白魔の檻
76件の記録
ミルクティーと犬@billy-leo2025年11月26日読み終わった僻地医療の現実の厳しさ。誰も悪くないと思う分、ラストはやるせない。ミステリ部分は少々強引に感じたものの、前作と同じくらい面白かった。

ふくとみー@fukutommie_books2025年11月24日読み終わった濃霧と有毒ガスで孤立した病院。その中で起こった不可解な死。研修医春田と、過疎地医療協力で派遣された城崎はどう立ち向かうのか。 過疎地医療の過酷さに、気持ちが重くなる。 春田と城崎、いいバディだったな。 登場人物多いなと思ったが、読み出したら混乱なく一気読み。






おむ。@omusubi-3732025年11月12日読み終わった図書館本@ 自宅11/13 読了 前作に続き引き込まれて一気読み。 僻地医療についても考えさせられた。分娩ができなくなったばかりで、患者側の声しか聞けないけど、病院側もきっと人手不足で厳しいんだよなぁ。 難しい問題…

ちとせ@4wsdig2025年11月8日読み終わった探偵役の城崎の容姿描写盛り盛りで爆笑してしまった。十人中十人が振り返る完璧な美貌…… 作者と作品は切り離して考えたいんだけども、現役医師が書いてると思うと医療制度のいびつさはやっぱり考えさせられるものがあるな〜。とはいってもせいぜい自分にできることは行儀のいい患者でいることぐらいしか思いつかないけど… でも病院かかるたびに医療従事者の皆さんには感謝してるけど、それは自分や身近な人が病院にかかるときだけだろって言われてしまえばそれはそうで… しかし事件としては硫化水素と震災関連のインパクトが強すぎて連続殺人にあまり意識が行かなかった。大災害の前では個人の死ってやっぱり矮小化されてしまって…城崎の親が阪神大震災で死んだって情報を踏まえると敢えてのことなのかもしれないけど… ところで仁科の「なんで毎回(城崎)先生が仕切るんすか」、マジそれな〜すぎて笑った。探偵役というメタ視点を抜いたら仕切り屋すぎる〜! それにしても城崎、前回は殺人犯見逃すし今回はみすみす殺人犯死なせてしまうし、探偵としてはどうなんだ…初期金田一少年じゃないんだから… 突然北海道警の引退した刑事が出てきたときは「と、突然!!」ってなったけどあんま活躍しなかったな…安楽椅子探偵助手をやってほしかったが… ていうか城崎はともかく春田この先ここで一ヶ月働くのキツくない!?メンタル大丈夫なんか!?


ふーる@fool62025年11月3日読み終わった北海道の病院への派遣早々、濃い霧に地震、そして変死体に遭遇。病院周囲には硫化水素ガスが流れ込み、孤立する中さらなる事件が… なかなかの極限ミステリ、地方医療の厳しさやるせなさも浮き彫りに。何ともいえない読了感
七瀬由惟/Yui Nanase/あーしぇ@ashe_dalmasca2025年10月18日読み終わったまた城崎ホームズと武田ワトソンのコンビが読めるのか、と思ったら、武田先生はちらっとだけの登場でした。 北海道僻地の山の中の病院が、折からの濃霧と温泉地ならではの硫化水素ガスに覆われ、「開かれた」閉鎖空間となった舞台で起こる殺人事件。 今回も城崎先生の推理が冴えて、なかなか面白かった。ワトソン役の研修医もよい味を出している。が、次回作があるとしたら、また別の人がワトソンなのかな。 いままで僻地医療の問題を考えたこともなかった人に響くといいなあ。


