斜陽
99件の記録
惰眠@damin__4162026年1月24日読み終わった最後の貴婦人である母、破滅への衝動をもちながらも“恋と革命のため”生きようとするかず子、麻薬中毒で破滅してゆく直治、戦後に生きる己自身を戯画化した流行作家上原。 没落貴族の家庭を舞台に、真の革命のためにはもっと美しい滅亡が必要なのだという悲愴な心情を四人四様の滅びの姿のうちに描く──。 何度読んでも、太宰さんの作品の湿り気や艶かしい表現がたまらない。 恋と革命に生きたかず子に同意こそできないが、この時代では普通だったのだろうか。 やはり死ぬ間際の人間とは、誰にも相談せずに逝ってしまうだろうか。 ある人物の遺書は、頁を何度も指でなぞりながら読み進めるほどだった。 誰か相談できる相手がいたら変わっていただろうか。否、きっと終わらせただろう。 しかし、秘めたる恋心はあまりにも純粋で真っ白だったものだから、私は好ましい。 ある種の革命を遂げたかず子はきっと、マリアとして子のため強く生き続けるのだろう。 太宰さんの代表作であり、彼の境遇と少し重なるとこのあるこの作品が読み切れたこと、大変光栄に思った夜明け前だった。

𓆛𓆜𓆝𓆞𓆟@himanchu2026年1月16日読み終わったばけばけの雨清水家のようだった。 時代の変化とともにこれまでの地位を維持できなくなり、お金ありきの幸せの中で生きてきた人にとってこの時代は本当に生きにくかったであろうと痛感した。貴婦人として死んでいった母と、時代の変化や自分のやるせなさに耐えられず阿片や酒でなんとか持ち堪えていた弟、両方を抱えながら女としての苦しみと恋心にまっすぐで意外にも逞しく生きるかず子それぞれの生き様が三者三様で考えるものがあった。
水野@pitn10082026年1月6日読み終わった1日余韻に浸っていた わたしは無知なので、 よかった としか言えず情けない 解説にもあったが、(それを根拠に) とにかく今は、10代のうちに自分から読みたいと思ってこの本を手に取り、読み切ったことに意味がある ということにする!
コルト@coruto2025年12月26日読み終わった25/12/26〜26/1/21 太宰治が斜陽を執筆した旅館に泊まったのがきっかけで読み始めました。とても良い旅館でした。 不安定で破滅的でハラハラソワソワしながら読みました。
nami@sun_jbm2025年11月21日読み終わった戦後、時代が移り変わる中で取り残された貴族たちが没落していく様がとてもリアルに感じられた。お母様は最後の貴族として、直治は貴族と不良の間でもがく存在として死んだのに、恋を成就させて子までもうけたかず子は本当に強く逞しい女だと思った。この子は新しい時代のメタファーなんだろう。この子どもの存在だけがこの話の希望のように感じた。
okabe@m_okabe2025年9月27日読み終わった「幸福感というものは、悲哀の川の底に沈んで、幽かに光っている砂金のようなものではなかろうか」この一文に全てが凝縮されているように思う。 退廃的なのに、少しの勇気をもらえる。絶望の中で小さな革命を起こそう。戦闘、開始。





腹の名前@otowa2025年8月5日読み終わった高校生の時に、憧れの人が読んで泣いたというのを知って 自分もそれを味わいたくて一度読んだ。 今回『文學ト云フ事』キッカケに改めて読んでみる 主人公の可愛げと母親の気品 弟の滑稽でどうしようもなさがもう皆かなしい。


ニチカ@10942025年7月18日読み終わったおもしろかった。おもしろいという表現が適切なのかわからないけれど。どんどん話が仄暗くなっていくのがこわかったけれど、でもいつまでも読んでいたいみたいな、ふしぎな感覚を味わった。太宰治の文章は、弱さをまったく隠していなくて、好きになってしまう。ずるい人だと思う。



きき@hoo_shyahng2025年6月17日読み終わった文章から漂う上品さが心地よくて、どんどん薄暗くなっていく内容に反して私のこころは澄み渡っていった。森の中で呼吸しているときの様なきもちになった。

