モモ

93件の記録
- ミオReads@hanamio032025年10月9日読み終わった子供時代に読まなかった児童文学について、「子どもの頃に読みたかった」と「大人になった今だからこそ理解できる話だ」が感想の二大巨頭になりがちで、「モモ」を大人になった今初めて読んでいたわたしもご多分に漏れず思ったのだが、最後まで夢中で読んだ結論として「読書の価値は理解力の多寡ではかるものでもないし、面白い物語はいつ読んでも面白い」である。あ〜面白かった。 風刺は現代にも突き刺さるし、今確かに考えるべき・立ち止まるべきこともたくさんあった。心に刻んでおきたい金言もたくさんあった。 でもわたしは「時間どろぼうの灰色の男たち超怖いよ〜〜〜〜」「チョコレートとはちみつのパンわたしも食べたい〜〜〜」「モモみたいにジジやベッポや子供たちや大人たちに好かれたいし、おまえ一人なんだよと世界の命運をたくされてみたい〜〜〜〜」という物語への耽溺でもって楽しみたいな〜なんて思っちゃう。大人の中にも子どもはずっといて、その子どもはいつ児童文学に触れたって子どもの気持ちで楽しんでくれるんだから、感受性も捨てたもんじゃないね。 その上で大人のわたしは、どうしても覚えておきたいセリフがあった。 「あたしの友だちも?ほんとうにそんなことをしてもらいたかったのかしら?」 「してもらいたいかどうかなんて、問題にされやしなかったさ。」 「子どもには、そういうことに発言権はないんだ」 絶対に、忘れちゃいけない。
- mio@y_________io2025年10月5日読み終わったきっと小学生の時買って読んだはず。今も持っているはず…なのに見つからないので渋々購入。ジャネーの法則体感しない方なので、少なくとも時間貯蓄銀行にはお世話になってこなかったと思いたい。 私はどういうわけか灰色の男たちにこの本と出会った記憶を消されていたのでは? 貯蓄しても時間は返ってこないのに、時間は有限だから急ぐ。その余った時間が今私の場合はスマホ触る時間になってしまっている。誰かと時間を分け合って過ごす機会を増やしたいなあと思った。 ⌛️🚬
- クリップ📎@clipper522025年9月15日かつて読んだまた読みたいこれは大人が読むべき本だと思う。 時間どろぼうという言葉が出るたびに、スマホのことを思い起こしてしまっていた。 まだまだ読みたい本がたくさんあるけど、モモももう一度読んでみたい一冊。
- ひなこ@hnk9272025年7月21日読み終わった再読ずっと読み続ける今読むべき@ 喫茶と読書 ひとつぶたぶん、私には自分で空想を広げて遊びを作る力はもう残っていなくて、それは悲しいことだと思いつつも、全部失いたくないという足掻きでこの話をずっと読み続けている。
- 藤松@seu_ng162025年6月24日読み終わった試験勉強でずっと本読めてなくて久々に読めた。 ミヒャエル・エンデさんの書く物語はやっぱり引き込まれるなーって思った... ベッポ...なんて優しい人なんやろうか... カシオペイアもマイスター・ホラもそうやけど温かい人ばっかりで読んでるだけで幸せな気持ちになる。
- ひつじ@mgmgsheep2025年5月30日読み終わったかつて読んだ帰省した際に実家で再読…というか、子どもの時読んだ以来なので、改めて読了に近い。 こんなに生々しく現実に引き寄せて読める物語だっただろうか。こんな昔に書かれているのに色褪せないどころか、「今そのもの」のように感じる物語だっただろうか。 きっと私はこれからも歳を重ねるほど、自分の中の「モモ」を、「円形劇場」を、心の中で描いては考え込んでしまうだろう。
- 中根龍一郎@ryo_nakane2025年3月14日かつて読んだたぶん小学2年生だったと思う。私は父親から課題の本を与えられていて、毎日20ページ読むことになっていた(学年が上がるとともに、読むページ数は増えていった)。『モモ』もそういう本のひとつだった。一日20ページずつ読み進めていた話が、中盤からどんどん面白くなっていって、最後は一気に読んでしまった。これだけ厚い本を一気に読んだのははじめての経験で、驚いて、父親を呼びに行って、全部読んじゃった、と報告したのを覚えている。そこには一日20ページという決まりを逸脱してしまった、という、どこか「決まりごとの外に出たことの興奮と、物語に乗せられてそんな逸脱の地点まで運ばれてしまった、という衝撃とがあった。体も頭も疲れていた。その疲れもまた、なにかいけないことをしてしまったようで、快楽があるとともにどこか後ろぐらいような錯覚があった。『モモ』はそういう経験の思い出とともにある。 ジジが好きだった。そしてジジが好きだということは、ジジの挫折や弱さ、ジジの失敗や敗北、ジジの愛や物語についてまわる、きわめて壊れやすく、そして実際に壊れていってしまうものが好きだということでもあった。そういうふうに私はジジが好きだった。
- はるか@illtakeiteasy2025年3月6日買ったかつて読んだ半年前に買った(けど読めてない) これを所有していることが嬉しい 【ケース付きの】単行本モモ 文庫じゃいかんのだ。すごく探した 小学校の図書館にあったよね 本の虫ではなかったけど、これは夢中になって読んだ… 作中に出てくる飲むチョコレートのことしか思い出せない
- RIYO BOOKS@riyo_books2022年3月12日読み終わった時計というのはね、人間ひとりひとりの胸の中にあるものを、きわめて不完全ながらもまねて象ったものなのだ。光を見るためには目があり、音を聞くためには耳があるのとおなじに、人間には時間を感じとるために心というものがある。そして、もしその心が時間を感じとらないようなときには、その時間はないもおなじだ。ちょうど虹の七色が目の見えない人にはないもおなじで、鳥の声が耳の聞こえない人にはないもおなじようにね。でもかなしいことに、心臓はちゃんと生きて鼓動しているのに、なにも感じとれない心を持った人がいるのだ。