#東京アパート

93件の記録
- 汐見@siomi2509272025年10月9日読み終わった東京のアパートにまつわる様々な人を書いた短編集。ショートショートかも。 現実と非現実の境界が曖昧な世界観、とても好き。比喩や言葉選びも読んでいて幸せなくらい良かった。 静かで穏やかな空気が全体に共通しながら、一つ一つの話に違った味わいがある。 自分にとって2025年ベストの一冊に入ると思う。 p.167 「図書室に逃げ、本の背中を端から順に読んだ。図書室の静けさが心地良く、皆から離れて一人になる時間がまた好ましかった。 とはいえ、図書室を好んでいたのは、そこに声にならない声を隠し持った「本」が並んでいたからで、本はいつでも友人の代わりだった。あるいは、行きつけの店のようなもので、ページを開けば、本の中の誰かや語り手と静かな時間を共有できた。」 p.300 「手紙というのは、いちばん短い小説のような、詩のような、あるいは、それよりずっといいものが手書きで書かれた紙の束のことだ。」
- もゆみ@aumoe_2025年10月8日読み終わった少しずつ読み進めて今日読み終わりました。 吉田篤弘さんの本は夜ゆっくり読むのが好き。 『神様の塔』『幽霊の電話』『いつか、〈ロンリー百貨店〉を』が特に好きなお話でした。
- RUCA@ruca_books2025年9月12日読み終わった読了。 少しだけ東京で一人暮らししていた時を思い出して読んだ。 どの人も特別変わった人ではないのに素敵な人ばかり。 ちょっとした幸福や切なさに気がつける生活。 こんな暮らしに憧れたなぁ。 吉田さんの作品に時々登場する黒いケーキ、食べてみたい……。
- Michika@0610shun2025年8月16日読んでる時間の移り変わりがテーマになっているような 物語が多いような気がする。 吉田篤弘さんの本は読んでいると 頭のモヤモヤが少し溶けるようで 安心できる作用がある⌛️
- 月と星@moon_star2025年8月13日読み終わった当たり前だけれど、灯りの数だけ誰かの人生がある。 いろんな人がそれぞれの人生を送っていて、そのことを意識なんてしていなくて。 この本を読みながら、私もその灯りの1つだと思う。
- トモ@tomoyamagu2025年8月10日読み終わった結局、「クラフト・エヴィング・ラジオ」のオンライン視聴は時間に間に合うように帰ってきたのにもかかわらず、奥さんと話をしていたりしたら終わってた。アーカイブで見ることによしよう。 「天使が焼いた悪魔のケーキ」、「おひとりさま」、「あの海が見えたとき」、「シューキーパー」、「いつか〈ロンリー百貨店〉を」、「田中アパート」、「チョコレートケーキ」が自分にとっては好きなお話。 「田中アパート」のパン屋さんの話、ホテルの規模は違えど似たようなことは身の回りにあったな。そのホテルは軽井沢にあって、行こうと思う。料金びっくりするぐらいの金額だけど。こうして書いておくことにする。
- 幸緒@kons_03202025年7月29日読み終わった「「部屋を決めてしまうと、人生も決まってしまうような気がして」」(「部屋を決めた日」より) 21の掌編小説。吉田さんの小説には滋味があるなあ、と読後いつもしみじみする。不穏な終わり方をするお話もあってそこが目新しかった
- トモ@tomoyamagu2025年7月28日読んでる最初の2つを読んで「当たり」だと思った。 いつもだったらスルーしていたであろう「クラフト・エヴィング・ラジオ」のオンライン視聴にも申し込んだ。 自分の人生の中で1、2を争うぐらい読んでいる吉田篤弘さんの話を聞かないままでいいのか?と自分の中でささやきがあったのだ。
- なかやま@asheepinthewell2025年7月20日読み終わった21もの話が収められているのに、すべてバラバラの話(私が読み間違えていなければ)、意外でした。あれ、この人違う話にも出てきたような...?ということがあるかと。でもバラバラだからこそ、同じ「東京のアパート」をテーマにした小説でも、大都会の孤独や寂しさや自由が強く感じられるのかも。親から受け継いだアパートに住む70歳に近い姉妹が、あの世のアパート=お墓の見学ツアーに出かける(そこでの若夫婦との交流がいい)「あの海が見えたとき」が一番好き。