ニュー日本文学史
123件の記録
-ゞ-@bunkobonsuki2026年8月3日温故知新とは言うものの、いざ新しきをすると非難されるのが世の常だ。それは文学史も例外ではない。 『ニュー日本文学史』では、今でこそ古典とされる名作たちが、当時の価値観としては邪道気味な存在だったことを知らせてくれる。 「古典を読むと既視感に襲われる(=今の作品に似ている)」という意見があるが、そこに至るまでには価値観を捻じ曲げ続けた歴史があるのだ。 さて、この『ニュー日本文学史』は夏目漱石の『吾輩は猫である』で終わっているが、その次やさらに次を配置するとしたら、あなたはどの作品を選ぶだろうか。 「自分だったら・・・・・・」というifは読者の数ほどあると思う。『こころ』、『仮面の告白』、『砂の女』、『ドグラマグラ』、あるいは現代の文学。 本著はシンプルにすごく面白い。 同時に、百花繚乱の歴史を持つ日本文学史を絶えず受け継いでいく(ニュー日本文学史の続きを考えられる)にはどうするべきか、考えさせられる。
ogyoza@uuoics2026年7月31日読み終わった現代語訳がついているのだけど、それらすべて著者によるものだということをはじめに断っておくほうが親切な態度かなという気がする。(奥付の前のページに書いてある。) 以下、すこし引っかかった箇所。 「そしてこのような理系少女の物語が今なお時を超えて読み継がれていることに、私は少しだけ、希望を見いだしたくなる。」(p62) 「そこに江戸時代、登場したのが、芭蕉の俳諧だった。それは彼自身が俳壇から一度降りたところから始まったアンチテーゼだったし、」(p129) 「ふたりは一時期一緒に住むくらい仲が良かったと言われるが、結局その後共同制作することはなかった。ふたりの原稿料が上がったからだとも、亀裂が走ったからだとも言われている。」(p180) 「日本文学では常に、これまでの伝統という集団と戦う、個としての作家の姿があった。集団にいながら、個人であること。そうあることが難しければ難しいほどに、その葛藤がエネルギーとなって、日本文学を更新し続けてきた。鷗外もまた、個として文学を使おうとし続けたひとりの作家だった。」(p217-218) 「まあ、文学とはそういうスキャンダラスな内面を吐露する、驚きの告白であると思われていたのだ。私小説といえばかっこいいが、ぶっちゃけ自分のありのままのスキャンダラスな話をどれだけできるか合戦となっていく。しょうもないでござる。」(p224)- taa@taa_bun22026年6月27日読み終わったもしかしてもしかして古典ってめっちゃ面白い!? 高校では日本史選択で古典とともにある程度は覚えていたし、本作に登場する作品や作者はほとんど覚えていたが、全く中身を理解していなかったんだなと振り返る。 「方丈記」と「政談」に触れてみたいなぁ。 古典文学は言葉の跳躍の軌跡、次の跳躍は今の自分にどう見えるだろうか。
ブックスエコーロケーション@books-echolocation2026年6月26日新刊入荷@ ブックスエコーロケーションブックスエコーロケーション、6月26日(金)open。11‐19時。ご来店お待ちしてます。 三宅香帆『ニュー日本文学史』淡交社 時代になじめなかったひとりの人間から、新しい言葉が生まれ、歴史が変わった。名作が「名作」になった理由を問いなおす!古典ってこんなにバッチバチの抵抗の記録だったとは!






