小山さんノート

62件の記録
- ふんわり@funwari2025年8月23日気になる本屋で目立つところに置いてあって気になった。ノートとか手記とかのワードには心惹かれるし、表紙もシンプルでさっぱりとした好ましい印象である。しかし、どんな内容なのかすこしだけ調べてみて、むやみにこの本を手にすることに気が引けてしまった。わたしは臆病だ。
- さつまいも@satumaimo2025年8月19日読み終わった色んな本屋さんで何度も手にとっては、読み進められるだろうかと悩み、戻し、買ってからも一気に読み進められず、少しづつ読み進めた。 独特の文体が、文字を読むというよりも、目の前で独白を聞いているかのように感じた。
- akamatie@matie2025年8月17日読み終わった小山さんは、かつて芸術や文学で生計を立てることを目指していた。でもホームレスになる前もなった後も、パートナーからの暴力と支配に苦しみ続けた女性だ。それを聞いただけで、読まずにはいられなかった。 ホームレスの社会は、実社会以上にホモソーシャルな構造に支配されている。体力や攻撃性を持たない女性が生き抜くことの困難さ、恐ろしさ、心細さがひしひしと伝わってきた。そんな中で一番守ってほしい存在であるはずのパートナーから暴力と支配を受けたなんて、どれだけ彼女に絶望を与えただろうか。 私はこれまで、暴力や支配の構造、加害者の心理について、多くの本を通して探ってきた。傷ついている状態で、自分に何が起きているか整理ができなかったからだ。 でも小山さんは、日々傷つき混乱しながらも、書くことよってその実態を見つめて暴き、離れることを選択することができた。 芸術や文章で生きていける人はほんの一握りだ。それでも、表現に心を傾ける人間が持つ力は、自らの尊厳を守り、生きる力そのものになるのだと改めて思った。人知れず、力強く生きていた人。そんな小山さんの姿が、このノートの中には確かに刻まれていた。 ワークショップを通じて、小山さんの軌跡を残してくれたみなさんに感謝したい。
- 雨晴文庫@amehare_bunko20232025年8月4日読んでる借りてきた図書館で予約して借りた。 期限までに読み終えることができず、 後にも予約が入っていて延長できないので一旦返却。 すらすらと読み進められるような本ではない。 苦しくなって閉じることも何度もあった。 少し前に、文字起こしをしたワークショップ参加者のトークイベントをオンラインで視聴したのだけれど、 実際に本を読んでみて、これを残したいと思ったひとたちの気持ちがわかる気がした。 生きている小山さんに会ってみたかったような気持ちにもなる。 一筋縄にはいかない、生きるということ。
- にわか読書家@niwakadokushoka2025年6月15日読み終わった@ 自宅流れで読んでみたけど、現時点の私には苦しかった。 貧困、ジェンダー、福祉のあり方、いろんな問題が絡み合ってあらわれている。 コンディションが合う時に再読したい。
- 夏@apricity2025年5月1日読み終わった毎日じゃないけど、日記と言っていいかわからない取るに足らないこととか、ふと思い浮かんだこととか、やりきれなかったことを手の走る勢いで書くことだけはつらつらと続き、昔からわたしの心の調整になっている。もう何冊になるかわからないほど遺しているノートが、より大切になった。赤裸々に、淡々と書くことも、それが記されるノートもすべて財産になれば、いいな。
- 高橋|往来堂書店@frog_goes_home2025年3月24日読み終わった耐えがたい苦しみもわずかな安らぎも、そのすべてをつぶさに書き記し続けた小山さんは、誰よりも克明に世界を見つめていた。無情にも不可逆な時間の中で、誰よりも正気を保っていた。知的な営みの火を絶やさず、美しいものへの希求を手放さない姿勢が、その手記から生々しいほどに伝わってくる。私たちが今すぐにできることは、その痕跡を丁寧に、そして全力で読みほどいていくことだけだ。
- 白居易@hakkyoi_hakkyoi2025年3月21日読み終わった唯一無二の、迸る生の記録。 幼い頃夢想していたような、何かを成し遂げる人にはなれないで生涯を遂げたとしても、一握りの凄い人になれなくたって誰の人生だってきっと本当に素晴らしいものなのだ。そう、自分自身としっかり向き合っていれば。 小山さんのノートが、綴られた言葉に宿る精神が、それを体現してくれた。だから私はきっと、これからどんな事があっても自分を手放さずに社会と対峙する覚悟ができた。小山さんから見えないバトンを受け取ったのだから。 小山さんのお城、太陽の席、月の席、地球の席は一体どこなんだろうとふと思う。行ってみたい。 けれども、物理的な場所がわからなくても、小山さんの姿を見たことがなくなって私は彼女に会えるのだろう。小山さんにとってのルーラやアヌールのように。目を閉じると、小山さんがコーヒーを啜りながらノートを綴っている。 それだけで生きてて良かったなと感じる。
- 蓋が開かない@m_a_y_a2025年3月9日読み始めた彼女の今日から読み始めた。彼女はかつての3月9日に何を考えていたのかな、その一年後の3月9日にはどんな変化があったのかな。森に住む彼女と守られた空間にいる私の悩みはとても似通っていて動悸が止まらない。
- さいとう書庫@supersomtam2025年2月3日買った最近やっと買えた本。柚木麻子さんがどこかで紹介されてて欲しいと思いつつ時が過ぎてた… 偶然入った本屋さんで見つけて買えた。好きな作家さんのおすすめにはすぐ飛びついてしまいます😮💨🪽