人恋しくて女性用風俗に行ったあとで考えたお金とケアと欲望のこと

人恋しくて女性用風俗に行ったあとで考えたお金とケアと欲望のこと
人恋しくて女性用風俗に行ったあとで考えたお金とケアと欲望のこと
藤谷千明
中央公論新社
2026年3月24日
49件の記録
  • 自分の欲望とこんなに向き合えるのか…とすごみに圧倒された。同時に、自己について「書くこと」とこんなにも向き合えるのか、とも。著者が以前にたしか中央公論の雑誌で雨宮まみさんのことを振り返る鼎談をされていたのを覚えていたのもあり、雨宮まみさんのことを連想した。 能町みね子さんが著書の『結婚の奴』で雨宮さんのことを書いていたのが非常に印象的だけど、「いつか(過激な起伏がなくなって平凡な人生になって)つまらなくなって、書くことがなくなるのがゴール」みたいのを笑って言い合っていたのに、そんな最後なんてないよ…と回想していたところがあった。「書くことの面白さ」と「自分を切り売りする危うさ」というのは、切り離せないものみたいで、作家さんがどうそこに攻め入っていくのか、というのはやはりどうしても興味を引き、同時にとてもハラハラして、余計な心配をしてしまう。本書を夢中で読んでしまったのは間違いない。 また、風俗ビジネスや推し文化という題材を通して、金銭を介した他者との交流・消費のシーソーみたいなところに迫っていたのも心に残る。それはやはり同時に「他者について書く」ことの暴力性の話にもなり、他者との関係が完全な「対等」になることって現実的に不可能なんじゃないかと思えてきて、怖くなった。不可能だからこそ、少しでも対等であろうと、常に色々考えることをやめないようにしようね、ということなのかもしれない。
  • onyoro
    onyoro
    @onyoro
    2026年4月10日
    対価ってどの時点でのことなのか、搾取ってどこからなのか、でも苦労と達成感は切り離せないもので、全ての苦労やあらゆる多少の辛さもすべて搾取と呼んでしまったら、なんかそれは得た喜びや仕事ぶりまで否定してしまいそうな気がする、とか、なんとか、もやもやと色々考えるきっかけになった すごく面白い切り口で一気に読んでしまった……!
  • ちの
    ちの
    @chino_58
    2026年4月9日
  • 神保町の三省堂で在庫切れだったので買えず
  • こたか
    こたか
    @kotaka
    2026年4月7日
  • nessie
    nessie
    @nessieayako
    2026年4月5日
  • mym
    @mymymy226
    2026年4月5日
  • 詩衣奈
    @shiena0706
    2026年4月4日
  • たらば書房 こういう本も置いてるんだ 作家さんが買っていて気になってた
  • 千虎
    千虎
    @chitora_10199
    2026年4月4日
  • 千虎
    千虎
    @chitora_10199
    2026年4月4日
  • いずみ
    いずみ
    @moritaizumi
    2026年4月4日
  • hoku
    hoku
    @osorakumita
    2026年4月4日
  • 近藤まいこ
    @kommei
    2026年4月3日
  • おさら
    おさら
    @ara-s
    2026年4月3日
  • espoir
    espoir
    @umi_utatane
    2026年4月3日
  • なか
    @nakanakanaka8
    2026年4月2日
  • 立ち読みでパラパラ眺めたのみだが、フルオープンな著者のエッセイには惹きつけられた。
  • 「搾取」がキーワードのひとつのなっている本だが、この内容を藤谷さんが実名で出版することによって、知らなかった情報を得ていることは「搾取」なのではないかと感じてしまった。本の中でも触れられていたが、この内容を実名で出版することのリスクはあると思う。本を購入することで対価を支払っているのに、搾取ではないかと感じてしまう思考回路は、藤谷さんが風俗を利用したときに感じたものと似ているのかもしれない。 私も、氷河期世代なので社会に搾取され続けてきたという思いが強く、自分が搾取する側にはなりたくないという思いも強い。だから、リスクを負って書かれたものを読むことに申し訳なさを感じてしまう。でも、世の中にあまり知られていないことが本によって知られていくことには意味があると思うし、読んでよかったのは確かだ。
  • sunroom
    sunroom
    @marumaru_
    2026年3月31日