堺屋皆人@minahiton2025年10月6日読み終わった2025年ミステリ『禁忌の子』に続く<城崎シリーズ>二作目は、霧と毒ガスに覆われた病院×不可能殺人のクローズドサークルミステリ。 前作が、私好みの魅力的な謎とヘビーなテーマでもエンタメとしてラストまで面白く読めたので、今作も発売前から期待していた。 ー霧とガスにより孤立した病院で不可能犯罪が発生して──。 現代ミステリでは、まずクローズドにするのが大変で、現実味を残しつつ、でも魅力的に、閉鎖され外部と音信不通の状況を作らないといけない訳ですが、「なるほど、こいつは美味しそうな舞台だ」ってあらすじ見てなった。 例えば登山中に濃霧に覆われて山荘から出られないとかと違って、舞台となる病院には患者がいて、当然、閉鎖された状況になっても医師たちによる医療行為が行われている現場でもあるわけで……。 彼らは容疑者でありながら、主人公たちにとって、全員守らなければいけない命でもあり、その為に絶対協力しなければならない人たちでもある、というのが面白い。 事件が解決されないまま第二の事件も発生し、霧も晴れず、ガスも溜まっていき……どんどん物理的にも精神的にも追い詰められていく中で、疑心暗鬼になっていく医療スタッフたち、不安を爆発させる患者たち、ガスのタイムリミットと医療の停止による命のタイムリミット……前作とは違う角度からヘビーでした。 著者の現役医師というスペックを活かしたお仕事モノ小説としても興味深く、災害医療や僻地医療を考えさせられる。 コロナ禍や震災で浮き彫りになった問題点や、医療を受ける側の認識、色々と斬り込んで描かれているが、そこは流石の説得力ですよ。こういうのは医療従事者でないと書けない。(素人が調べて書いてもきっとペラペラになる) そのリアルさが小説としての厚みを持たせていると思う。 医療用語解説のおかげもあり、専門用語のオンパレードから始まった前作より丁寧に説明がされていて、今作は医療シーンも置いてけぼりにならずに読めるので安心。 今作の語り手兼城崎先生のワトソン役は、前回ちょい役だった研修医の春田さん。 そのせいか、城崎先生の顔面偏差値の高さを伝える描写が増した気がするw(前作は友人関係だから表現が直接的じゃなかったから?) 前作の語り手であった武田先生は、続編難しいかな?と思っていたけど、少しだけ出ていて嬉しかった。 ここから少しネタバレ。 犯人の絞り方とかは犯人当てモノっぽい作りになっていて、挑戦状こそ挟まれないけど、会話中で前提条件などを整理して、推理する箇所を提示してあるので、謎解きチャレンジは可能。王道ストレートな犯人当てでした。 ただ、犯人さん証拠の隠滅は他に方法あったやろ……とも思ったので、真相の全てに納得するかは読み手次第ではないかと。 単に私は作品に書かれている以上、その世界ではそうなんだと思って納得するタイプなので、気になっても、その作品に対する評価は下がらないですけど。 犯人については、状況的にどんどんクロになっていく中頼むからこの人どうか犯人でありませんように……と願いながら読んだ。 まあ、そういう人が犯人な方が物語として面白くなってしまうからしゃーない。 ともあれ、今作も面白かった! 謎は前作のほうが魅力的だったけど、それでも小説としては今作の方が好きでした! 次回作も楽しみにしております!


もちこ@omochimochimochi2025年9月26日読み終わった【あらすじ】 研修医の春田は実習のため北海道へ行くことになり、過疎地医療協力で派遣される城崎と、温泉湖の近くにある山奥の病院へと向かう。ところが二人が辿り着いた直後、病院一帯は濃霧に覆われて誰も出入りができない状況になってしまう。そんな中、院内で病院スタッフが変死体となって発見される。さらに翌朝に発生した大地震の影響で、病院の周囲には硫化水素ガスが流れ込んでしまう。そして、霧とガスにより孤立した病院で不可能犯罪が発生して──。過疎地医療の現実と、災害下で患者を守り共に生き抜こうとする医療従事者たちの極限を描いた本格ミステリ。

えだまめ🫛@edamamesan2025年9月15日読み終わった前作の「禁忌の子」が面白かったし購入! 探偵役の城崎先生がとっても魅力的だったので、シリーズものとして続いて嬉しい…! 前回とは違う主人公視点でのお話。でも前回の主人公も、チラッと出てきて嬉しい演出👏 今回はクローズドサークル、しかも災害で隔離されてしまった病院……そして医療問題…と盛りだくさん。 ミステリの謎解き部分はもちろん面白かったけど、ミステリの皮を被った医療への問題提起の色が強かったな…。 閉塞感と絶望感が上手い具合に描かれてて、本当にデビューしたての新人とは思えない相変わらずの上手さに脱帽…!

