言った。それこそ損だよ、へたってばかりの自分だからこそ、うまい側にあやからないと、と反論すると、どうせ心にもないんだろ、そんな考え、と穂峰君はにっと笑った。わたしは、言い当てられてしまった感じがして、言葉を返すことができなかった。それ以来わたしは、一日にだいたい十五分ほどをさいて、穂峰君のことを考えるようになった。会いたいなぁ、会いたいなあと思いながらも、引き合わせてくれた幹事にそのことを切り出せず、明日会わせてくれと言おうと決めた次の日に、亡くなったことを知った。言葉もなかった。 ・今は見ての通りノートはもっていないので、ちょっと外で待っていてくれ、と言われたので、わたしはビルの外に出ることになった。ちょうどゆっくり閉店の鉄格子が降りてきているところで、身を屈めてその下をくぐりながら、格子が頭のてっぺんを直撃するところを思い浮かべた。わたしにはそのような、最悪を想像して最悪に備えるくせがある。そのぐらい自分を信用していないということだろう。指を落とす場面を思いながら野菜を刻むことなんてしょっちゅうだし、地下鉄がやってくるたびに電車とホームの隙間に爪先を突っ込んでしまうシミュレーションをし、自動ドアをくぐる時はまさに自動的にドアに挟まれる自分を思い浮かべる。自分がほんとうにえらいことになったときのための自衛手段である。 ・ふと、願ってもいないのに胸の大きな女友達のことなどを思い出した。芸事をするのでもない限り胸が大きくていいことはそんなにない。男にもてるといっても、それは然るべき場に出て行ってからのことだ。ただぼんやりと好きなことをして過ごすのに胸の大きさは必要がない、むしろみっともない、と彼女たちは嘆いていた。勿論そのことがヤスオカの問題と一緒くたにできないのはわかるけれど、そう遠くもないことであるような気がした。誰もがいつも、自分の殻とうまく折り合いをつけられるわけではないのだ。 ・彼女の話と合致する年代の男性に会うたびに、目頭を仔細に観察するようにもなった。おかげでわたしは、人の目をよく見て、噛んで含むように喋る礼儀正しい大人でとおっている。 大学を卒業して、もはや自分はイマヤマダどもに殴られっぱなしの子供ではないということを知り、わたしは好きなように片付けるべきことについて考えるようになった。銀色の車と目頭のおかしい男を探し当てて、そしてあの子をいつか見つけ出すんだと。そう思うたびに、どちらも絶望的だと少ない理性が囁くけれども。 そういえば昨日はあの子の誕生日だった。あの子は十八になっていた。青年になりつつあるのだろうか。わたしはそのことに、暗い救いを覚えた。君を侵害する連中は年をとって弱っていくが、君は永遠にそいつらより若い、その調子だ、とわたしの悪辣なまでに無責任な部分が笑った。父親に抱かれてクジャクを見たがっている目の前の男の子は、あの子がいなくなってしまったのと同じ年頃だった。くだらないやつらにつかまっちゃいけないよ、と声をかけたくなり、口を開いたけれども、自分のほうが不審者だと思われるような気がしてやめた。その代わりに、彼の幸運を願うことにした。
  • 拓洋舎
    拓洋舎
    @hallelujah1025
    2026年4月15日
  • 拓洋舎
    拓洋舎
    @hallelujah1025
    2026年4月14日
  • 新月
    @new_moon
    2026年4月14日
  • 拓洋舎
    拓洋舎
    @hallelujah1025
    2026年4月13日
  • ゆずこ
    @yuzuemon
    2026年3月23日
  • 拓洋舎
    拓洋舎
    @hallelujah1025
    2026年3月17日
  • 拓洋舎
    拓洋舎
    @hallelujah1025
    2026年3月16日
  • みろ
    みろ
    @konkon-
    2026年3月9日
  • ま
    @okamo12
    2026年3月9日
  • 今日
    今日
    @today
    2026年2月11日
    タイトルの意味がわかったとき、主人公のことが少しわかった モラトリアムと不穏さと善意が混ざり合っている物語、この年代の頃に読みたかったな
  • 津村記久子先生のデビュー作。 2005年「マンイーター」で太宰治賞を受賞、同作品を改題し筑摩書房からデビュー。 さすが筑摩。ああ、もう書影から面白さが滲み出てる。 読後に追記する。
    君は永遠にそいつらより若い
  • 蕎麦
    蕎麦
    @soooba04
    2026年2月6日
  • 🦭
    @sokokashikoni_9
    2026年2月6日
  • 夫から借りた
  • 学生時代ぶりに読み返したら、自分の魂というか、分身みたいな作品になっていて驚いた。 世間に対する自分の不器用さを呪いながら、でも誰かの傷をみてしまったときに応答せずにいられない、そのぎこちない体のおかしみ。せいぜい私は「君は永遠にそいつらより若い」とかいう、なんの役にも立たないことしか言えないし、その不遜さが嫌で仕方ないんだけど、でもどうか君には健やかでいてほしい、という願いや希望が詰まっている。 津村さんはインタビューで自分ではほとんど読み返したことがないと言っていたけれど、すばらしいデビュー作だと思う。
  • 月書房
    月書房
    @sunnytree0383
    2026年1月29日
    ミュージカルを見ているような読書体験。自殺やリスカ、性の悩みなど学生を取り巻く話題は明るくなく、主人公のホリガイもこじれたところがあるが、このホリガイの視点が据わっているのでどこか安心してスラスラ読めてしまう。
  • youy
    @youy
    2026年1月27日
  • 餮
    @sukuna
    2026年1月19日
  • ミヤモト
    @ozak1985
    2026年1月16日
    どこに着地するか分からない展開の仕方とユニークなセリフの言い回しが印象的。