カササギ@Kasadagi_shobo2026年6月21日借りてきたまた読みたい読書日記もう返す一部読了p.48『有明の別れ』 男装して透明人間になる姫君の物語 まで、読了。 *…*…* ポッドキャスト「本の惑星」で三宅香帆さんがゲスト回のときに淡交社さんから出したこの本のお話をされてて興味を持ったのが読むきっかけ。 まだ途中だけど「有明の別れ」とても読んでみたい…古典のとりかえばやも大好きな物語で、さいとうちほさんが漫画化した『とりかえ・ばや』も繰り返し読んでる。氷室冴子さん原作、山内直実さん作画の「ざ・ちえんじ」も大好きだったし…思えば古典を読みやすくアレンジしてくれた小説家さんや漫画家さんがいてくれたからこそ退屈なはずの古典の時間も少女小説を読み進めていくような楽しい時間になっていたのかもしれない。 幼い頃から鉢かづき姫のような物語が好きで、落窪物語も好きだった、典型的なシンデレラストーリーが女の子の憧れになってしまうのは古今東西変わらないものなのか、それがとても不思議。




夏の季語@natsunokigo2026年6月17日読み終わった福岡でなかなか手に入らず、東京訪問時に荻窪LUMINE内の書店(くまざわ書店)で見つけて購入。 これまで読んだことがない日本文学の古典の魅力を紹介してくれていて良かった。わりと古典の著者にもフォーカスして書いていて、そこが通常の古典解説本とは一線を画しているところだと思う。


- ガネ@ganeshiro2026年6月13日読み終わった図書館本面白かった!やっぱ三宅さんの語り方好きなのかも!好きなものを好きだーって溢れんばかりに伝えてくる感じがかなり好きだ笑 そして古典なんか全く読んだことがないわけだが、これは読まずにはいられないよね。そうか、1000年前からずーっと同じ事をみんな考えてるんだね。そうか、だとしたら今の自分の悩みや考えもこのままでいいのかもしれないな。そうか、みんな抱えながらもなんとか生きてこうな!と思える。 なんだか歴史が応援団になってくれたような気持ちになった。



カササギ@Kasadagi_shobo2026年6月2日読み始めた借りてきたはじめに、より p.6 時代を進めるものは、常に周縁からやってくる。 p.7 集団によって抑圧されてきた言葉たちがそこに吹き出るとき、物語や詩歌のなかに孤独なはじまりがあります。集団のなかに閉じこもることができなかった、個人の言葉たち。それが日本文学の正体なのではないでしょうか。…歴史に残る言葉はいつだって新しい。だから聞き慣れない。でもそれが伝統をつくっていく。 *…*…* 雑誌『なごみ』(淡交社刊)で毎月掲載の「今さらながらの古典再入門」をまとめたもの 教科書で習った古典をもう一度三宅さんの視点から振り返ってみたい




