プリズン・ブック・クラブーーコリンズ・ベイ刑務所読書会の一年
92件の記録
氷うさぎ@yomiyomi2025年11月22日まだ読んでるここのところ読書会についての本を何冊か読んでいる。 私自身は読書会については苦手意識が強い。 それに小説も読まないし。 でもこの本で、小説を読むということ、小説について読書会を行うということ、その実り豊かさに気づかされた。 別の本で中高生のたどたどしい読書会の様子を読んだのだが、人前で発言することへの躊躇や、何を言っていいのかわからないという状態だ。 対してこの本の囚人たちが読書会に強く引きつけられているのは、蓄積された人生経験が中高生の比ではないからだろう。刑務所という過酷な人生経験が書物についての語りを深くしている。言いたい事は尽きないだろう。 これが本当の読書、本当の読書会かと思わせられた。 参考にしたいと思う。

あまね@sennadasilva2025年11月22日読み終わった図書館本@ 自宅難敵だった。物理でも。左親指が痛い。 1章読むごとにズシーン胃が重くなり、読み進められなかった。およそ私の人生では巡り合わない環境での読書会。 刑務所に読書会を設立し開催し、運営を継続できるよう働きかけ、出所後もフォローして、また違う刑務所に読書会設立するこのキャロル・フィンレイという女性が私には異次元すぎて。どう捉えてどう考えたらいいのかわからない。 各章で挙げられた本は幾つかは読んでいたが、彼らのように言語化できる自信は全くない。1冊の本を読み考察し(インプット)みんなで話す(アウトプット)。単純に言えばこれが読書会なんだろうと思う。 指定された本を読む、感想を考察を語り合う。どちらも私は苦手だと思う。 俗物である私をボコボコに打ちのめしてくれる本だった。 その場しのぎの、ただおもしろいだけの小説にはもう興味がない。著者がなにを考えてるか、どんな言葉を使ってるか、どんな語り口で表現してるかを知りたいんだ。 読書の楽しみの半分は、ひとりですること。つまり本を読むことよ。あとの半分は、みんなで集まって話し合うこと。




たびたび@tabitabi2025年11月19日読み終わった暴漢に襲われトラウマを抱えながらも、刑務所での読書会に飛び込んだ筆者の勇気に敬意。 取り上げられている本たちを自分も読みたくなった(恥ずかしながら未読のものがほとんどだった)。 自然の描写が素敵で、四季折々の草花や風景、動物たちの様子を思い浮かべるのも楽しかった。


葉の上の文字@bozu82pip2025年11月18日読み終わったアメリカの刑務所は懲役囚は部屋代も食事も有料で、社会復帰施設で様子を見てからやっと出られると知った。 すべて無料の日本とどちらが良いのだろう。 読書の感想も、さすが自分の意見を言う国なだけあって感心する。 面白かった、楽しかっただけではなく、自分の言葉にできている。自分の感想がバカにされる、間違っているんじゃないかと遠慮することもない。





ルーカス@m_rukas_542025年10月24日読み終わった著者の文章の形式、比喩的表現に隠された裏の意図、著者は作品を通じて何を訴えてかけているのか? かなり深い着目点をもって議論されていて、単純にすごいなと思ったし、自分も今度はそういう視点を持って読書をしてみようという学びも得た。 自分の中で読書を完結させるだけじゃなくて、人と共有するのもいいなと思った。 読書会ってなかなか日本人には高いハードルではありそうと思いつつ…。

- たるたる@miyabi2025年10月11日読み終わった読書会ノンフィクション星4@ 自宅彼らが夢中になってるのは もはや麻薬ではなく書物なのだ 少し前に、読み始めたと投稿した海外のノンフィクション。本日読み終えました。 刑務所の中の囚人たちが思う以上に熱心に本を読み、意見を交わしていく中で彼らの共感力が高まっていく姿など大変興味深かったです。 あとは読書会の効能について主催者が語った言葉も印象的だったのでこれはまたべつの機会にツイートします。 それから、読書会を続けて出所したメンバーについて。読書会を終え出所したメンバーが全員更生して立派になって、というような御都合主義なことが起こらないのもノンフィクションならではの興味深さでした。 あとは世界的な時事問題や古典文学の世界と刑務所の中が意外にリンクしていて、読書会で取り上げられていた本のいくつかは機会があれば読もうなと思わせてくれました。 かなり分厚く読むのに時間もかかりましたが、読み応えのある良い本でした。 #プリズン・ブック・クラブ