  • ㌨
    @hayane
    2026年1月11日
    読みながら感情が目まぐるしく動く小説だった。この世界で力が強い者が力の弱い者を虐げ続けていることに、わたしは慣れきってしまっていたのかもしれない。これからはホリガイと一緒に怒るよ
  • さてつ
    さてつ
    @namunamu0305
    2026年1月7日
  • Sylvie
    Sylvie
    @sylvie
    2026年1月4日
  • さてつ
    さてつ
    @namunamu0305
    2026年1月4日
    年末に夏葉社の『ふつうの人が小説家として生活するには』を読んだので、購入。新幹線で読むつもり。
  • かな
    かな
    @kk71400026
    2025年12月25日
  • みかこ
    @mkk_713
    2025年12月17日
    凄い小説やった。タイトル然り、言葉選びが秀逸。
  • 栞
    @shiorinna
    2025年12月3日
  • ゆりな
    ゆりな
    @yurinabc
    2025年11月23日
  • 絹
    @kinu_002
    2025年11月22日
  • こたか
    こたか
    @kotaka
    2025年11月14日
  • きよ
    きよ
    @kiyomune
    2025年10月31日
    はじめて読んだ、津村記久子さんの小説。 はじめは「なんだか下品な主人公だな」と自分から少し突き放すような気持ちで眺めていたが、内面に触れるたびどんどん好きになる。 人の痛みを己の痛みとして受け止めてしまう時も、自分自身が傷つけられて痛む時も、自分の汚さに打ちのめされた時も、悲劇に酔うことなく、でも目を逸らさないで(倒れはするけど)自分でヨタヨタと立ち上がるところがとても人として好ましい。 今年は、山本文緒さん含め、よい女性作家にたくさん出会えて嬉しい。
  • 🌻
    🌻
    @asachan
    2025年10月19日
  • 🌻
    🌻
    @asachan
    2025年10月18日
  • よむよむ
    よむよむ
    @yomyom_akn
    2025年10月4日
    人生で1番すきな本
  • まみ
    @mami2025
    2025年9月19日
  • deepend
    deepend
    @deepend
    2025年9月19日
  • paul
    @paul
    2025年9月16日
  • 強炭酸
    強炭酸
    @high_h2co3
    2025年9月12日
  • MRK
    MRK
    @mariread
    2025年5月6日
    @浅草
  • midnight
    @1234
    2025年4月17日
  • 轍
    @xiaoxia
    2025年4月4日
  • sayu
    sayu
    @lumicy13
    2025年3月30日
  • c.rr_
    c.rr_
    @c_rr_
    2025年3月30日
    ここ最近読んだもので、一番好き
    君は永遠にそいつらより若い
  • 村崎
    @mrskntk
    2025年3月22日
    めちゃくちゃ好きだった。 松浦理英子さんの解説「魂が潰されないために」本当にこのとおりだ 厭世的でときに臆病で、でも心のどこかに気高さが残っていて、「損しちゃう人」が損しない世界になればいいのにと思う
  • ご遺体
    @diligite
    2025年3月22日
  • 良かった~~~ 力の強いものが弱いものを踏みつけていくことに俺もホリガイと一緒にめちゃくちゃ怒るよ 見過ごさないでふざけんなって言い続けるからな
  • ヤヲラ
    ヤヲラ
    @Yawora_0302
    2025年3月12日
  • aiko
    aiko
    @aiko-0
    2025年3月9日
  • 723
    @7n2n3_p
    2025年3月8日
  • 鷹緒
    鷹緒
    @takao_tanka
    2025年3月6日
    買ったまままだ読んでないので読むのが楽しみ
  • ゆきお
    @yukio_books
    2025年3月6日
  • 千秋
    千秋
    @laincarver
    2023年3月31日
  • memo
    @winkmoon
    2022年2月14日
    これで卒論書いたくらい好きな本 たぶん生涯手元に置く本
  • AK
    AK
    @ak13
    2021年12月31日
  • renbo
    renbo
    @renbo
    2021年5月10日
  • Zprsdo
    Zprsdo
    @zprsdo_
    2021年3月1日
  • らこ
    らこ
    @rakosuki
    2013年9月30日
  • 冬蓮
    冬蓮
    @toh-ren-ren
    1900年1月1日
  • まみ
    @mami2025
    1900年1月1日
  • まる
    @samosa_0403
    1900年1月1日
  • シモ太郎
    シモ太郎
    @shimo_84
    1900年1月1日
  • おじむし
    おじむし
    @ojimushi
    1900年1月1日
  • わきた
    わきた
    @yuko_12306
    1900年1月1日
    話がどう展開するかよめなくておもしろかった。文章が素敵。他の作品も読みたい
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