サブレとポッポの往復書簡@snowflake2026年5月25日読み終わったふと思い出した学び!これまで高校や大学の授業でしか触れてこなかった古典文学を、ここまで身近で分かりやすく紹介してくれる本は、私の知る限りでは今までなかったのでは、と思っています。 大学で万葉集を研究し、現在も文芸評論家としてマルチに活躍されている三宅さんだからこそかける文体だなぁ、と感心しつつ、へぇ、実は現代のぶんかって昔から実は根付いていたんだなぁ、千年前も現代も、人の心も働き方も変わらないところがたくさんあるんだなぁ、と読んでいて驚きと感嘆と納得の連続でした。そして、何より非常に読みやすいので、隙間時間の読書にもかかわらず、一週間程度で読み終えてしまいました。楽しい! そして、なぜ働を読んだことがある人なら思わず『ニヤリ』としてしまうところが、本文中に仕込まれていて、思わずくすりとなってしまいました。
tony_musik@tony_musik2026年4月30日読み終わった古典は敷居が高く自分には関係ないというイメージだったが、実際に触れてみると、今の自分にまで続くしなやかな時の流れを感じることのできる柔らかい作品ばかりだった。出会いのきっかけを興してくれた三宅さんに感謝。周縁的な存在だった作家が伝統を塗り替えつつ継承してきた軌跡を面白く味わうことのできる名著。
nogi@mitsu_read2026年4月18日読み終わった@ ごはんと珈琲アルトおもしろかった…… 古典はてんでわからないまま生きてきてしまったのだけど、有名作品から聞いたことがなかった物語まで、三宅さんの軽快な語り口で数ページずつ時代を下りながら紹介されていてとても読みやすかったし、原典を読んでみたいと思うものが多かった。 作者不詳の「有明の別れ」とか、なんて面白そうなんだ。 なんとなく「昔の話だし……」と敬遠していたところがあった作品も、書かれた当時は新しすぎて評価されなかったり、書き手本人が社会に抑圧されて人生を終えざるを得なかったり、それゆえに今の我々にも響くところがあったり……。 三宅さんは口語っぽい文章を書かれるので取っつきやすいし分かりやすいし、帯なんかもキャッチーだけれども、読み進めていくと、そういう手法に招かれてするっと入ってきた読み手に、熱がぐっと入った言葉を要所要所で向けてくるところが好きだ。 ちなみに今夜の大垣書店でのイベントは配信チケットを買ったので楽しみです。(始まる前に読み終えてよかった) p195 〝なかでも宣長は、『源氏物語』の解釈に着手する。江戸時代まで『源氏物語』は、「夫のいる女性に恋をする光源氏なんて、地獄に堕ちるべきだ」という倫理のもとで戒めを伝えるための存在とされていた。つまり仏教や儒教の倫理を伝えるための教材として、物語が見られていたのだ。 反旗を翻したのが二次創作するくらい思い入れのあった宣長だ。物語は決して何らかの教訓を伝えるためのものではない。イデオロギーのために物語が存在しているわけではないのだ、と。〟 p218 〝日本文学では常に、これまでの伝統という集団と戦う、個としての作家の姿があった。集団にいながら、個人であること。そうあることが難しければ難しいほどに、その葛藤がエネルギーとなって、日本文学を更新し続けてきた。鴎外もまた、個として文学を使おうとし続けたひとりの作家だった(中略) 抑圧は消えていない。だから文学は生き続けている。〟






Shiori@naughtyrundy2026年4月17日読み終わったとてもとても面白くて一気読みしてしまった!三宅さんの文章って分かりやすくて、ちょいちょい笑い挟まれてて、日本文学史の知識が皆無の私でも興味深く読めて、学びになった!!時代に馴染めないことへのフラストレーションが後に大きなものを生み出すのだなぁーと。


ぱんだちゃん@pandamental2026年4月11日読み終わった図書館の新入荷本から。 三宅さんの本だ!と一瞬で手に取った。 古典を三宅ワールドで捉えるとこんな感じになるのか。 しかも選ぶ作品がまたなんとも言えない感じ。 平安の頃の随筆が好きなので、いろいろ読んでみたい。
- つゆみ@tsuyumi2026年4月10日三宅さんの本は語り口が軽くてクスッと笑えるところがありながら、そのあたたかさにいつもちょっと泣きそうになる。伝統と戦いながら新しさを開拓したからこそ、作品(作家)は後世に残っていく。
ゆえ丸@yue_0522026年3月29日読み終わった結局ちまちま読んで1週間くらい楽しめた! 古典…高校生以来です笑 今読んでも面白いかも!と思える作品がたくさんあった。有明の別れは知らなかった。。。凄いよね!?透明人間になるという発想がこの時代に出てくるとは。あと残ってるのも凄い。 松尾芭蕉とか小林一茶も俳句は知ってるけど、その時代でどう言う人だったのかは知らず、改めて知れて楽しかった。 福沢諭吉も一万円札の人のイメージしかなく笑 今にも通じる話してるよね!? スピーチ技術磨け、清潔感のある身だしなみと笑顔、専門外の人との交流 いやーこれ本当に今書いたんじゃないよね? 凄い。。。 どの分野もそうかもだけど、 それまでの文脈を押さえつつ、新しさも加えるという改変をしているものは評価されやすいのかなー。 唐突すぎるものって受け入れられないんだよな。多分。 教養って大丈夫だなぁとしみじみ感じた一冊でした。