  • どくしょ
    どくしょ
    @kkfm0307
    2026年3月31日
  • むらた
    むらた
    @eripico_
    2026年3月29日
    人恋しくて女性用風俗に行ったあとで考えたお金とケアと欲望のこと
  • 空色栞
    空色栞
    @reads_202503
    2026年3月28日
  • 喜多倉
    喜多倉
    @kitakura473
    2026年3月26日
  • nyannyaway
    nyannyaway
    @nyannyaway
    2026年3月26日
  • ひょんうく
    ひょんうく
    @nestra23
    2026年3月24日
  • Blue moon
    Blue moon
    @mimosamimi
    2026年3月24日
  • ホタテいか
    ホタテいか
    @kuuij
    2026年3月22日
  • pha
    pha
    @pha
    2026年3月22日
  • sonyushka
    sonyushka
    @snsk_b
    2026年3月22日
  • トトロ🐰
    @dumbo_0218
    2026年3月22日
  • espoir
    espoir
    @umi_utatane
    2026年3月1日
    『世界』3月号で花田菜々子さんが紹介。
  • きん
    きん
    @paraboots
    2026年3月1日
  • たぬき
    @tanuki0818yn
    2026年2月7日
  • sayu
    sayu
    @lumicy13
    2026年2月7日
  • ヒヨリ
    ヒヨリ
    @charonll
    1900年1月1日
  • chika
    chika
    @koitoya
    1900年1月1日
    筆者自らが女性用風俗ユーザーであり、自身の経験やセラピスト、経営者、女性セラピストなどを取材し、また自身も男性風俗店に勤務した経験を書いたルポエッセイ。 私は、女風を利用したこともないし、ホストもないし、風俗店で働いたこともないので興味深かった。 「「男性用風俗」と「女性用風俗」の語られ方がこれほどまでに違うことに、驚く以上に、だんだん苛立ってきました。」(p43) 「以前、女性教師が男子生徒に性加害を行ったというニュースがSNSで話題になったことがありました。興味本位でリポストを見てみると、「ご褒美」などといったコメントが並んでいて、胸が詰まる思いでした。「男性だから」見過ごされている痛みやリスクは、少なくないのではないかと思います。「男性(の身体や心)は傷つかない」「男性にとって女性との性的接触はなんであれ嬉しいことである」ーそんな先入観。誰が、なんのために、こうした物語を作ったのでしょう。」(p58) これらのように男性と女性の性欲や風俗の利用はどうして受け取られ方が違うのか?という疑問は私も気になっていルので興味深かった。 「性に奔放な女性の話は「病」として処理されがちです。女性の性体験の話は「トラウマ」や「自傷」「メンヘラ」的な言葉と結びつけられるのに、男性のそれは少し前までは「健康の証」「元気でよろしい」で済まされてしまっていたし、今は今で「加害者にならないように」という話になりがちで、その男性自身の抱える悩みの話には至らない。」(p142) 「つまり、女性の性欲は世間に認められていないから「風俗を利用する理由は性欲だけじゃない」ってことにしたがる一方で、男性は弱さを認められていないから「性欲だけ」ということになってしまうのでしょうか。」(p159-160) 私はある程度仲良くなった男性で聞いてもよさそうな相手であったら風俗を利用したことがあるかどうかを聞いてみたい欲求がある。それは隠されている欲望を知りたいっていうのもあるし、弱さというのを知りたいからなのかもしれない。 それは語られていない領域を見たい欲望なんだけど、男性の風俗利用ってただの「性欲」だけではなく、寂しさ、承認欲求、自信のなさ……とかいろんなものが絡んでる場合があるのではないか?社会的・または個人もそれを全部「性欲」に圧縮してしまっているのではないか?だからそこをほどきたい気がする。 「今みゆきさんが語っている内容は、いわゆる「ケア」にも近いのでしょう。ただ、根本的に言えば、性サービスを受けたことで、自分自身の抱える問題が解決されるわけではない。むしろ、それを望むのはお門違いです。 福祉や介護のような仕事は「問題解決」や「自立の支援」を目的としている。