宇佐見うさみ@knzmgmg2025年5月3日買った『けれども、だめ。 僕は、結局、ひとりの女にしか、恋の出来ないたちの男なんです。』 B&Bの文庫本葉書を自分用に購入したうちの一冊。 読んでみたいと思っていた本がピンポイントで出てきてラッキー。良い出会いだ。読むのが楽しみ。


辻井凌@nega9_clecle2025年3月17日読み終わった感想かず子の手紙と直治のノートと遺書は、流れるような文章でぐいぐい迫ってくる。貴族が滅ぶ前に見せる明るさは、『右大臣実朝』で語られた平家と通ずるものがある。時代や年齢により違った受け止め方をされる言葉が多い。長く読み継がれるのには理由があるのだ。
amy@note_15812025年3月9日かつて読んだ感想『斜陽』戦後に日本国憲法ができて華族制度のという特権階級を保持するしくみが廃止され、その後没落していく貴族の話 なんか国から”あなたたちは華族です”とされて、それがアイデンティティだったものが国によって”今日からあなたたちは華族ではななくなります”とされて、もちろん平等という点からすれば特権階級がなくなることは当然のことでもあるのだけれど、突如アイデンティティを奪われて生活していく手立ても自分たちで掴み取るのは、相当に不安定というか寄る辺ないものではないのかなあと思った ちょうど朝ドラ「虎に翼」で主人公の学友に華族のお嬢様がいて、戦争を挟んだ話でもあるから作中で彼女は華族という立場を失うんだけれど、彼女はそれで身分から解放されたけれど、華族という制度に馴染みがよかったタイプの人間は直治のようにコンプレックスを抱えてしまいながらも、華族制度の亡霊からは逃れられないのかなあと思った 直治とかず子の違いというのは、男女の違いによるものだけではないようにも思う 直治は理想の自分であれないなら生きていきたくないというような人間なのだけど、私はその気持ちがすごくわかる 時代になじまない美学を持つと、生きていくことは苦行でしかないのだ
ゆい奈@tu1_book2025年2月17日読み終わった編み物記録@ 自宅恋と革命。おもしろくってすぐに読みおわってしまう。何度読んでも『斜陽』はいい。明るさのなかにある暗さ。空にかかる虹は消えてしまうけれど、ひとの胸にかかった虹はいつまでも消えないものなのよ。 「ご無事で、もし、これが永遠の別れなら、永遠に、ご無事で」 本屋でふと出会ったキットを購入し、まんまと編み物をはじめてしまったのでありますが、隔週発売の全120回、ということはおそらく私の勘違いでなければ、5年。そして一箱1200円くらいからしてすべて合わせると15万円。なんということでしょう。しかしそんなことでめげる私ではないのです。なんといっても恋と革命、いやはや、ときめきだけは逃してはいけないですの。おほほほほほほ(4段編むのに1時間)










ゆい奈@tu1_book2025年2月15日読み始めた再読中斜陽の女こと太田静子を、今の私はわりと知っている。知ってから読むと、またちがった印象を持つのだろうか。たのしみだなあ。再読ってたのしいよね、初読とはちがうワクワク感があって。たぶんちょっと読んで寝る。








惰眠@damin__4161900年1月1日積読中▧本にまつわる用品 通勤や外出時のケースに困っていたのだけど、「ロルバーン ケース(M)」のおかげで解消するかも。 クリアグレーは太宰作品が似合うと勝手に思ってたので、雰囲気ぴったりで嬉しい。ふふん。 ただし、「アルジャーノンに花束を」みたいな厚みのある文庫本は破れそうで怖かった。


- みかこ@mkk_7131900年1月1日じゅうぶん読んだもらった中学生のときに初めて読んだ。初の太宰作品。叔母が実家に残してきた本をがさっともらって、その中にあった。 その後他のも読んで、いちばんのお気に入りは別にあるんだけども、今でも最も読み返すのはなぜか『斜陽』なのだ。 母が亡くなってからの「戦闘、開始。」六章がとても好きで、その中でもいちばん読み込んでいる。三章の夕顔日記や七章の直治の遺書は、中学生の頃は良かったんだけども、今読むとちょっと苦しい。でも「金が欲しい。さもなくば、眠りながらの自然死!」というのは、今でもちょっと思ってしまう。







































