- たるたる@miyabi2025年10月1日読んでる彼らが夢中になってるのは もはや麻薬ではなく書物なのだ 海外のノンフィクション。刑務所の中で開催される囚人達の読書会。著者達が定期的に選書して囚人達に渡し、彼らと読書会を行った記録。 まだ3割ほどしか読んでないけど、なかなか面白い。





月と星@moon_star2025年9月25日読み終わったこの本を読んだ人と語り合いたい。 この本の読書会のように。 刑に服している人の読みの深さに驚いた。 違う視点から、他の考え方など知ることもできる。読書会のよさ。





mayu@yatsu_books2025年4月21日かつて読んだ心に残る一節読書日記本の素晴らしさ、本が好きで本当に良かったと思わせてくれる一冊 「彼らが夢中になっているのは、もはや麻薬ではなく書物なのだ」










いっちー@icchii3172025年4月8日借りてきたじゅうぶん読んだいいコンセプトの本。「書く」ということの強さを感じることができた。読書会の発起人であるキャロルもさることながら、この本の著者となったアンも、強盗に襲われたトラウマを克服して受刑者と共に読書会の場に参加する勇気と、その中での話を本にするという気力や根気があってこその作品だった。 同時に「ケーキを切れない非行少年たち」も思い出した。この本の中に「受刑者は知的障害者を『バグ』と読んで避ける。虫のように次に何をするか予想できないからだ」という一節があったが、この読書会に参加するのは本を一冊読み終えられる読解力や集中力、知的好奇心が高い人たちだと思わずにはいられなかった。もちろん時間を持て余しており置かれた状況から普段以上に読む必要性にも駆られ、初めて本を読み通した人もいるだろうし、読書会の意図には「彼らを中流階級に引き上げる」ことも含まれているとあったので十分すぎるほど意義はあると思う。ただ銃社会で故殺(計画性のない殺人)による服役もある社会では、受刑者のグラデーションが日本よりも広いのかなと想像した。日本ではこのような読書会は存在するのだろうか。 でも、ふだんは「孤立の中にいる」ということだから、受刑者たちが垣根を超えて楽しげに知的に会話できているように見えるのも、読書会という場の力によるのだろうな。 ・置かれた状況によって、同じ描写に対しても感想が180度変わることがある。読書会メンバーの意図に反して、作者に辛口の評価をされることもある。彼らの立場を想像しながら選書しなければならない。(月で暮らす少年) ・当事者研究の意義とは、カオスの只中にあった生に秩序を与え、自分のことを外から捉えられるようにすることと『〈責任〉の生成』にあった。この読書会も、本の中にある様々な物語に共感したり、感想を話し合ったりする中で自分の置かれた状況を捉えなおす契機になったのだと思う。 関係ないけど、社会復帰施設での生活って普通の生活よりも義務が多くて大変なんだな。その生活をクリアした人は自己管理能力が私なんかよりも全然高いと思う。ちょっと偏見がなくなったかもしれない。






にわか読書家@niwakadokushoka2025年1月12日読み終わった@ 自宅大型書店には棚の担当やコンシェルジュと言われる人がいることを知らなかった頃、お薦めしてもらったもの。 あれから1年半、400ページを超える本でも楽しく読めるようになるとは思わなかったし、読書会を始めることになるとも思っていなかった。 プロってすごい。






彼らは読みつづけた@findareading1900年1月1日かつて読んだ*読書で見つけた「読書(する人)」* 《どれが好きっていうのではなくて、本を一冊読むたびに、自分のなかの窓が開く感じなんだな。》 — アン・ウォームズリー著/向井和美訳『プリズン・ブック・クラブ コリンズ・ベイ刑務所読書会の一年』(2016年9月、紀伊國屋書店)



























































