JJMalone@JJMalone2025年9月15日読み終わった過疎地の医療問題という重い題材を扱いながらも、探偵役の城崎の鮮やかな推理が光る上質の本格ミステリ。かなり特殊なクローズドサークルものだが、その状況に至るまでの描写に説得力があり、クイーンの『シャム双生児の秘密』を彷彿とさせる緊迫感溢れるタイムリミットものとしても楽しめた。個人的には1作目よりこっちの方が好み。

いちごちゃぶ@ichigonino2025年9月11日読み終わった⭐️⭐️⭐️⭐️ 面白かった!真っ白な霧と見えないガス、こんなところに閉じ込められたら怖いな、、そして医療従事者の方には頭が上がらないです。

- 青山@aoyama9122025年9月3日読み終わった面白かった2025年9月読了本面白くてページをめくる手が止まらず一気読み。 僻地医療について考えさせられた。 このクオリティでまだ二作目とは…。今後も新作が出たら追いかけようかな。 一作目の「禁忌の子」もそのうち読みたい。


GuiltyRabbitうさぎ@GuiltyRabbit_usagi2025年9月1日買った読み終わった一作目に引き続き、医療×ミステリー。 久々の城崎先生にわくわくしながら読みました。 抗うことができない自然の脅威の連続と、次々に起こる不気味な事件。 自然をも利用した巧妙な手口にミスリードと、最後まで楽しめました。 医療現場のリアルに複雑な気持ちにもなりました。



くん@kun2025年9月1日読み終わった今回も展開と真相が気になって一気読みしてしまった。 「禁忌の子」の続編「白魔の檻」の主人公は、前作の冒頭に一瞬だけ登場した研修医の春田。 前作のテーマが生殖医療、今作は過疎地医療の現実。 へき地での医療は、現場で戦う医師や看護師などの医療従事者たちのやり甲斐だけでギリギリ成り立っているが、すでに限界を迎えている。 その限界からの悲劇と、東日本大震災、阪神淡路大震災が事件と複雑に絡み合い、事件の真相が解かれた時、哀しいやるせ無さと、それでも医療従事者は目の前に患者がいれば体が勝手に動いてしまうという現実が重かった。 前作は少し遠い世界の話に感じられた部分があったけど、今作はすぐ近くにある残酷な現実だった。 迫り来る硫化水素によって、へき地の病院は自然の密室となり、閉じ込められた病院内で起こる密室殺人のトリックは、目に見えるヒントから真相を解くことはできなくても、別の視点から見る事で簡単に突破できるトリックだった。 登場人物たちはそれぞれ誰にも言えない、誰にも理解でき無い苦しみや葛藤があり、どれも重かった。 城崎先生の「生きていてほしかったんだ」という言葉にも、彼の優しさと苦しみがこめられているようだった。


ブックスエコーロケーション@books-echolocation2025年9月1日新刊入荷@ ブックスエコーロケーションブックスエコーロケーション、9月1日(月)オープンしております。19時まで。ご来店お待ちしております。 山口未桜『白魔の檻』東京創元社 霧と有毒ガスに閉ざされた病院で発生する不可能犯罪。 医療従事者たちの極限を描いた本格ミステリ。 『禁忌の子』に連なる、シリーズ第2弾!




- 青山@aoyama9121900年1月1日買った読んでるサイン本とても気になっていたところ、サイン本に出会ってしまい買わない選択肢はなかった。 禁忌の子は気になるままでまだ購入できていないので、白魔の檻からでも大丈夫との作者の発言を信じてこちらを先に読む。

















































