白魔の檻

51件の記録
- もちこ@omochimochimochi2025年9月26日読み終わった【あらすじ】 研修医の春田は実習のため北海道へ行くことになり、過疎地医療協力で派遣される城崎と、温泉湖の近くにある山奥の病院へと向かう。ところが二人が辿り着いた直後、病院一帯は濃霧に覆われて誰も出入りができない状況になってしまう。そんな中、院内で病院スタッフが変死体となって発見される。さらに翌朝に発生した大地震の影響で、病院の周囲には硫化水素ガスが流れ込んでしまう。そして、霧とガスにより孤立した病院で不可能犯罪が発生して──。過疎地医療の現実と、災害下で患者を守り共に生き抜こうとする医療従事者たちの極限を描いた本格ミステリ。
- えだまめ🫛@edamamesan2025年9月15日読み終わった前作の「禁忌の子」が面白かったし購入! 探偵役の城崎先生がとっても魅力的だったので、シリーズものとして続いて嬉しい…! 前回とは違う主人公視点でのお話。でも前回の主人公も、チラッと出てきて嬉しい演出👏 今回はクローズドサークル、しかも災害で隔離されてしまった病院……そして医療問題…と盛りだくさん。 ミステリの謎解き部分はもちろん面白かったけど、ミステリの皮を被った医療への問題提起の色が強かったな…。 閉塞感と絶望感が上手い具合に描かれてて、本当にデビューしたての新人とは思えない相変わらずの上手さに脱帽…!
- JJMalone@JJMalone2025年9月15日読み終わった過疎地の医療問題という重い題材を扱いながらも、探偵役の城崎の鮮やかな推理が光る上質の本格ミステリ。かなり特殊なクローズドサークルものだが、その状況に至るまでの描写に説得力があり、クイーンの『シャム双生児の秘密』を彷彿とさせる緊迫感溢れるタイムリミットものとしても楽しめた。個人的には1作目よりこっちの方が好み。
- いちごちゃぶ@ichigonino2025年9月11日読み終わった⭐️⭐️⭐️⭐️ 面白かった!真っ白な霧と見えないガス、こんなところに閉じ込められたら怖いな、、そして医療従事者の方には頭が上がらないです。
- 青山@aoyama9122025年9月3日読み終わった面白かった2025年9月読了本面白くてページをめくる手が止まらず一気読み。 僻地医療について考えさせられた。 このクオリティでまだ二作目とは…。今後も新作が出たら追いかけようかな。 一作目の「禁忌の子」もそのうち読みたい。
- くん@kun2025年9月1日読み終わった今回も展開と真相が気になって一気読みしてしまった。 「禁忌の子」の続編「白魔の檻」の主人公は、前作の冒頭に一瞬だけ登場した研修医の春田。 前作のテーマが生殖医療、今作は過疎地医療の現実。 へき地での医療は、現場で戦う医師や看護師などの医療従事者たちのやり甲斐だけでギリギリ成り立っているが、すでに限界を迎えている。 その限界からの悲劇と、東日本大震災、阪神淡路大震災が事件と複雑に絡み合い、事件の真相が解かれた時、哀しいやるせ無さと、それでも医療従事者は目の前に患者がいれば体が勝手に動いてしまうという現実が重かった。 前作は少し遠い世界の話に感じられた部分があったけど、今作はすぐ近くにある残酷な現実だった。 迫り来る硫化水素によって、へき地の病院は自然の密室となり、閉じ込められた病院内で起こる密室殺人のトリックは、目に見えるヒントから真相を解くことはできなくても、別の視点から見る事で簡単に突破できるトリックだった。 登場人物たちはそれぞれ誰にも言えない、誰にも理解でき無い苦しみや葛藤があり、どれも重かった。 城崎先生の「生きていてほしかったんだ」という言葉にも、彼の優しさと苦しみがこめられているようだった。
- ブックスエコーロケーション@books-echolocation2025年9月1日新刊入荷@ ブックスエコーロケーションブックスエコーロケーション、9月1日(月)オープンしております。19時まで。ご来店お待ちしております。 山口未桜『白魔の檻』東京創元社 霧と有毒ガスに閉ざされた病院で発生する不可能犯罪。 医療従事者たちの極限を描いた本格ミステリ。 『禁忌の子』に連なる、シリーズ第2弾!
- GuiltyRabbitうさぎ@GuiltyRabbit_usagi2025年9月1日買った読み終わった一作目に引き続き、医療×ミステリー。 久々の城崎先生にわくわくしながら読みました。 抗うことができない自然の脅威の連続と、次々に起こる不気味な事件。 自然をも利用した巧妙な手口にミスリードと、最後まで楽しめました。 医療現場のリアルに複雑な気持ちにもなりました。
- 青山@aoyama9121900年1月1日買った読んでるサイン本とても気になっていたところ、サイン本に出会ってしまい買わない選択肢はなかった。 禁忌の子は気になるままでまだ購入できていないので、白魔の檻からでも大丈夫との作者の発言を信じてこちらを先に読む。