一方で性風俗は、問題解決を第一の目的にやってくる人は少ないはず。みゆきさんは、「性風俗のお客さんの中には、自分の見たくないものから逃げた結果、性的な刺にたどり着いた、という人も少なくないと思うんです」と言います。 「でも逃げたところで、結局見たくないものを見なければならなくなることもあるんですよね。」(p170-171) ただこれもわかる。 性風俗って、問題解決はしないものだし(これの言うとおりそもそもそう)、でも一時的に「触れられる・肯定されるっていう、すごく曖昧な位置にある。 福祉みたいに正しく救うわけでもなく、恋愛みたいに継続する関係でもない。 では風俗ってなんなんだっていろいろやっぱりわからなくなるものだなあって思った。 --- 『人恋しくて女性用風俗に行ったあとで考えたお金とケアと欲望のこと』藤谷千明(中央公論新社) 筆者自身が女性用風俗のユーザーであり、自らの体験に加え、セラピストや経営者、女性セラピストへの取材、さらに自身が男性風俗店で勤務した経験も含めて書かれたルポエッセイ。 私は、女性用風俗を利用したこともなければ、ホストに通ったこともなく、風俗店で働いた経験もないため、その内実を知るという意味でも非常に興味深く読んだ。 ⸻ 「『男性用風俗』と『女性用風俗』の語られ方がこれほどまでに違うことに、驚く以上に、だんだん苛立ってきました。」(p43) 「以前、女性教師が男子生徒に性加害を行ったというニュースがSNSで話題になったことがありました。興味本位でリポストを見てみると、『ご褒美』などといったコメントが並んでいて、胸が詰まる思いでした。『男性だから』見過ごされている痛みやリスクは、少なくないのではないかと思います。『男性(の身体や心)は傷つかない』『男性にとって女性との性的接触はなんであれ嬉しいことである』――そんな先入観。誰が、なんのために、こうした物語を作ったのでしょう。」(p58) こうした指摘にあるように、男性と女性の性欲や風俗利用が、なぜここまで異なるかたちで受け取られるのかという問いは、以前から私自身も気になっていたものであり、とても興味深かった。 「性に奔放な女性の話は『病』として処理されがちです。女性の性体験の話は『トラウマ』や『自傷』『メンヘラ』的な言葉と結びつけられるのに、男性のそれは少し前までは『健康の証』『元気でよろしい』で済まされてしまっていたし、今は今で『加害者にならないように』という話になりがちで、その男性自身の抱える悩みの話には至らない。」(p142) 「つまり、女性の性欲は世間に認められていないから『風俗を利用する理由は性欲だけじゃない』ということにしたがる一方で、男性は弱さを認められていないから『性欲だけ』ということにされてしまうのでしょうか。」(p159-160) 私は、ある程度関係性のできた男性で聞いても大丈夫そうな人であれば、風俗を利用したことがあるかどうかを聞いてみることがある。それは単なる興味というより、隠されている欲望や、そこに含まれる弱さを知りたいからなのかもしれない。男性の風俗利用は、単なる「性欲」だけではなく、寂しさや承認欲求、自信のなさなど、さまざまな感情が絡み合っているのではないか(そこは女性と同じではないだろうか?)。しかし社会的にも、あるいは本人自身によっても、それらはすべて「性欲」という言葉に圧縮されてしまっているように思う。だからこそ、その内側をほどいてみたいという気持ちがある。 「今みゆきさんが語っている内容は、いわゆる『ケア』にも近いのでしょう。ただ、根本的に言えば、性サービスを受けたことで、自分自身の抱える問題が解決されるわけではない。むしろ、それを望むのはお門違いです。 福祉や介護のような仕事は『問題解決』や『自立の支援』を目的としている。一方で性風俗は、問題解決を第一の目的にやってくる人は少ないはず。みゆきさんは、『性風俗のお客さんの中には、自分の見たくないものから逃げた結果、性的な先にたどり着いた、という人も少なくないと思うんです』と言います。 『でも逃げたところで、結局見たくないものを見なければならなくなることもあるんですよね。』」(p170-171) この感覚もよくわかる。性風俗は問題解決をする場所ではないし、そもそもそのようなものとして設計されていない。それでも、一時的に「触れられること」や「肯定されること」が得られる場ではある。 福祉のように「正しく救う」ものでもなければ、恋愛のように関係が継続していくものでもない。風俗とはケアとは……と考えても答えはなかなかでない。 「やっぱりこういうのに男女差はないのかもしれません。職業に貴賤なし、クソ客に性差なし ......なんてね」(p34) この言葉好きだな。
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