アニータの夫
22件の記録
どくしょ@kkfm03072026年2月8日読み終わった本が出る情報を見て、朝日新聞デジタルの連載とWikiを読み込んだ。この事件を全然知らなかったのです。 アニータの夫・千田郁司(ちだゆうじ)へのインタビューで構成されるside A、青森とチリで行われた取材で構成されるside B。千田の語りはずっと“さんふり”かつ、嘘があるようで居心地が悪いが、記者の坂本さんに言わせれば“コツを掴むのが上手い男”というのが面白かった。たしかに。魚釣りも、山菜とりも、将棋も、そして横領も人並み以上にこなせてしまった……。 唯一嘘がなさそうなのが歌のうまさというところもおかしくて笑ってしまう。14億円横領男が歌う松山千春の『恋』、聞いてみたいよ。 一方のアニータ、賛否両論ありつつも、カトリックや家父長制が強いチリの中で、自分の性について開けっぴろげに話し、9人の子供を育てるシングルマザーであるがゆえに、時代を先取っているかのようにうつり、一部では強く支持をされているとのこと。いま始めた仕事のこと含め、とても評価の難しい人だ。まさにリトマス試験紙。 総じて、アニータとアニータの夫は、弱きを助けたい / 見栄っぱりという点において似たもの同士のようにも思った。ふたりでうまく悪巧みできたら、夫婦としてはもっと幸せだったのかもしれないけど、結局異性として惚れていたのは千田のほうだけだったというのが悲劇なんですよね……? 千田がスナック通いを始めたきっかけとなった店や、チリでのアニータへの取材もぜひしてほしかったですが、会社員として滞在日数などにも制限があるのかな……と思ったり。 人間の多面性や人生の数奇さについて考えるあとがきも好きでした。ふたりの間に何があったのか……もっと知りたいので、ぜひ取材を続けてほしい!奇しくも雪の降り積もる日に読み終われてよかった。

- 川内イオ@iokawauchi2026年1月30日読み終わった僕が高校生の時、連日話題沸騰たったアニータ事件。もはやなんとなくしかおぼえていなかったけど、この本で改めて全貌を知り、犯人の千田さん(刑期満了)とアニータさん、それぞれが持つ過剰さが掛け合わされて、14億円横領という結果になったと感じた。ふたりの毀誉褒貶も含めて、人間ってほんと面白い。


- きくぞ@kikunojo1900年1月1日買った読み終わった俗に言う「アニータ事件」 2001年に発覚した、青森県住宅供給公社の職員が14.5億円の横領で逮捕。横領した金の多くを、チリ人妻のアニータへ渡していたという、青森県関係者には非常に強く記憶に残っている事件。 横領した千田、妻アニータ、当時の職員や上司、青森の夜の街の人々、チリの人々 事件当日、新聞記者として青森支社勤務だった著者ならでは、当時の雰囲気や記憶もあった上での取材が生きた内容だったと思う。 判決は事実、それぞれの言い分はそれぞれの真実として書かれているが、いったい何が本当なのかはよくわからない。 が、14.5億円の金が横領され、その後公社が解体され、アニータはチリで有名になり、千田は14年の刑期を経て出所している、という事実がある。 おもしろかったー。 いわき信用組合の不正融資事件の報告書も読んだし、JAの横領事件に関する「対馬の海に沈む」も読んだ。 本当にわからない。自分もそんな状況になったら、ここまでいくのだろうか? こわい。




















