スメラミシング

37件の記録
- ことこと@kotocrow2025年5月21日読み終わった科学と宗教と物語のSFが大好物のため、終始にやけながら読んだ。特に『啓蒙の光が、すべての幻を祓うまで』はまさに私が読みたかった「物語」です、本当に最高。小川哲さんの削ぎ落とされた文体が淡々と思考の背景を解体する様がとても美しいですね…次は長編に浸りたい。
- ばやし@kwhrbys_sk2025年4月11日読み終わった感想一生考え続けても思いつかないだろうアイデアで物語を描く小川哲さん。今回は「陰謀論」を軸にした短編集。 世界の大小にかかわらず、人の思想の裏で蠢く都合と願望で己の感覚を麻痺させていく。この世界は誰かの手で操られていると考えたほうが楽なのかもしれない。陰謀論で陰謀論を覆していくところ熱かったな。
- のーとみ@notomi2025年4月5日読み終わったうーん、面白くないわけじゃないし、特に後半の3編は十分に面白いのだけど、どれもアイディアをそのまま形にしましたという感じで、小説というよりスケッチのような印象。共通するイメージがいっぱい出てくるので これらのアイディアをまとめて一つの長編にしたら「ゲームの王国」みたいなすごいのが出来そうな気がして、なんだかモヤモヤしてしまった。
- 橋本吉央@yoshichiha2025年3月24日読み終わったうーんあんまり…という感じだった。小川哲は、『君が手にするはずだった黄金について』とか『君のクイズ』みたいに、近い世代の主人公が変わった出来事を観察する話が好きなのだな、自分は。
- 積んどくヒツジ@tsundokuHitsuji2025年3月23日読み終わった小川哲さんは今一番好きな作家の一人。 表題作はじめ、現代を舞台にした作品が面白かったです。(SFモノは私には難しかった😅)
- 北村有(きたむらゆう)@yuu_uu_2025年3月22日読み終わった私にはちょっと早かったかも……野崎まどを読んで「SFいけるか!?」と思ったんだが…… でも最後の短編「ちょっとした奇跡」は良かった!やっぱりちょっとでも現実世界に接続しているほうが、想像しやすくて好きなのかも
- 無題@______enrai2025年3月19日気になる発売記念インタビューが面白かった ”人間ってやっぱり恋をするとすごく陰謀論的になるわけです。相手からのなんてこともないメッセージを「これは気があるからなのか」とか、「これはほかに相手がいるに違いない」とか、いろんな情報に勝手に因果をつけて、陰謀論的に一喜一憂する” https://www.cinra.net/article/2410-satoshiogawa_iktay
- Suzuki@finto__2025年3月8日読み終わった★★★★★ 「『世界には理由がある。それこそがマスタープラン』スメラミシングがよく使う常套句のようなものだったが、その言葉が多くの人々を惹きつけているのではないかと私は考えていた。地球が誕生したのも人類が誕生したのも偶然だ。何億年、何十億年という時間をかけて、さまざまな偶然の連鎖の果てに、私たち人類は存在している。だが、私たちはその事実に耐えられない。だからこそ神を創造した。自分が生きていることは必然なのだと考えようとした。私たちは幸福を求めているのではなく、理由を求めている。真実を求めているのではなく、理不尽で暗く、生きる価値のない現実を受け入れるための物語を求めている。昔からずっとそうだった。」(「スメラミシング」p146-47)
- ばやし@kwhrbys_sk2025年2月25日買った陰謀論×サイコサスペンス。こんなにも興味津々になるテーマの掛け合わせはなかなか無いんじゃないか。帯に書かれているあらすじだけで、すでにおもしろい。