そっと 静かに

49件の記録
- うえの@uen02025年8月15日読み終わった曲が分かったら、聴きながらその言語が聴き取れたら、もっと素敵な読書体験になるんだろうなぁと思った。 印象に残った言葉--------- そっと静かに 称賛はパワーになると言うけれど、度が過ぎるとかえって勇気を削ぐことにもなると、そのときはじめて知った。 よく知らないという渇き 私が自分の魂を売り渡したとき あなたは買い戻してくれて 私を支えてくれた これはこそらく、一糸乱れず、かっこよく、速く進む行進とは異なるのだと思う。よろめきながら、ふらつきながら、倒れそうで倒れない、それでもなんとか顔を上げて進む「歩み」なのなと思う。行進というよりは、行進しようとする姿勢とでもいうのだろうか。 もっと良くなるはずだという思いだけが 人生と道を変えるはず 淡々って、あんなにも大きな力なんだ。 生きてゆける道を取り戻すこと 愛する時間は多くない 「子育て中だからって残り物ばかり食べたり、疲れてるのに窮屈な格好で寝たりしてはいけませんよ。引け目を感じることなく食べて、手足を伸ばして寝なさい。妻を見ていて思いました。そうやって生きてきた結果、痛かったり具合の悪かったりするところがどれほど多いことか…。一度きりの人生じゃないですか」 私たちの胸にも白い雪が降るときがあるでしょう その雪が溶けるまで一緒に歩いてみましょう 見てください 私は踊っています 燃え立つ車椅子で なんの魔術も秘法もありません ただ、いかなるものも私を完全に破壊できなかっただけ 傷ついても損なわれない人たち。いかなるものにも破壊されない「最後の私」を感じさせる人たち。 痛みよりは光として残る思い出。 そんな思い出があなたにもあるだろうか。百通りの気遣う言葉よりも胸が締め付けられる、黙って手を差し出す握手みたいな思い出が。 エイブルビー (誰か私の手を握ってください) もう、立ち上がって歩く時間 (もう、私の手を握って行きましょう) 誰か私の手を握ってください、という言葉を声にして出して言うのは難しい。だから断崖絶壁の上でも、手を伸ばせなくなってしまう人がいる。
- 森々@mori_hkz2025年7月27日読み終わったエッセイはあまり読まないのだけれど、著者の作品にハマったので読んでみた。静かでそっと身に沁みるのに、生をこれでもかと謳歌するような内容。 「引き出しに夕方をしまっておいた」で好きだった「車椅子のダンス」もあり、「木は」も好きだった。「木は」は同著者の「菜食主義者」に通ずるような気がする。
- 柚子🍋@jnk_airport2025年6月9日読み終わった表題のとおり、あまり大きくはない声で何かを思い出しながら語りかけられているようなエッセイだった 特に紙のピアノをめぐるご両親とのエピソード、息子さんとの会話、マフムードさんの思い出の章が心に残る
- r@teihakutou2025年4月8日読み終わったハン・ガンの、いま日本語で読める唯一のエッセイ集。音楽が主題だとは知らなかったので、読みはじめて、ハン・ガンもピアノを習っていたことがあること、たくさんの音楽に支えられてきたことがわかって嬉しくなった。取り上げられている曲を調べて実際に聴きながら読むのも楽しかった。 図書館で借りて読んだけど、手元に置いておきたいくらいよかった。