氷点(上)
106件の記録
黒井@9613732026年8月24日読み終わった上巻を読了。 夫婦できちんとコミュニケーションをとっていれば、という典型的な話が、ひどくリアルに描かれている。 私が男だからなのか夏枝のことはあまり理解できなかった。外面の良さでするすると生きてきたのだろう、と思う。それで「見た目の美しいことが全てだ」というような考えになっていったのだろう。 といって、夫の啓造についても、とても理解できるとは言えない。厳格であり、生真面目であり、弱くもある。聞けばよいことを聞けず、それにより土壺にはまっていく。 可哀想なのは息子であり娘だ。でもそれは常にそうだよな、とも思う。親も不完全で未熟なひとりの人間なのだ。その親のもとに生まれれば、育てられれば、つらい目にも遭う。ましてやそれが両親のすれ違いやいっときの悪意から生じるのだから、子供からすればたまったものではない。かといって、歳をとれば分かるが、仕方ないところもある。人は死ぬまで不完全だし未熟なのだ。
翠@mdr_332026年8月1日読み終わった読了。 復讐のために動くとこんな大変なことになりますよ、と言われている。 辰子、かっこいい。 夏枝の美しさは外見だけ。 読み進めていくほど、夏枝の狡さというのは最初の村井とのシーン、啓造が帰宅してからのシーンで、全て描かれていたのだなと思う。 陽子の強さはどこから。 塩狩峠の時も思いましたが、美しい女を描くのが本当にお上手。 ここから、どうなっていくんだろうなあ
翠@mdr_332026年7月31日読んでるまだ半分くらい。 自分の子供を殺した人の子供を引き取るという状況、どのような感情になるのだろうと自分に置き換えて読むことが難しく、まだ入り込めない。 しんどい、つらい、受け入れがたい、それはわかるが、読者である私にとっては貼られた感情のようで、生きる感情が湧き上がってこない。 そして、自分で決めたのだから受け入れろと思ってしまう。本当の願いは夏枝への復讐なわけだから、その時点で拗れていて、うまく行くわけがないのだけど。 いくら父親であろうと、親から愛情を受けられなかった子供がどうなるか、と、自分の経験と重ねてしまう。 人間臭い話。人間らしい過ち。これこそ人間だよなあと、愛おしいまである。

りむ@rimurimu2026年5月5日読み終わった死に直面した啓造がどう変わるのか、夏枝の心境は分かるのか、続きが気になる 戦後直後の1946年頃の生活が垣間見れて面白い 朝ドラ観てる感じ 女性の言葉遣いがきれい

◎@ty2done2026年3月7日読み終わった自分登場人物みんな、不完全なところがある。啓造がはじめた物語やろ!と思うこともあれば、いや、夏枝と村井のせいか……とか。子どもたちがかわいそうだ。下巻で大人になっていく子どもたちや人生を終えていく登場人物はどうなるのか。

- のる街@boodleybaye2026年2月8日読み終わった人に言えない秘密が積み重なって徐々に悲劇が連鎖していく。 フロムの愛するということの中の、愛は受動的な物ではなく踏み込み、与えるものだという箇所が思い返された。 登場人物の愛はどんな形になっていくんだろう。 陽子幸せになって…
茶子@yoigoshi-nooooo2026年1月1日読み終わったaudibleAudibleを聴きながら、 文庫の活字を目で追った。 新しい読書法。 「次はどうなるの?」の連続。 心理描写の細かい言語化がすごい。

月下の医師@rinrin-11022025年12月23日読み終わった★★★☆☆とある医者の3歳の娘が殺害される。犯人はすぐに捕まるが間もなく自殺してしまう。その犯人には赤ん坊がいた。あることがきっかけでその医者がその子を引き取って育てることになった。 嫉妬、憎悪、欲情、無垢… 家族達を通じて人の原罪が描かれる… なんというか、アンジャッシュのすれ違いコントみたいだった。



直線@hrv8k2025年7月8日読み終わった縁あって幼い頃に出会い、手放したり購入しなおしたりを数十年に渡って繰り返している。 初めて読んだときは、年齢の近いルリ子に気持ちを寄せていた。次第に自分が成長し、視野が広がり、言葉の意味や複雑な感情を理解できるようになるにつれて、少しずつ他の人物像が見えるようになっていった。 脳裏に広がる厳しい北海道の冬の情景、行きつ戻りつする人びとの心、狡さや未熟さなどの描写が見事で、何度も読み返す価値のある作品だと思う。
ずんだき@zundamochi2025年3月22日読み終わったもらった大学時代、中高の恩師からもらった本。三浦綾子さんの『塩狩峠』が一番好きだと話したら、氷点も読んだ方が良いと言われた。 全4巻、途中までしか読んでなかったので1巻から読み直している。やっぱり夏枝の他責思考で自己中心的なところがいけすかないけど、人間の本性なのかもしれない。 啓造は教えに従う信者、ルリ子は幼いのに慈愛の精神に溢れすぎてる。





































