YOSA Reads@ps0320892026年3月25日読み終わった学生時代にこの本に出会ってたらなー 日本史の勉強で、著者名と作品名をひたすら暗記していたが、この一冊があれば、作者の思いや時代背景がわかり、楽しく勉強できただろう。また、歴史的背景もわかりやすく、特に、江戸時代は戦国が明けて世の中が安定したことや、中流階級に貨幣が普及したことで、町人文化が発展した。ということも、昔学んだ時よりスッと入ってきた。 単語ではなく、物語で知ることで、より深く文学を理解できる。このニュー日本文学史で授業受けてみたいな。
うなかぴすきー@unakichhi2026年3月24日買った大人買いしてしまったその1。 表紙のデザインが可愛らしい。 チャプターごとの挿し絵も漫画チックで、なるだけとっつきやすそうな雰囲気を出すようにしてるのかなと。
積読山脈@book_mountain2026年3月24日買った古文学をちまちま摘んでいるのもあって文学史にも興味が出たので。 結局古典も文法や語彙は違えど現代と似たようなことを言ってるんだなぁと実感してからはこういう本も目に留まるようになった。 しかしここ二週間ほどで本にかなりお金をかけてしまったのでそろそろ自粛して積読を崩していかないといけません。お金使いすぎ。よくない。自戒。


栞@shiorinna2026年3月24日買った読み終わった国語の授業以外で日本文学を読んだことがなかったので、いろいろ読み漁りたくなった。 名作は恐れずに今までと違うことをして初めて生まれる。他人に認められなくても、自分がそうだと感じる感想で良いのだとわかった。








秋山@akiyama6292026年3月22日読み終わった今回も楽しかった!各紹介が区切られてるので読みやすい。 筆がのっていて、たぶんもっともっと語りたいんだろうな~というのが伝わってくる。 イノベーションとは同調圧力を破ってやってくる、というテーマに沿った内容で、扱う古典文学もまさにニュー日本文学史。 『有明の別れ』『手枕』、読みたい…!源氏物語をベースにした派生文学。 荻生徂徠の「古典を学ぶことは現代に向き合うこと」が全て。古典を知らなければ現代は語ることが出来ない。

ももか@peach1292026年3月22日読み終わった早速…! わたしはやっぱり清少納言が1番好き。そして随筆が好き。(この本ではあまり登場しないけど) 花粉症で本調子じゃないと本がなかなか読めない…悲しい…

高橋典幸@takahashinoriyuki2026年3月20日買った@ ジュンク堂書店 池袋本店あ、新刊だ…と、本棚に面陳列されてる本書が目に入り、まぁ、せっかくだからどんな本かなと手に取り、立ち読みで中をぱらぱら眺める。 まぁ、「はじめに」でも数行読んでみようかと文字を追い始めてみると、あれよあれよと惹き込まれ「はじめに」全文を読み切ってしまいました。そして、続く「目次」も。 この本、そんな観点で書かれているのかぁ…、熱いな。 準備していた買い物リストのメモには、あえて入れていなかった本書。 著書のこれまでの著作は何冊か読んでいて、新刊が出たことを知っていたものの、また、これこそ著者の専門得意分野のひとつだとも垣間見聞きしていたものの、タイトルだけで判断し、この本は興味ないなとスルーしようと考えていた本書。 著者が時の人なので、今は、話題の既刊本を含め、新刊の本書も陳列している書店は多いのかと思います。 あえてここで買わなくても、いつの日にかどこでも買えるかと頭をよぎりました。 しかし、本棚に戻そうとした手を止めて、その本を買い物かごに入れました。 何のプレッシャーもなくゆったりと立ち読みさせてくれて、本書の魅力を垣間見せてくれたのは、ここの書店だぞと。 ジュンク堂書店 池袋本店で出会ってしまいました。 興味深い観点での切り口で、日本文学史1000年の中で生み出され世に出て今にも残る古典22作品を紹介しているという本書。 楽しみです。





















































































