本は眺めたり触ったりが楽しい

37件の記録
- DN/HP@DN_HP2025年5月22日「読者の仕事とは著者の意図を探すことではない」 引かれていた短編小説についてのブルース・ウィバーの言葉を読んで小説について考えたりした。 「だいいち、もしも小説がひとつのメッセージやひとつのテーマに圧縮できるのだとしたら、著者はそもそもなんで小説を書く必要があったんだろう?メッセージを一言書けば、それで済んだではないか。大事なことは、著者も、意味を探しながら、書いているということだ。それが、著者のつらい仕事なのだ。読者の仕事は、反応すること、である。読書とは、著者の意図や目的を、それがまるですばしこい小動物であるかのごとく、追いかけまわすことではない。本を楽しむためには、本の出来がどうだこうだと考える必要などないのだ。読者はみな、それぞれに認識する。書いてあることを、それぞれのじぶんの光のなかで、受けとめたり、受けとめ損なったりする。かくして、書いてあることの「意味」は、じぶんがどういう人間であるかということと密接にからまりあってくるのだ。そして、じぶんの心の変化や成長で、どんどん変わっていく」 わたしが小説を読む時も大体こんな感じに読めたら良いな、と思っている。とはいえ、ひとつのメッセージやテーマを小説というかたちに開いていくというのもまた「必要」というか本質のような気もしていて。「探すこと」なく自然と著者のメッセージやテーマが見つかるのであれば、その小説はきっと素晴らしい。「一言」よりも強く伝わる。強く伝われば、反応もまた強くなる。強い反応というのは、つまりはそれだけ「楽しんだ」ということでもあるだろうし、「自分の心」がより「変化や成長」することでもある。そうすれば小説もより楽しめることにもなる、のでは、とか。まあ、そもそも、「一言」では済まない、伝え切れないものもあるよね。
- DN/HP@DN_HP2025年5月20日買った眺めているこのエッセイ集は完全にわかる、とジャケットを眺めながら思っているところ。 青山南さんといえば、『アメリカ短編小説興亡史』には友人を経由してかなり影響を受けている。
- リチ@richi2025年4月19日かつて読んだ本読むのが好きだな、と思う人にはたまらない話ばかりではないだろうか。 速読、斜め読み、本に線を引くこと、本の端を折ること、解説についてなどなど、本読みあるあるが満載で、とても楽しい。 出てくる本たちも本当に魅力的で読みたくなる。
- buch@wk_bucher_2552025年2月6日読み終わったおもしろくて1日で読み終わってしまった! 意外と本との付き合い方を友人と話すことがないから、様々なんだなぁということを確認できてうれしい
- No.310@__310__2024年7月21日読み終わった軽快でさっぱりとした筆致の「読書好きあるある」が染み込むように入ってくる愉快なエッセイで、ニコニコしながら楽しく読んだ 青山先生ほどの人でも「なんか積ん読って増えるなぁ」とか「面白いと思った本でも内容覚えてるかっつったらそんなことないよなぁ」とか「戦争と平和を朗読!?あんなに長いものを!?」とか思うものなんだ、と思ったらなんだか元気が出る 本が好きとは言うものの読むスピードも遅いし量も読めない、これで本当に本が好きと言えるのだろうか……という気持ちに、気にすることはないぞ!と呼びかけてくれるような一冊 読書は思っているよりずっと自由